墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

愛の似合わない言葉選考委員会

2005-07-12 19:27:42 | 妄想
「よう!」

「おう。今夜は早いな」

「君が早くから飲み過ぎなんだよ。そんなで、今夜は愛が似合わない言葉選考委員会を開催します!」

「なにそれ?」

「いや。愛って意外になんにでもあうんだよね。なんでもいーから今思いついた言葉を口にしてみ」

「ムシキング」

「愛のムシキング!次に思いついた事を言う!」

「イカの金玉」

「愛のイカの金玉」

「なんだそれ」

「愛に国境はなく。愛はわけへだてない。頭に愛をつけてもほぼだいたいの言葉は違和感なく聞こえる!だが。俺らは大人だ!あえて愛の違和感をほじくりだしてみようでないか。それが愛の似合わない言葉選考委員会の役割なのだ」

「え?例えばどんな?」

「愛の俺!」

「あいのおれ?なにそれ意味がわからん」

「だろ。それが俺らの今夜の任務なのだ!愛をつけたら似合わない言葉を探し出すのだ。思いっきり愛が不自然で不似合いな言葉を見つけ出し聞く者にありえねーと言わせるほどの愛が不釣り合いの言葉を!」

「愛のアイアイ。おさーるさんだよー」

「うくっ。確かにいっしゅん受けるけど、それは駄目!選考に選ばれない」

「なんで?」

「たんなる言葉遊びだよ!もっと真実にありえねーと言わせなきゃ。とりあえず身近な言葉に愛のをつけてみな」

「愛のブルドック中膿ソース。愛のマウス。愛の黒ラベル。愛の扇風機。あれ。なんか、それなりに愛のをつけるとまとまっちまうな」

「そう!ソレだよ!愛のをつけるとたいがいはこじんまりとまとまるんだよ!試しに過激な言葉と愛をつなげてみ!」

「愛の強姦。愛のセンズリ。愛の露出狂。愛の強盗殺人。愛の乞食。愛の奴隷。あぁっ!なんとなく言葉として完成されてしまう!」

「そう。だからこそ。俺らの出番だ。愛が徹底的に似合わないうえにありえねーとうならしちまう言葉を見つけ出して喜んじまおうと言うのが今夜の主旨だ」

「愛の愛の。愛のあたし。愛のわたし。愛の僕。愛の君。愛のあなた。愛のかなたの山とおく幸い住むと人は言う。愛の旅人。愛の用心棒。愛の渡世人。愛のフーテンの寅さん。愛の犬。愛のアイヌ。なんてこった。俺のボギャブラリーの全てが愛のをつけるとこじんまりと小さくまとまりやがるぜ!」

「それだよ。ソレを打破した上にありえねー言葉。ソイツを発見せねばならない」

「最初の例えが愛の俺か。愛のおいどん。愛のわらわ。愛のそれがし。愛の拙者」

「あ。愛の拙者はいいね。選考にのぼらしとくか。」

「ソレ以外だと、愛のパン屋。愛の新聞配達。愛の休み。愛の日曜日。愛の愛。駄目だ、もっとヒントをくれ」

「愛のショッカー」

「愛のショッカー!なんでやねん!あー。これかー。これがありえねーって叫びか。ショッカーだからいいんだよな。これが他の悪の組織だとまたおもむきが違う。以外に難しいな。愛のデビルマン。愛のど根性ガエル。愛の星一徹」

「まー。ゆっくり考えれば」
 もう一人の俺はそう言って笑った。


カブトムシ

2005-07-12 19:14:42 | 日常
 朝。自転車で通勤途中にでかいカブトムシと遭遇した。
 道路わき。歩道の白わくの内側でモジモジしている。
 立川のカブトムシが絶滅してしまったとは思わないが、こんな市街地にこんなでかいカブトムシがいるのはなんとなく不自然だ。
 想像するに、このカブトムシは近所のガキの虫かごから逃げ出してきたカブトムシなんではないだろうかと思う。
 近寄って見てみると、角まで入れて、7、8センチほどの大きさ。昆虫としちゃ十分にでかいが、カブトムシとしてはごく平均的なサイズ。俺がガキの頃はこのくらいのカブトムシは多摩にもわりと普通にいた。
 もしかすると天然のカブトムシなのか?だとするとどこから飛んできたのか。近所に林はない、逃げてきたと考えるのが妥当かな。

 最近はムシキングとやらで、ガキに甲虫が大ブーム。新聞配達していると、マンションの廊下に座り込んでゲージ内の甲虫とたわむれているガキどもを良く見かける。
 でも、ガキンチョはとっても不用心。平気でゲージの上蓋を開け放したまま、他に気を盗られてどこかへ行ってしまう。
 あのね。カブトムシにも羽がついててゴキブリと同じく飛ぶんだよと教えてやりたくなるが、そんなヒマはないので教えない。

 きっと、このカブトムシも近所の不用心なガキのゲージから飛んで逃げたもんだろう。夜中にゲージの上蓋を開け放しといたら一発だもんな。

 カブトを見つけて、捕まえたい衝動にかられたが出勤中なのでやめておいた。
 昔は多摩にもオオクワだっていたんだぜ。噂だけどね。
 ノコギリはたしかにいた。コクワはいっぱいいた。俺のガキの頃はカブトよりクワガタの方が偉かった。そんくらいカブトムシは普通にいる虫だった。
 カミキリはチキチキ鳴くうえに噛む、顔も恐い。でも、何故かアノ頃の甲虫好きのガキは最後はカミキリに走ったね。
 虫レベルではカブト、クワ、カミキリの順で濃くなっていく。


すごしやすい夜

2005-07-12 06:11:45 | 携帯から
昨夜は熱帯夜を覚悟して眠りについたが以外にすごしやすい夜であった。 起きて外に出てみると、すごしやすいどころか肌寒いぐらいの気温だ。

今朝はくもり。夜に雨がふっていたらしい。涼しいのは、そのせいか? 風はここちよく涼やかで、七月らしからぬ、さわやかな朝だ。