墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

電球

2005-07-03 23:09:38 | まち歩き
 今日は八時半頃に目が覚めた。
 今朝はくもり。昨日同様、少し涼しい。

 十時頃におふくろから電球を買って来てくれと頼まれる。なんか、ついこの間も電球を買って来たような気がするが、まったくよく電球の切れる家だ。
 今度はパナボールの100w。
 どうせなら、ビックカメラで買うか、ポイントもつくしな。

 ビックカメラに行くついでに図書館にも行く事にする。
 電車で立川駅に行き、中央図書館で本を借りる。でも、あまり良い本に巡り会えなかった。どうしても読みたいという本をうまく借りれなかった。
 久しぶりに、錦町図書館にでも行ってみるか。

 中央図書館を出て、歩いて錦町図書館に向かう。地下通路でJRの線路をこえて北口から南口に出たところで、肝心のビックカメラによってなかった事を思い出した。
 しまった。電球買うの忘れた。
 しかし、本来の目的は電球の購入にある。電球なんかどこで買っても同じだ。ポイントはつかないし割高になるけどな。
 街の電気屋で電球を購入する。この店、人がはじめから「パナボールの電球をくれ」と言ってんのに、しきりに電球形の蛍光ランプを売りつけようとしやがる。街の電気屋はくどくてめんどくさい。

 錦町図書館に着く。しばらく書棚をあさったが、あまり良い本がない。
 気分を変えて、図書館内をひとまわりしてみる。
 小説のコーナーで足が止まる。まだ読んでいなかった筒井康隆の本を見つけた。これを借りよう。
 帰りに近所のスーパーおおたで酒を買って帰る。
 おおたを出るとポツリポツリと雨がふりだしていた。


サンバ

2005-07-03 23:08:55 | まち歩き
 商店街のお祭りを見学しているうちにメインのサンバの行進が通りの向こうから笛や太鼓を鳴らしてやってきた。

 時間は夕方の四時半。サンバがはじまる少し前の四時すぎになると、いつの間にか街は人でいっぱいになっていた。ほとんどが家族連れか老人や子供で、俺みたいなただの男が一人で見学というのは珍しい。中学生以上の若い人の姿もほとんどない。
 若い人がわざわざ時間をつぶしてまで見学するものではないらしいな。いわゆる商店街のお祭りで、いけてないんだろう。
 
 いよいよサンバがはじまる直前になると、警備員や実行委員会の人が道の中央を開けさせる。ただでさえ多い人々は道の両側に圧縮させられて、とうとう身動きができなくなる。

 ピーッピーッと笛が鳴り響く、打楽器を打ち叩き鳴らしながらサンバのリズムとともに行進が現れた。
 まずは、派手な衣装に身をつつんだ男女二人が旗を手に行進の先頭に立つ。踊りながら投げキッスを沿道で見学している人に投げつける。二人とも、踊りが上手でパフォーマンスもうまい。
 その後ろを若い女の子達がビキニスタイルの半裸で続く。
 恥ずかしいって言ってたものの正体はこれだな。あきらかにおどりも前の二人に比べると下手で、白い肌のみがなまめかしく目立つ。近所の大学の学生なんだろうが、やってる本人達が恥ずかしがってんじゃ見てるこっちまで恥ずかしくなる。
 そして楽団の行進。
 打楽器、打楽器、打楽器。打楽器の行進。
 あー。生の打楽器や肉声は迫力あるな。腹に響く、便秘もなおりそうだ。
 派手なロボットアニメみたいな肩飾りをつけ、シャーみたいな帽子をかぶり、それぞれが手にした楽器を打ち叩く。
 ある者は恍惚としながら、ある者はぼうぜんと、ある者は必死で、ある者は観客に愛想をふりまきながら。ブラスバンドと違って向いてる方向もてんでばらばら。とにかく手にした楽器を打ち叩きながら歩いている。

 ビデオを撮影する人を最後に行進は終わった。

 見るもんは見た、もう十分だ。俺は人ごみをかきわけて駅に向かう。
 駅に着いたとたん、街は平常のいつもどおりの時間が流れていた。


恥ずかしい

2005-07-03 23:06:05 | 駄目
 商店街のお祭りが催される前の日の金曜日の昼間。
 バイト先の店長と、女性のパートさんの会話。

「明日は仕事は休みだけど、サンバを見に来るんですか?」

「いや、私は。なんか見ているだけで恥ずかしくて」

「へー。僕なんか、二階のベランダからずっと冷やかして見てましたけど面白いですよ」

 サンバの何が見ているだけで恥ずかしいんだ?
 やはり、アレだろうか。なんにしろ、そんなに恥ずかしいものならば、ぜひとも見学せねばと心の中で決意する。


2005-07-03 18:45:41 | 駄目
 文章内の句読点なんか、ふつうあんまり気にしない。
 単なる、記号をいちいち意識して読む人などいない。「おじいさんとおばあさんがいました まる」などと記号を声に出して読んだり、マル( 。)があるからと言って文末に「まる」をつけて黙読する人もいない。そんな事をするのは文章に慣れていない子供ぐらいなもんだ。

 いま、筒井康隆の「天狗の落とし文」という本を読んでいたら、登場人物のセリフである事を示すカギカッコ(「 」)内のおしまいにマル( 。)がついていない。
 カギカッコの中の登場人物のセリフはすべてマルなしで終わっている。
 えっ!と思い、慌ててうちにある他の小説家の本を確認してみたら、筒井康隆だけでなく、井上ひさしに夢野久作、高千穂遥や岬兄悟もカギカッコ内にある登場人物のセリフの末尾にはマルをつけていない。
 
 文章の終わりにマルをつける、そう小学校で習った。カギカッコ内のセリフも一応、それだけで文章として完結している。だから俺はカギカッコ内のセリフの末尾には、いつも必ずマルをつけていた。

「こんな具合にだ。」

 しかし、プロの小説家の先生達はマルなんてつけない。俺が今読みかけの本で読了済みの一遍では、筒井康隆はその物語をこのように終わらせている。

医者「あんたねぇ、死ぬって時は、もっと真面目にならなきゃいけない」

 このように、その一遍の物語の文章自体がそこで終わっていても、カギカッコ内の終わりにはマルをつけない。
 ずっーと、小説とか読んできたが、その事に気づいたのは今日がはじめて。今年の5月ぐらいから真面目に作文しだした成果だろうか。
 てゆーか。早く気づきやがれってなもんだ。

 しかし、コレは文法的にはどうなのか?
 カギカッコの終わりにはマルが必要なのか?
 いらないのか?
 はたまた、どちらでもいいものなのか。

 角川書店の国語辞典で「くぎり符号の使い方」という付録に目を通す。

 「 。」は、一つの文を完全に言い切ったところに必ず用いる。「 」および( )の中でも、文の終止には用いる。
 「すること」「もの」「者」「とき」「場合」などで終わる項目の列記にも「 。」を用いる。ただし、次のような場合には用いない。
ア、題目や標語など、簡単な語句を揚げる場合。
イ、事物の名称だけを列記する場合。
ウ、言い切ったものを「 」を用いずに「と」で受ける場合。

 とりあえず、角川書店的にはカギカッコ内の終止にマルをつける事は反則ではないらしい。
 だから俺は小学生の時分から今まで、この方法で作文していても特に誰からも注意を受けなかったのだろうか?
 しかし、良く読むと「と」で受ける場合はマルはいらないと言っている。

 僕は「いらない」と言いました。

 というかんじなんだろうな。
 だとすると、全てのセリフには書かれてはいなくても「と」が付随しているような気もする。
 先ほどの、筒井康隆の文章にも「と」が隠されている。

医者「あんたねぇ、死ぬって時は、もっと真面目にならなきゃいけない」(と医者に言われた。)

 なんにしろ、セリフであるカギカッコ内の終止にマルをつけるという用法はプロは使わない。そんなことにマジで今日まで気づかなかった。

 さて、これからどうしよう?
 プロに右へ倣えするか、今までの方法に固着するか?
 こんな時は、俺は漫画的ルールで物事を考える。漫画のフキダシ内ではセリフの終止にマルはつけない。なら、カギカッコ内のセリフも終止にマルは必要ないようである。
 もちろん、大昔の漫画はフキダシ内のセリフの終止にマルをつけていた。
 つけようがつけまいがどっちでもいいんんだな。

 そんなことより、この作文の出だしで「句読点」を入力したくて「くどくてん」と打込んで変換しようとこころみたところ、なんべんやっても「句読点」と変換されない。仕方なく辞書を引くと、句読点は「くとうてん」と読むらしい。
 句(く)に読書(どくしょ)の読(どく)だから、てっきり「くどくてん」だとばかり思い込んでた。
 あー。毎日が勉強だよなぁ。
 というか、俺ってマジモンの馬鹿かもしれん。


雑草

2005-07-03 15:13:44 | 駄目
 なにが雑草でなにが雑草ではないなんていう事は、人間の勝手な決め付けで、コレは確実な雑草なんて言い切れるはずもない。
 この「日記」のウェブログにも時々、英文のスパムと思われるコメントが来る。しかし俺にはこれらのコメントをスパムと一方的に判断して削除する事に、いささかためらいをおぼえていた。
 しかし、考え直そう。
 マトモにここにコメントをくれる人にしてみりゃ、スパムで自分のコメントが埋もれていくのを見るのはヤなかんじだろう。きちんとしたコメントをくれる人の為にスパムは除去しといたほうがいいのかもしれない。
 削除とか除去は、嫌な言葉で嫌な行為だ。
 嫌だが、こうしてネット上で居を構えている以上は、現実の持ち家と一緒で、ある程度の手入れは必要なのかもしれない。

 渋々、時々スパムコメントを削除している。
 最近はスパムコメントが減ったなーと思っていたら、昼頃、英文のスパムコメントが多数寄せられて来ていた。
 いつもどおりに削除してみると、またすぐに新たな3通のスパムコメントが来ている。
 それも削除すると、またすぐ来る。
 どうやらちょうどスパムの作業中に、俺の除去作業がかさなってしまったらしい。
 そういうこともある。

 この作文をテキストエディットで作成し、投稿しようとブラウザに戻ってみたら10通の新しいスパムが舞い込んでいた。 抜いても抜いてもスパムはくるねぇ。