今日は毎年の恒例として、池袋サンシャインシティ文化会館で行われているウルトラマンフェスティバル'07に行って参りました。
毎度毎度このイベントは凝った展示や演出があるので、楽しみです。昨年はウルトラマン誕生40周年でメビウスの放送を始め、二度と同じ画面に出ることはないと思っていたウルトラ兄弟が久々に同じ画面に揃った感動を体感、ウルトラ兄弟シリーズとしても大きな盛り上がりを見せていました。そして今年はそう、ウルトラセブン誕生40周年記念の年です。なので今年のイベントはウルトラマンフェスティバルというよりは、ウルトラセブンフェスティバルと言った方がいいかも知れません。何せ入口から展示スペースまで、まるまるウルトラセブンの世界!!当時の脚本、当時の隊員服、実際使われたマスクやそのレプリカ、侵略者たちの立ち人形などが展示されていました。
ウルトラマンが怪獣VS超人の構図を基本としていたように、ウルトラセブンは宇宙人VS超人の構図がメインでした。セブンにも怪獣は何体も出ていますが、その半分近くが侵略者の手先、もしくは怪獣自身が高度な知能を持った存在とされています。そう、セブンの醍醐味は「侵略者との戦い」にあります。しかし勿論それだけがセブンの全てではありません。メビウスにおけるドキュメントUGの記録にも書かれているように、地球人の宇宙開発を侵略行為と誤解して報復に来る宇宙人(ペダン星人、アンノン)や、地球人の勝手な都合で故郷を破壊されたり追われたりした者(ギエロン星獣、ノンマルト)もいるのです。そう、ウルトラセブンという作品の凄い点は、異星から来る宇宙人だけでなく、地球人もまた侵略者に成りうるというドラマも描いているのです。今でこそ平成ライダーシリーズなどが従来の子供番組の常識を打ち破ったと言われていますが、それよりもさらに昔、ウルトラセブンが既に、従来の子供番組の常識を打ち破るハードなSFストーリーを描いていたのです。ことにシリーズ後半放映された「盗まれたウルトラアイ」「ノンマルトの使者」「第4惑星の悪夢」などは、ウルトラシリーズに留まらず、SF作品の傑作とも言われるほど高い評価を受けています。ウルトラシリーズ最高傑作と謳われ、日本のSF傑作にも讃えられる「ウルトラセブン」が誕生して今年で40周年、その歴史を辿るのが、今回の展示スペースです。まだ行っていない方は是非見てみることをお勧めします。
展示スペースを抜け広場に出ると、毎度お馴染みのプレイエリア、そしてその奥にはふれあい広場があり、その上部に大きなウルトラセブンのパネルがありますが、凄いのはその写真がちょうどアイスラッガーを投げる絵、天井には巨大なアイスラッガーのモニュメントが吊られています。これは実際見てみると圧倒されますよ!!
ヒーローショーは、冒頭でエンペラ星人の手下2人・ジオルゴンとエンディール星人と戦うメビウス、ヒカリ、ネオス、セブン21が登場。ちなみにジオルゴンとエンディール星人は、てれびくんとテレビマガジンのデザインコンテストで最優秀賞に選ばれた宇宙人で、子供の描いたデザインをほぼ忠実に形にしています。エンペラ星人が復活し、メビウスたちが大ピンチに陥るところからステージは始まります。そして今回もまたコミカル役としてウルトラマンナイスが登場。彼とゼアス(今回未登場)はこういったステージでコミカルな立ち回りが出来る重要なキャラです。メトロン星人にミイラ人間、ガルベロス等、次々に現れる強敵たち。ナイスもピンチに陥り、そこに颯爽と現れたのはネクサスとマックス。そして初代ウルトラマンやウルトラセブンも駆けつけ、エンペラ軍団との大交戦が始まりますが、今回のバトルシーンは少し凝っています。ネクサス2代目OP「青い果実」が流れ、そのテンポに合わせるように入れ替わりバトルが展開、バックスクリーンには大怪獣バトルの映像も演出として映し出されるなど、例年に負けない演出です。ネクサスは終始アンファンスのままでしたが、あの姿もスタイリッシュで大好きです。世間ではネクサスを毛嫌いするファンもいますが、僕はネクサスのあの洗練されたスタイリッシュなデザインが大好きです。そして決戦、ここからは熱い展開が待っているので、まだ未見の方のために記さないでおきます。
やはり今年のウルトラマンフェスティバルも大盛り上がりでした。そして今年はセブン40周年を記念した作品「ウルトラセブンX」も控えています。今年もあと5ヶ月弱、まだまだセブンで盛り上がれます!!あと、セブン40周年の方が強調されていましたが、今年は快獣ブースカも40周年らしいです。最もブースカが放送開始されたのは1966年の11月からなので、正確には昨年が40周年なのですが・・・。
ちなみに、同じ文化会館の2Fで、ガンダムEXPOが開催されていたので、そちらにも行って参りました。10月から放送開始の「機動戦士ガンダム00」の最新ムービーも公開されていました。
まだまだ進化を続けるウルトラシリーズにガンダムシリーズ。新たな挑戦を続ける限り、シリーズは常に新生していきます。