墨汁日記

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スパイダーマン

2007-04-06 21:21:20 | 駄目

 また、スパイダーマンが映画化されるそうだ。
 今回は、とうとう「3」らしい。

 しかし、俺はスパイダーマンを良く知らない。
 知らないんだけど、スパイダーマンはなんとなく脳にすり込まれてしまっているキャラクターだ。その原因はあの独特のコスチュームにあるのだろう。
 一度見たら忘れられない。いつの間にか、スパイダーマンは網膜に焼き付き脳にすり込まれ忘れようとも忘れられない存在となっている。
 ぶっちゃけ言えば、スパイダーマンには華が無い。
 こういう事を言うとまた怒られるかもしれないが、同じマーベルのキャラと比べてもヒーローらしさが希薄だ。

 俺は過去にこういう記事を書いて、スパイダーマンのファンに怒られた経験がある。

『多摩信で用事をすませた後。立川の街をぶらつく事にする。これが、世に言う「立ブラ」である。最近のトレンドだ。
 立川通りを北に少し歩き、立美のあたりから立川駅方面に向かう。
 新しいおもちゃ屋を発見。ホビーショップだ。
 店内に足を踏み入れると、大量のフィギュアにプラモデルやカード。店内のビデオではシンプソンズが流されている。大平透の渋い声が響く。
 商品は輸入物のアメコミのフィギュアが多いようだ。
 店の奥では店員と客がオタク話。だが俺がはいってきたとたんに二人とも口をつぐんでしまった。
 小声で「いらっしゃいませ。」
 俺が商品に集中しだすと、彼らはやっと俺が危険な人物ではないと判断したらしく、オタク話の続きをはじめる。なにもしやしないって。
 俺だってオタクだ。
 商品を見渡していると奇妙な人形を発見。
 黒いスパイダーマン?
 はじめて見たが、ヴェノムというスパイダーマンの敵役らしい。
 だけど、こいつにショッカーのベルトしめさしたら、まんまショッカーの戦闘員じゃないか。
 ショッカーの戦闘員にまじって、後列で「キー」って言ってたら、誰もヴェノムだと気づいてくんないぞ。きっと。』

 その記事についたコメント。

『お前最悪
 スパイダーマンのキャラ(特にヴェノム)を悪く言うやつは死ね
 謝れ』

 このコメントで、わぁースパイダーマンのファンって心が狭いなぁと思いました。

 ところで、俺がはじめて観た『スパイダーマン』は東映の特撮だったろうか? その前にアメリカ版スパイダーマンのアニメを観たような気もするが、俺の記憶は定かではない。

 1969年にうまれた俺が、およそ10才だった頃のテレビ番組は、特撮ブームで、なんでもかんでも特撮だった。1970年後半から1980年の前半にかけて、ヒーロー特撮ブームだった。

 キン肉マンのジャンプ連載が、1979年に開始。
 電線マンは、1976~1978年に放送された伊東四朗と小松政夫の番組から生まれたヒーローで、石森章太郎がこの番組のためにデザインしたキャラクター「電線マン」が『デンセン音頭』を踊って大人気を得た。

 1980年前後はちょっとした『マン』ブームだったのだ。
 その頃にスパイダーマンは日本へ完全上陸した。

 上陸の先駆けはマンガである。
 スパイダーマンのマンガは池上遼一が描いた。
 池上遼一は『クロマティ高校』の絵柄の元ネタだ。
 池上遼一が作画の漫画が1970年に『月刊・少年マガジン』で連載された。
 マーベルの正式な許諾を受けているので、スパイダーマンのコスチュームは米国版と同じ。でも、内容は独特。
 前半の原作はアメコミに詳しい小野耕世が担当。
 後半は平井和正を原作者に加え、更に世界観は独自性を増した。

 気がついたら、スパイダーマンはソコにいた。