売春防止法について

　日本の刑法の売春防止法は、売春婦の更生を建前に成立された法律である。

　その目的は、売春の撲滅であるとされている。
　売買春じたいは、もちろん法律で禁止されている。
　だが、売春婦は被害者とされていて、法では裁かれない。
　法は売春婦の更生を望む。
　また、買春者、買う男も、世間の混乱を怖れてか裁かれない。

　刑事的に裁かれるのは、売買春の斡旋を行った人間のみである。

　風営法がある。
　これによって、良い風俗と悪い風俗に分けられた。
　風俗法によって、合法と、違法に分けられる。
　合法の風俗は、あくまで性的なサービスであり売買春ではない。という建前である。

　「ようするに」と言うと、なにお前の下らない感想を述べているんだよと怒る人もいるが、ようするにうるせぇな言葉尻をとらえてツベコベ言うなとも思う。
　ようするにだよ、警察、国家権力によってコントロール出来る『風俗』は合法で、ソレ以外は違法というワケだ。それが、売春防止法の使われ方だ。

　お国にしてみれば、合法の風俗ならいくらでも行きなさい。
　って事なんだよ！
　ソレ以外は禁止。
　国として許せない！
　そんなんが、売春防止法の正体だ。
　国が管理してない売買春は、国は許しませんよと言うのが売春防止法なのである。優良風俗店なんか、日本国お許しの売春宿に等しい。

　そして、中高生の援助交際が流行りだして、国がしたのは、お慌てで買春者への罰則まである子供への淫行禁止条例に児童買春禁止法。
　それさえも、合法の風俗への保護につながる。
　ようするに、国は、買春したいなら、合法の風俗店のみでしなさいと買春者を締め付けている。ソレ以外の買春は犯罪だ。

　日本では、欧米のように、けして売買春を合法化する方向には進まないだろう。売春婦の人権とか、売春も労働とかなんて日本国で議論するだけ無駄である。
　売買春なんか無い。臭いものには蓋をしろ。
　それが、日本の民意や国の方針で、この国には売買春など存在していないのだ。

どーでもいいですよー

　どうでもいいだろうが、夏風邪が治らない。

　風邪の症状は８月２９日にはじめてあらわれた。
　仕事をしていて体に異変を感じた。ものすごい疲労感に関節の痛みで、体をエビぞりにするだけで腰が壊れそうに痛い。
　なんなのだろうかと不安になりつつも、その日は酒を飲んで寝る。ものすごい寝汗をかく。

　３０日には体の痛みはだいぶおさまったが、だるさは残る。
　熱を計ったら、３８度くらいある。やばい、早く寝ようと早く寝る。

　３１日も早く寝る。
　風邪は寝て治せというか、ソレ以外に方法も思いつかないので早く寝る。

　９月３日に微熱が続くので医者に行く。
　扁桃腺が腫れていると言われ、抗生物質やら胃薬やら貰う。

　それで、今日になるワケだが、やはり微熱が続く。
　もう１０日以上、３７度近い微熱が続く。体調は悪くないのだが今日は休みなので、１日寝たり起きたりしていた。

　読者にとっては、どうでも良い話だなと思う。
　書いている俺でさえどうでもいいと思っている。

　そういえば、今夕の『笑点』に だいたひかる が出ていた。
　最近よく『笑点』に出ている。
　しかも、わりとちゃんと受けてる。
　客から受けるといまだにオドオドするのが彼女らしい。面白くても、スルーしてやるのが彼女の芸への接し方かもしれない。
　ごく普通の人の視点でいながらも、乾ききったやる気の無さが一般市民に受けるのだろう。「どうでもいいですよー」という紋次郎みたいな決め台詞に、やっぱりどうでも良かったんだぁと客は癒されるのだと思う。
　しかし、彼女の可哀想な点は、結婚しても離婚しても、周囲から「どうでもいいですよー」と、扱われちゃう点だ。たぶん、彼女は亡くなっても「どうでもいいですよー」と世間から言われそうだ。羨ましい。

　まぁ、そんなで俺の夏風邪も「どうでもいいですよー」と。