今日は夏のコミケ1日目です。僕は本番は3日目で、ここ最近は3日目は時間的に一般ブースしか行けないので、1日目ないし2日目に企業ブースやコスプレ広場に行くようにしています。そんなわけで今日は朝から会場前の長蛇の列に並びました。そして約数時間、ようやく企業ブースの列のエリアに行くことが出来、真っ先に「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の限定グッズを手に入れるべく、なのはProjectの列最後尾に並びましたが、なかなか前に進みません。昨年の冬は約6時間近く並んで商品を全て手に入れましたが、今回は・・・。その時点で嫌な予感がしてました。そして見事にその嫌な予感は的中、建物の中に入るもう少しのところで17時をまわり、閉店に・・・。しかも先に購入した方々の話を聞くと、中に入っても大きく迂回するような形で列が続いていたとのこと。購入出来ず、怒鳴る方や文句を言う方も大勢いました。幸い整理券を手に入れたので、明日売り場にそれを持っていけば最優先で購入が出来るとのことなので、炎天下の中9時間以上並んだことはとりあえず無駄にはならなかったようです。そんなわけで1日目の今日は、なのはの行列のため9時間近く並んで何も購入出来ず、他の企業ブースにも行けず、コスプレ広場も行けずと、完膚無き大惨敗に終わりました・・・。
「リリカルなのは」の企業ブースがこのような段取りや手際の悪さを見せたのは今回に限ったことではありません。知っての通り「魔法少女リリカルなのは」は、魔法をファンタジーではなく超絶科学と解釈した作風により、萌えと燃えが見事に融合したハイブリッドアニメとして有名です。なのはを知らない人がなのはの作風見たらおそらく驚くことでしょう。なにせ「魔法少女」とタイトルにありながらその実、ドラゴンボールばりのガチバトルや火力にものを言わせたような戦闘描写の嵐なわけです。その傍らドラマ面を丁寧に描くことも忘れない、近年のアニメの中では一際話題に昇る作品です。その人気の凄まじさは2005年冬のコミケでの限定グッズ販売において出来た長蛇の列が物語ってます。あいにく僕はその時はやてちゃんのマグカップしか買えませんでした。そしてネットでも有名になったのが、昨年の夏コミにおける、なのはブースのカオス化事件。この時販売された限定グッズは冬コミ時の約3倍近い物量が用意されたにも関わらず、1日目の昼過ぎには限定CD以外が完売するという恐るべき事態が発生しました。この時スタッフが予め購入制限を設けていなかったことにより、おそらく転売目的に大量購入するファンの暴挙を許してしまい、このような事態に陥ったとされています。聞く話によれば、1日目にその限定CDを1人で300枚も購入した者もいたらしいです。このスタッフの応対や手際の悪さに批判が集まり、これを受け先着3千人に来店証明書を配り、後日公式サイトが指定する通販要領に従えば手に入るという救済措置がとられました。事実僕もこの救済措置により、この時の限定グッズを全て手に入れることが出来ました。さすがにこれが教訓になったのか、昨年の冬コミ時には、限定グッズは一人一点までという購入制限が設けられ、これによって6時間近く並んでもきちんと購入出来ました。しかし今回も購入制限はあるものの、クリアしなければならないもう一つの欠点がクリアされていませんでした。それはレジの数。先に購入した方の話によれば、これだけの大行列にも関わらず、たった4~5つしかレジがなく、しかもその手際はかなり悪かったとのことです。企業ブースの最大手である「TYPE-MOON」はかなり手慣れたレジ対応でしかもレジ数も多いです。今やなのはブースはTYPE-MOONに次ぐ大人気ブースにも関わらず、いまだにこれが改善されていません。
「リリカルなのは」の人気がどれほど凄まじいものかを改めて体感した今日。僕の前には、いくつにも蛇行、分割された列が存在し、どんなに少なく見積もっても2千人近い人間が僕の前にいたと考えられます。現在最新作の「魔法少女リリカルなのはStrikerS」が放映中ということもあり、前回以上にファンがつめかけたのでしょう。日に日に人気が膨張しているなのは、おそらくあと数年は人気は衰えないと考えられます(むしろさらに増大!?)。果たして今回の手際の悪さを受け、スタッフが冬コミでどのような改善をするのか・・・。