墨汁日記

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誰が一番アメリカ人を殺したか?

2007-09-13 19:45:43 | 駄目
 どうにも最近の俺は、のびきったパンツのゴムのようにボロボロだ。
 すぐに間違った事を書いてしまう。昨日の作文を訂正する。

 なんだか、どうも良く調べてみると、太平洋戦争における日米の戦いは、アメリカ軍の圧勝であるようで、日本軍はそんなにアメリカ兵を殺せていない。

 太平洋戦争における、アメリカ兵の死傷者は301,237人。
 それに対して日本兵の死傷者は1,648,686人。
 戦闘における戦死者は、アメリカ兵は92,904人。日本兵は1,587,814人。
 なんか、日本兵の負傷した者の戦死率がアメリカに比べて高すぎだなと思う。
 死傷者ってのは、言葉のとおりに戦場で死んだ人と怪我した人たちのこと。
 日本兵はアメリカ軍のようなきちんとした後方支援がないので、戦場で倒れたら、誰にも助けられずに死ぬだけだったのかもしれない。

 第二次世界大戦でのアメリカ兵の死亡者は407,828人と発表されている。
 日本軍によるアメリカ兵の死傷者は301,237人であるが、戦死と死傷は違う。

 第二次世界大戦中のアメリカはヨーロッパ戦線にも参加している。

 ちなみに。
 ヨーロッパ戦線でアメリカと戦ったドイツ軍の兵員の死亡は2,100,000人、一般市民の死亡は500,000人とされる。
 なんだけど。
 別の資料によれば軍民あわせたドイツ人の犠牲者は400万人。
 日本人の死傷者は軍と民間を合わせてほぼ200万人くらいと言われるから、どうも、アメリカに原爆を2発も落とされた日本よりもドイツの方が徹底的に叩かれたようだ。

 ここで、第二次世界大戦のアメリカ兵の戦死者数の合計をとりあえず407,828人としてみる。そして、太平洋戦争でのアメリカ兵の戦死者92,904人を引いてみる。
 するとアメリカ兵の314,924人が太平洋戦争以外の戦場で死んだ事になる。
 どうも、第二次世界大戦でのアメリカ兵の四分の三くらいは、太平洋でなくヨーロッパで死んだみたいだ。

 ようするに、アメリカ人を一番殺した国家は、ヒトラーのナチスドイツであるようだ。
 だとすると、ドイツ人を一番殺したのはソ連じゃなくてアメリカ人かな?

 当時の日本なんて、アメリカにしてみれば、やっと戦艦や戦闘機を国産化して、量産化できた程度の二流国家であったようだ。
 マジで、完成した零戦を牛車で飛行場に運んでいたし、ベアリングの精度は、現在のパチンコ玉以下だったと良く言われる。
 当時の日本軍の兵器のほとんどは、熟練した職人による神秘の手作業であり、例えば、壊れた小銃同士のパーツ交換でさえ不可能であったと良く言われるし、違う職人の手がけた兵器ならネジ穴さえ合わないとか言われる。

 他のアジアの国やヨーロッパに比べてみると。

 2発も原爆を落とされつつ、なおかつB29で各都市を空襲されていながらも、当時の他国と比べたら、あまりに意外に被害が少ない日本に驚く。
 なんとなくだけど、そんなに日本人は太平洋戦争で死んでいないのかも。

 アレだけの事をしでかしていながらと言う話だけれども、アレだけやったわりには死んだ人数は他国に比べると、たいしたことがない。しでかした事に比べれば、わりと被害は小さかったのかもしれない。
 他国の統計と比べると、遺族の方には申し訳ないけど、日本人はいっぱい死んだようでいて、意外にそんなにあんまり死んでないような気もする。
 やった事に比べるならば、そのくらいの死者ですんで、なおかつ、戦争の最高責任者である天皇陛下まで無罪だったのだから、奇跡のようにさえ思える。
 でもまぁ、大日本帝国や日本軍はなんにしろ効率が悪い組織であったようで、外交も戦争も下手だった。
 当時の日本は、しでかした事に比べたら、本当にたいした事のない国だった。

リンク: 第二次世界大戦等の戦争犠牲者数.