虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

キュアビート誕生!!

2011-07-11 02:59:42 | プリキュア

 日付的には昨日になりますが、ついに新たな青いプリキュア・キュアビートが誕生しました。しかもその正体は敵だったセイレーン!!キュアパッションと経緯が若干被っている彼女ですが、妖精が「プリキュア」という名の戦士になるという前代未聞の事態が発生したわけです。
 ここまでのプリキュアシリーズでは、「プリキュア」はメイン視聴者である女の子たちの憧れの存在である必要性のため、「普通の中学生の女の子」が変身した姿という大きな定義がありました。故に、「光の園のクイーンの化身」たる九条ひかりが変身したシャイニールミナスや、「パルミエ王国の住人=妖精」たるミルクが人間化した美々野くるみが変身したミルキィローズは、正確には「プリキュア」ではなく、プリキュアとは異なる力を授かった戦士として設定されています(それでも「プリキュアオールスターズ」ではプリキュアの一員としてカウントされています)。この定義を最初に覆したのが「フレッシュプリキュア!」のキュアパッションです。彼女は最初、敵側の女幹部イースとして登場し、段階を踏む形で心を揺らがせ、仲間になりました。敵側から、しかも異世界人がプリキュアになるという初のパターンを確立させています。「ハートキャッチプリキュア!」では、初の高校生プリキュアとなるキュアムーンライトが登場。第1話でその力を失い、34話で完全復活を遂げるという、1人目であり、4人目でもある不思議な存在でしたが、むしろ新プリキュア登場の件は、キュアサンシャインの話題で持ちきりでした。サンシャインは登場するかなり前から情報がリークされており、しかもその姿から変身前が誰だがが一目瞭然で、その登場が待ち遠しいファンの心をうずかせました。

 今回「スイートプリキュア♪」において、大きな縦糸となったのは、このブログでも数度取り扱っていた謎の仮面プリキュア「キュアミューズ」の件。その正体もわからぬまま、新たなプリキュアの情報が入ってきました(3人目と4人目がそれぞれビートとシンフォニーという件)。キュアビートはリーク情報から、セイレーンが変身する可能性がかなり高い情報がありました。しかし、僕はその情報に一種の懐疑点を持っていました。それは前述の通り、「プリキュアが普通の女の子」であり、何かの化身や妖精の人間化では「プリキュア」には当てはまらないのでないかという、一種の固定概念からです(もし可能性があるとすれば、セイレーンが普段最も多様している「エレン」の姿のモデルになった少女がいるという説すら立てたほど)。その上、段階を踏んで心が揺さぶられたイースと異なり、セイレーンはかなりギリギリまで外道キャラを通してきたので、ここにきてまさかの大覚醒があるとは思いませんでした。またもプリキュアシリーズはそれまでの固定概念を払拭しました。ペンダントが砕けたと同時にプリキュアに覚醒、元に戻った時エレンの姿だったということは、彼女は妖精の力を失い、エレンの姿に固定されてしまったのでしょうか(そうでないとパッションどころかローズとも設定が被ることになる)?
 さて、来週から本格的な活躍が始まるわけですが、彼女が歩む道はパッションこと東せつな以上に厳しくなるでしょう。悪事の償いのため正義のプリキュアとして戦う点ではパッションと同じかも知れませんが、彼女には何度もハミィの信頼を裏切ってきたという大きな十字架があります。
 しかしハミィは本当に強い子ですね。あそこまでの仕打ちをされてもまだ「セイレーンは親友だから」と信じ続けるなんて・・・。正直フェアリートーンを奪われた時は、わかっていた展開とはいえ、胸がズキッときました。僕ならこんなことされたら絶対折れちゃう。でもハミィは折れない。それをただのバカと言う人もいるかも知れませんが、どんなに心を悪に染めても、セイレーンは自分と同じく音楽を心から愛する者、ハミィはそういう確信があったから、どれほど非道な仕打ちを受けてもセイレーンを信じ続けることが出来たのではないかと思います。なのでプリキュアとなったセイレーンことエレンには、これまでの罪の償い以上に、そんなハミィに報いるための戦いもこれからしていかなければならないでしょう。響&奏コンビとの調和も心配です。何せつい先日まで、何度も自分らの仲を裂こうとした敵だったわけですし・・・。少し様子見ですね。

 さて、映画版のCMも流れ始めました。「キュアミューズの真実!?」が売りの一つということは、ミューズの正体は10月前後までお預けということになりますね。いまだに正体がはっきりしない彼女は何者なのか。先にリークされていた「キュアシンフォニー」がキュアミューズの本当の名なのか、それともシンフォニーは単なるミスリードで、ミューズの名はそのままであの仮面を外した真の姿があるのか・・・。仮にミューズとは別にシンフォニーがいると仮定するとフェアリートーンの数が本当におかしなことになってしまうので(1人につき2匹ずつ、4人なら8匹、ドリー~ドドリーなら8匹で収まる)、ミューズ=シンフォニー説かシンフォニーミスリード説の両方のどちらかになって、最終的に4人になることは明白でしょう。

 前回の記事でも書いたように、一向に不明のキュアミューズの正体、最有力容疑者たるアコちゃんは、やはりよくよく観察すると不可思議な行動、言動が見受けられます。響&奏コンビの音符探しで奏太くんが追求しそうなところを、まるでこれ以上の追求をさせないように取り計らったかのような言い回し、セイレーンの歌声を聞いて、ハミィとセイレーンの一緒にいるところを目撃した例、いまだに苗字も素性も不明な彼女。もし彼女がミューズだとすれば、史上初、小学生プリキュアが誕生することになります。でも彼女のイメージカラーはオレンジ、ミューズは仮面とローブ、ドドリーの色などから紫、イメージカラーが合いません(キュアモジューレの4つの宝石の色もピンク、白、青、紫で、オレンジは入ってない)。それとも変身すると劇的に変化するのでしょうか・・・?いずれにしても、キュアミューズの謎は、番組の牽引する都合上、10月頃まで明かされそうにないですね。今後ますます見逃せない「スイートプリキュア♪」!!我がサイトはプリキュアシリーズを全面的に応援しています。