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絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

恐怖の館へ、ようこそ!オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅠ

2010年01月31日 | プラモデル


「あそこだ
 資材を投下しろ


カイテル元帥の命令は、効果テキメンだった
現場は、応援部隊であふれた
あたかも、ヒトラー総統の誕生日を祝う閲兵式のようだ


パリからは、工兵部隊が駆けつけた
鋼鉄の意志をもって…


「待たせたな、スマン
 あとは、オレ達にまかせろ」


彼らは、突貫工事で義務を果たしたのだ

輸送経路周辺には、歩兵部隊がただちに展開した


ウムを言わせず、周辺住民の強制退去を
すみやかに完了させたのは、日頃の訓練の成果だ



パリ周辺には、完成したばかりの新型戦車が緊急配備された
レジスタンスや敵性住民の武装蜂起を防ぐため、
彼らに無言の圧力を加えるのだ



さらに輸送列車の上空には、戦闘機の護衛がついた
交代でやってきては、空の脅威に備えた
任務を終えた戦闘機は、超低空で旋回して、
翼を振りながら列車の上空から去っていったのが
印象的だった


一路、パリへ!

つづく

恐怖の館へ、ようこそ!
オーロラ・ポーラーライツ・メビウス
ボックスアートギャラリー


なつかしいオーロラ・モンスターの面々。
シリーズ初期の広告のため、魔女、ジキルとハイド、骸骨男等の
姿は見えない。




アメコミ風のイラストが、たのしい。
いま見ても、古さを感じさせないのがいい。






暗闇で…


光る!




絵の不気味さといったら
縦長の旧パッケージに
まさるものはない。














アメちゃんが描くゴジラは、顔がトカゲっぽいし
体がミドリ色ときた。アメリカンテイストだね。






ポーラーライツ復刻版








キ、キモイ!
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する
「ぬらりひょん」みたいなオヤジは何じゃ!

じつは、1922年ドイツで制作されたホラー映画
『吸血鬼ノスフェラトゥ』に登場する吸血鬼がコレ。
当初ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を
ベースに制作する予定だったのだが、版権元が映画化を
承認しなかったため、急きょ作り上げたのがドイツ版「ぬらりひょん(笑)」
だったのだ。

ちなみに、吸血鬼=ドラキュラというイメージが定着するのは
1931年アメリカのユニバーサル映画が制作した『魔人ドラキュラ』が
世界的にヒットしてから。
やはり、知的で貴族的なイケメン吸血鬼の方が、メッチャええ!






オーロラ倒産後、モノグラムが
再版したバージョンのひとつが
これ。
「ネオンモンスター」の文字も
そうだが、なんだかモンスター
グッズ的イメージで、あまり
不気味な雰囲気はしない。

同じプラモでも、メーカーが違うと
こうも変わるものか、という見本
みたい。

次回更新は、2月15日夜予定です                    


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅤ  不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2010年01月15日 | プラモデル



何たる失態!

わが総統は、驚きのあまり豆腐の角に頭を
ぶつけ、緊急入院をしましたぞ

これは銃殺ものだ


失敬な!

勇敢なる国防軍兵士は、ボックスアートを守り抜いたぞ
貴官に、とやかく言われる筋合いはない


下がりたまえ!


閣下

フランス駐留の国防軍は、全員待機しています
ただちに、ご命令を


全軍総力で、輸送列車を支援せよ
輸送経路から10キロ以内の地域は、完全封鎖だ
住民は、全員追い出すのだ
女、子供とて容赦するな
抵抗する者あらば、即刻射殺せよ


ボックアート展の開催期間中は、パリ全市を戒厳令下に置く
レジスタンスの一斉蜂起は、絶対に許されない


指揮官は、不退転の決意をもって任務を遂行するのだ



これより、輸送列車救援に出動する
乗車!


巨大な組織は、再び動き出した…

つづく

不思議な異次元空間
オーロラ・ワールドへ、ようこそ!



おお、ニセモノMIG19…ではありません。
背景の赤い空が、何となく不気味さを誘う。







びっくり、似たものボックスアート参考資料

に、似ている!
これほどソックリなボックスアートがあるだろうか。
どちらがパクッたかを考えると、夜も寝られなくなってしまう。
































このカラフルな空は、いったい……
救難シーンには、あまりそぐわないような気もするが…


手前に兵士を大きく描き、見る者をあたかも現場の一員であるかのような雰囲気に
にさせる。この報道写真的な表現がいい。















ド迫力の真正面アート



正面下から見た構図は、迫力がある反面、機体の全体像が
把握しにくいという欠点があるが、僚機を描くことでそれを
防いでいるのがわかる。

さて、オーロラといえば、忘れてならないのが、アレ
スケールモデルが続いたので
次回は、アレをいきましょう。

次回更新予定、1月31日夜になります。


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅣ 不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2009年12月31日 | プラモデル

 


TATATATATATATATATATATA!
PAM  PAM
              PAM
    PAM     PAM          
                  PAM       PAM


敵襲!
ボックスアートを守れ!!




PAM !      PAM !
          PAM !     PAM !!


この戦闘に決着をつけたのは
車載の「魔の四連装」だった。


掃射を始めると、彼らはアッという間に
粉砕された。


‥‥つづく

不思議な異次元空間
オーロラ・ワールドへ、ようこそ!



戦車の見える角度から判断すると、このP-47は恐ろしく低空飛行だ。
この高度で、爆弾投下をやって大丈夫なのだろうか。




なかなか感動的なシーンだ。カタリナが「国際救助隊サンダーバード」に見えてくる。



参考資料

オーロラとのガチンコ勝負となったポゴですが、
プラモの出来の良さという点では、リンドバーグの
勝利となりました。


ポゴの資料で、比較的入手しやすいものは
「NAVAL FIGHTERS」シリーズでしょう。
珍しい写真が、多く掲載されています。
英文なので、辞書片手にがんばりましょう。

ブックマークには、コンベア社が制作したテストフライトの
貴重な映像を用意しました。
シッカリ見ましょうネ。




XFV-1の資料は、これがエエです。


ちょっと珍しい構図のボックスアート。
飛び上がったX18の上方から見下ろす形で描かれており、
地上のX18との大きさの比較で、高度がわかるようにしてある
のがミソ。
しかも、絵に動きを与えるため意図的に機体全体を描かず、
大胆にカットしているところなど、なかなか面白い描き方だと思う。


この真っ赤な空は、何だ!
核戦争勃発か。
しかし、絵の雰囲気からすると
そんな緊迫した感じでもないし、
単にボックスアートを目立たせるために
やったのだろうか。


















3時間で世界一周(!)を実現する、夢の原子力旅客機。


こちらは、旧ソ連の原子力爆撃機。
ボックスアートにスケールモデルプラスチックキットという
文字が見えるので、あたかも存在したかのような印象を
受ける。

事実、ソ連はM50というオーロラのプラモと同型の戦略爆撃機を
試作していたが、通常のジェットエンジンを搭載したもので、
紆余曲折の末、開発中止というシロモノ。
しかし、それを政治的道具に使ったことから、とんだ騒ぎになってしまった。

1961年7月のツシノ航空ショーで、ソ連は鳴り物入りで
デビューさせた。西側は、その特異なスタイルを見て仰天し
原子力機だという噂が飛び交った。
もちろんデマなのだが、それがいつの間にか一人歩きして
原子力爆撃機が誕生してしまった。
冷戦時代ならではのドタバタ劇だ。
もっとも当時、原子力機というのが時代のトレンドだったこともあり、
踊らされた西側を責めるのは、酷かも。
アメリカには原子力パワープラントを搭載したNB36があったから、
きわめてマジな話として、受け止められたのだろう。






きわめて幻想的な、「夜間飛行」絵画。
このまま宇宙まで飛んでいきそうな雰囲気だ。








この暗く、不気味な空模様。
典型的なオーロラ絵画だ。






地平線付近の空の描き方が、絶妙な色具合で素晴らしい。
夜明け風の背景が気に入っていたので、中学時代これを参考にして
夜明けの風景画を描いたら、表彰されたゾ(ホンマやで)。

次回1月15日夜、更新予定です。 


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅢ 不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2009年12月15日 | プラモデル


ナチの連中に、ルーヴル美術館は絶対使わせないわ
輸送を阻止するのよ
いいわね






BAKOM!

ZUGAGAGAGA A N  !

GUWASHA ! !

つづく



不思議な異次元空間
オーロラ・ワールドへ、ようこそ!





B-17の編隊に斬り込みをかけるフォッケ。
エンジンの爆音が聞こえてきそうだ。








この「ゼロ戦レッド(昔、貝塚ひろしの漫画があったナ)」ならぬ「メッサーレッド」は、何じゃ!
レッドバロンのつもりなのか?
この頃のオーロラ(1950年代後半位か)は、時代考証もへったくれもなく
ただ自己のフィーリングでプラモづくりをしている。
細かいことなど、一切気にしないズ太い神経が素晴らしい。
レベルやモノグラムでは、絶対マネできない芸当だ。
その支離滅裂さが、メチャ好きだ。


ボックスアートを見ると、F型か初期のG型みたいな感じがするけれど、中身は上と
同じ。機首の下にアゴが張り出たB型、もしくはC型的雰囲気の機体で、驚くべき
ことにプラの色が、金粉(?)入りの毒々しいレッドときた。
これは、オーロラでなければ出来ない芸当で、当時感動したものだった。

そういえば、初期のオーロラ製品はこの金粉入り緑色プラとか、赤色プラとか
カラフルに成形したものが多かった。
意図的にやったのか、射出成形の管理が悪くて、金粉が混入したのか不明
だが、プラにも個性があったのは事実だ。














テレビ番組とタイアップ(便乗?)したのが、コレ。
照準機をイメージしたボックスアートが、顧客の購買欲をそそる。


グレゴリー・ペック主演映画『頭上の敵機』の
テレビ版がこれ。
番組ロゴが、なつかしい。

アメリカABCが1964年から1967年まで
3シーズンにわたって制作したもの。
B17とドイツ機との空戦シーン(実際は、当時の記録映画の流用が大半)が
ドンパチ派手でよかった。

日本では、シーズン1がNETテレビ(現テレビ朝日)で
『頭上の敵機』、シーズン2がフジテレビで
『爆撃命令』として放送していた。
シーズン2の主役、ポール・バーク演じるギャラガー大佐がカッコいい!
甘いマスクで、女性ファンも多かったはず。

このドラマで一番好きなシーンは、ドイツ空軍の迎撃場面。
おそらく、ドイツ週間ニュースからの映像を流用したのだろうが、
メッサーの機首にクランク棒を差し込んで、二人がかりで回転させ
エンジンを始動するシーンは、とても珍しかった。




野生の馬とP-51との競演が面白い。
ホントに馬のパーツが付属していたら、こりゃ表彰状モノだ。


































「JAP ZERO」という文字が、時代を感じさせる。
戦後とはいえ、まだアメリカには「日本憎し」の感情が残っていたのだ。
今なら、とても表示できないだろう。


それにしても、この黄色の機体は何だ!
日本人をコケにしているのか?
黄色人種に対する偏見なのか?

レベルやモノグラムといった優等生と比べて、オーロラはあまりにも個性的だ。
その強烈な個性に魅力を感じてしまう。

次回更新12月31日夜の予定。


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅡ 不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2009年11月30日 | プラモデル


聞け

選ばれし勇敢なる兵士たちよ
全ドイツ国民、いや全人類の貴重な財産であるボックスアートを、
ルーヴル美術館まで安全に運ぶのが任務だ


諸君の活躍に、全世界が注目している


任務を達成すれば、2週間の特別休暇が与えられる

失敗すれば、ただちに東部戦線送りだ
厳寒のロシアで、のたれ死にが待っているぞ

すべては、お前たちの活躍にかかっているのだ

かかれ!

パリは兵士たちにとって、憧れだ

美しきマドモアゼルと、シャンゼリゼ通りでデートを楽しむ…なんて
考えただけでも、ワクワクする

野郎ばかりの殺風景な軍隊生活で、
国費でパリ旅行なんて、こんな時しかありゃしない

特別仕立ての装甲列車で、出発だ


パリで会おうぜ

                  ……続く

不思議な異次元空間
オーロラ・ワールドへ、ようこそ!







レッドバロン戦死を伝える新聞記事を使っているのが
印象的。
オーロラの広告は、かなり凝った作りのものが多い。
優秀なアドマンがいたんだろうね。
アメリカ大手プラモメーカー(当時)の中で、一番輝いた
広告を打っていたのが、このオーロラなんですよ。


マルサンがコピーしていましたね。
エンジン内蔵というのが、リアルで良かったです。
地面のパーツと整備員のオマケも、ジオラマ風で面白かった。
可動プラモ全盛の当時の日本で、スケールモデルとはこうだ、
という方向性を示しているところに、アメリカを感じたものです。


この手に汗握る迫力あるボックスアートは、御大ジョン・スチール先生の作品。
背後から攻撃を受け、まさに危機的状況。
でも、ベテランパイロットなら何とか敵を振り切るだろうし、チャンスがあれば
逆に一撃を喰らわすこともできるだろう。


ナント、空対空ミサイルを装備している!
まさにハイテク装備である。
ケツから火を吐く秘密兵器にドイツ機パイロットは、さぞやタマゲタに違いない。
ただ、無誘導なので当然のことながら、激しく逃げ回る敵機には当たらない。
ウスノロの飛行船専用だろう。
















SE-5も、マルサンのコピー品でおなじみ。
私もマルサンのを買いましたよ。
同じヒコーキでありながら、先のアルバトロスと比較すると、国によってこんなに
デザインが違うのかと、子供心にも思いました。ホント
























WWⅠモノのボックスアートでは、ドッグファイトをイメージしたボックスアートが
非常に多い。手に汗握る‥‥みたいな感じで、1966年公開の
映画『ブルー・マックス』的雰囲気。
特に、ドイツ機のカラフルな塗装は、見ていて楽しい。

























次回、12月15日夜更新予定。


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅠ 不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2009年11月15日 | プラモデル




今日は、ドイツ国民にとって特別な日になるであろう。
総統から重要なメッセージが発せられるのだ。


ドイツ国民へ告ぐ

余は決定した……


パリのルーヴル美術館において、人類史上最初で最大の
全ヨーロッパ・ボックスアート展を
開催する

われわれの知性が、いかに深淵で、かつ高貴なものか
世界のクソどもに知らしめるのだ!

ドイツ万歳!


ジーク・ハイル!

      ジーク・ハイル!

            ジーク・ハイル!


失敗は許されんぞ

カイテル、君が直接指揮をとりたまえ
必要があれば、フランス駐留の国防軍全部隊を
動員してもかまわん

特別列車にボックスアートを積み、ベルリンから
パリへ輸送するのだ
妨害には、断固対処せよ
情けは無用だ
敵への慈悲は、手榴弾となって返ってくるぞ

                     ……次回へ続く


いま、よみがえるオーロラ・ワールド
不思議な異次元空間へ、ようこそ



なつかしいオーロラプラモの数々。


オーロラカタログ・ドイツ語バージョン
左下にギロチンのボックスアートが見えます。
表紙の部分に、こうした処刑道具が堂々と
掲載されているところに、オーロラの特異性が
うかがえる。


オーロラのボックスアートの特徴のひとつに、空の描き方がある。
このH21はその典型なのだが、地上近くの空は明るく、天空は
やたらと暗黒、そんな不思議な情景がよく見られる。
夜明け、または夕暮れをイメージしているのかな、と思うけれども
全体的に暗い雰囲気は、オーロラ独特。
こうした特徴をもったボックスアートを、オーロラ絵画と勝手に呼んでいる。
これからご紹介するボックスアートも、何となく暗いものが多い。
イラストレーターの個性なのでしょうか。


頭でっかちのヘンテコな面白さが妙に印象的。
1/48スケールで出してくれないかな、タミヤさん。
ヤッパ、ムリか。






超マイナーな初等ジェット練習機。珍品といえるかも。






テレビドラマ『爆撃命令』便乗商品(?)




この全体的に暗いムードは、いかにもオーロラ的。
チョッと不気味で神秘的な世界は、一種独特。
典型的なオーロラ絵画。


















スペースシャトル…といっても、NASAでおなじみのヤツじゃなくて
こちらは映画「2001年宇宙の旅」に登場したもの。
このシャトル、いま見ても妙に現実的なスタイルで違和感がないのがスゴイ!
時代を超越したデザインとは、このことか。


被弾したメッサーから、パイロットが脱出しようとする瞬間を描いた逸品。
このスピード感と緊迫感が、素晴らしい。
でも、主役をこんなボコボコにしていいの?


ゲッ、この塗装は一体何じゃ!
フライングサーカスじゃあるまいし…
練習機の塗装を見て、勝手にデッチ上げたのだろうか。
それとも、黄色人種に対する当てこすりなのか。

でも、絵の雰囲気は最高!
上のメッサー同様、スピード感と緊迫感がいい。

驚きの憎しみボックスアート


主役が…
主役が燃えている。
パイロットの断末魔の叫びが聞こえそうだ。

こんなボックスアートが存在するなんて…
日本人の感覚では、とても考えられない。

「ドイツ憎し」モロ出しだ。
売り上げを度外視したところが、チョーすごい!


今度は、「ソ連憎し」のボックスアート。
被弾し、ナント主翼がちぎれている。
左側に米軍機の姿が見えるが、これでは
どちらが主役か、わからなくなってしまう。

本来、お客さんに商品を買ってもらうため、
各メーカーはいろいろ知恵をしぼるものだが、
こんなボックスアートで、はたして売り上げはどうだったのだろう。
他人事ながら気になってしまう。

ちなみに、本当のYak25は下の写真ように双発機。
これはオーロラのデッチ上げではなく、当時「鉄のカーテン」から
流れ出てきた乏しい情報に、様々な情報がこんがらがった結果のもの。
当時、リンドバーグも同じ機体をモデル化して発売していましたっけ。
ただ、リ社は当初からミグ19として表示しており、
オーロラも、その後のパッケージにはミグ19という表示に改めていました。
……それでも、間違いは間違いなのだが。

参考資料①

Wikipedia Yak25より  ホンモノの画像です。

参考資料②

うーむ、どう見てもミグ19ではないのだが、当時西側の軍事筋もそう思っていた
のだから、オーロラばかりを責められない。
でも、ミグ19の正体が判明したあとも、かなり長い期間販売されており
オーロラの神経のズ太さには脱帽してしまう。
一方のリンドバーグが、早々に引っ込めたのと対照的だ。

参考資料③

リンドバーグのミグは、スピード感ある
ダイナミックな構図で素晴らしい!
架空の機体でありながら、こうも堂々と
やられてしまうと、存在を信じてしまう。


こちらは、「日本憎し」のボックスアート。
これもスゴイ!
砲塔上の戦死者まで描いてある。こんな絵は、初めて!
しかも、あのジョン・スチール先生という大御所の作品なのだから
驚いてしまう。
一連の「○○憎し」のボックスアートを見ていると、採算を度外視した
オーロラ経営陣の強烈な愛国心が、ビンビン伝わってきてしまう。
感動しちゃいます。

次回の更新は11月30日夜の予定。


不気味な理科室の香り・レンウォールボックスアートギャラリー

2009年10月31日 | プラモデル


不気味な理科室の香り
レンウォ-ル・ボックスアートギャラリー




レンウォール倒産後、金型を引き取ったレベルから
「ヒストリーメーカーズ」シリーズで再デビュー。
けっこうデカいキットで、そのボリュ-ムにビックリ。
圧倒的な存在感は、横綱クラス。


第三次世界大戦をイメージさせるボックスアート。
臨場感タップリでいいですね。


こちらは、レベルのナイキ・ハーキュリーズ。
上のボックスアートと、ほぼ同じ内容に驚く。
当時のアメリカ人がもつ核戦争のイメージが
わかって興味深い。




こちらも、核戦争をイメージさせるボックスアートが秀逸。
モクモクとわき上がる原子雲がいいネ。


こちらは、レベルの「ヒストリーメーカーズ」シリーズで、再デビュー。




パットン、ブルドックともに砲塔を後方に回して、戦車砲を撃って
います。どんな状況なのか、よくわからないですが、戦場の雰囲気は
よく出ています。




M50インストより掲載















「AERO SKIN」と銘打った、レトロなWWⅠ機シリーズ。


























レンウォールで、忘れてはならないのが
コレ!  ジャジャーン!!


学校の理科室の不気味さが体感できるキット。
背景が黒なので、余計に気持ちが悪い。
しかし、キットそのものはよく出来ており、
現在まで、これを超えるものは出ていません、ホンマ。


妊娠状態にできるコンバーチブルキット。
胎児のパーツ付で、男性版よりこちらの方が
人気大。


背景が白になり、気味悪さがかなり
改善されています。
理科の教材キット的イメージ。


レンウォール倒産後、レベルが
再発売したときのボックスアート。
レンウォール時代のイメージで
新たに描かれたもの(女性の髪形が
違うのでわかります)


実物大というのが、超スゴイ!
空前絶後!


動物モノもありました。
こちらは、ワンちゃんバージョン。
背景が赤であるのと、学生(?)のイラスト付で
かなり明るいイメージ。
純然たる理科の教材風ボックスアート。

かつて、マルサンでもこれらのキットをコピーして
発売していました。

「驚異の人体(男性版のみ)」価格¥1250(当時)
「偉大なる頭脳」¥3000
「忠実な犬」¥1500
「魚の神秘」¥1500
「平和を呼ぶ鳩」¥1200
「昆虫の不思議」¥1200
「栄光の馬」¥2000
「乳牛の秘密」¥2000

キットのタイトルもいいですね。
購入者の関心というか、興味を引くには
これらのタイトルがあった方がベター。
マルサンの商売上手な一面が出ています。

小学校のとき、友人のオヤジさんがいくつか
買い込んで作っていたのを見て、興味をもちましたが、
100円、200円のプラモをようやく
買えるようになった自分にとっては高嶺の花。
手が出ませんでした。

なお、上記マルサンのキットについては、ブックマークの
「創製の模型屋たち」、マルサンのコーナーを参照
してください。


植物をテーマにしたキット。
相当マジメな内容ですが、はたしてどのくらいの需要が
あったことか。


こちらは昆虫モノ。
ちょっとキモイ雰囲気ですが、純然たる教材と
割り切ってしまえば、よくできています。

次回は、11月15日夜更新予定。

いよいよ、オーロラのボックスアートに突入じゃ!
昔なつかしいキットの、オンパレード。
涙なくして、見られない?


モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅣ

2009年10月15日 | プラモデル



「オイ、知ってるか?
カッコええボックスアートを、党に届けると

総統がプレゼントをくれるってよ」

「オレは、タミヤのラジコン虎戦車がいいな」

「オラは、MMシリーズのドラゴンワゴンだ」

「オイッ! お前ら愛国心がないぞ
せめてドイツ製のプラモがほしいと言え
ヒムラーに逮捕されるゾ」
 


「若者よ、進め!

ドイツ第三帝国の名誉にかけて
ボックスアートを余のもとへ届けよ
偉大なるゲルマン民族のみが、この価値を理解できるのだ

ジーク・ハイル!」

モノグラム広告集






以下、ボックスアート集でっせ

当ブログを見てくださっている方から、うれしいプレゼントが届きました。
セスナ機水上機バージョンのボックスアートと、付属の人形の画像計3点を
ご紹介させていただきます。

いまから40年近く前の話ですが、モデルアート誌で「プラモの珍品をハントする」と
いう連載記事がありました。筆者は須賀井保久氏。おそらくペンネームでしょう。
なぜなら、須賀井保久(スカイホーク)だから……(笑)

記事の中で、このセスナ機水上機バージョンは、当時すでに入手困難なキットの
ひとつとして紹介されていました。


昭和30年代生まれの私にとって、水上スキーは
お金持ちのレジャーというイメージです(現在は
どうなんでしょう?)
このスキー板を持って微笑むギャルは、まさしく
豊かなアメリカの象徴そのものです。


ギャルのプラモが素晴らしい!
後ろ姿の、なんとセクシーなことか!
原型師の腕のよさが輝いている。

画像を提供してくださった海法様
ありがとうございました。
















武装ジャンクなんて、いかにも時代を反映しています。
ベトナム戦争がなければ、とても発売などされなかったでしょうね。




















1958年から64年にかけて、日本テレビで放映していたアメリカの
ホームドラマ『パパは何でも知っている』(メッチャ、古い!!)を
思わせるようなボックスアートがいい。
暖かく見守る良き父親と、親の愛情をいっぱい受けてスクスク育つ
わが息子。未来はバラ色である。
薬物中毒、家庭内暴力、不倫、親の離婚等など、まったく別世界の
話で、古き良き時代のアメリカそのものをイメージさせている。

そういえば、レンウォールのエンジンキットでも、これと同様の
ボックスアートがありました。
おそらく、『パパは何でも~』に主演していたロバート・ヤング演じる
アンダーソンパパが下敷きになっているのでしょう。

参考資料



これも、アメリカのホームドラマで見る模範的家族をイメージして
います。
理解ある父親と優しき母親、元気ハツラツの息子と美しき娘の
写真が、何か心をホッとさせるのがいい。








モノグラムロゴの横に描かれた少年のイラストを見ると、何とミサイルをかかえて
いるゾ。





次回の更新は、10月31日夜の予定。
レベルやモノグラムとは趣の異なる、レンウォールのボックスアートで勝負!


レンウォールといえば、超ビッグサイズのテラクルーザーwithメースミサイルが
メッチャすごい。
1/32スケールのミサイルもさることながら、それよりさらにデカいテラクルーザーも
モデル化しようとした発想が、いかにもアメリカ的。
タイヤの親分みたいなヤツを履いた、その未来的なスタイルは、現在でも古さを
感じさせない。


モクモクとわき上がる原子雲が、印象的。
空の色も茶色で、何となく危ない雰囲気。
核戦争をイメージさせる構図が、エエなァ。

ところで、砲座側面の3人の兵隊さんは、何を
しているのでしょうか。
もしかして、砲座を押して動かしているのでしょうか。
やめなさい!ギックリ腰になるから…


臨場感あるボックスアートがいい。
コンボイを狙った敵機を、見事撃墜。
アメリカ陸軍の面目躍如たるシーンが素晴らしい。


不気味な理科室の雰囲気プンプンの
キットがこれ。
日本では、これをコピーして販売して
いたマルサンの方が有名かも?

何となく気になるキットだったけど、
高価なのと気持ち悪さから、買うのに
勇気がいったゾ。


モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅢ

2009年09月30日 | プラモデル



「軍曹、この機関銃じゃ、チョーやばいっスよ
 オレら、ニセモノのGIって、バレバレじゃないスか
 MPに誰何されたら、どうしたらエエんすか」


「軍事機密だ、党に報告するゾ、それでOKだ」

「エッ、???」

※「党に報告するゾ」は、一党独裁の国しか通用しないんだな、これが。


スペシャル蔵出し資料
モノグラム広告集
コミックバージョン3篇






アメコミ風の広告は、見ていて楽しい。

絵のセンス、色彩など、
日本人にはチョッと真似できない。
























右手前にB26の車輪を大きく描くことで、ボックスアートにダイナミックさと
動きを与えている。
こうした画法は、モノグラムばかりでなくレベルなどを始めとする
60年代前半のアメリカのプラモデルメーカーでは、よく用いられた
方法で、きわめて特徴的です。
































WWⅡドイツ戦車に人気が集中すると、それまで自国の陸戦
兵器一辺倒の愛国路線(?)を変更、突如Ⅳ号戦車ファミリーを発売。
でも、ドイツ戦車ものは何となく竜頭蛇尾で、尻切れトンボに
なってしまいました。




チョー珍しか!
レトロな兵隊さん人形も、あったんですね。
1/32スケールのソフトメタル製。

そういえば、同スケールでエアフィックスの
兵隊さんキットもありましたね。
材質はプラだったけど…

タミヤの1/35MMが、世界標準になる前の
お話でした。

次回の更新は、10月15日夜の予定

お知らせ

現在、オーロラのボックスアート・広告を集めた特集を企画中。
なつかしいキットが、ドッと登場!
ご期待ください。
ジーク・ハイル!


「陸、海、空の有名戦士たち」
そんなタイトルの広告が、これ。


背景が赤くて、何となく不気味です。
とくに、米ソ対立や核戦争をイメージ
したわけではないでしょうが…


メッチャ地味なジェット練習機。皆さん、ご存じですか。


大統領までモデル化してしまうオーロラに脱帽。
「偉大なるアメリカ大統領シリーズ」という文字が見えるので
ワシントンやリンカーンもあったのでしょうか。

ところで、日本で「偉大なる内閣総理大臣シリーズ」を
リリースしたら、どうなんでしょうかネ?
小泉さんだったら、少しは売れるかも。
鳩山さんjなら、人気絶頂、メッチャいけそう。
麻生さんは? 多分……


コレなくして、オーロラは語れない。
不気味さモロ出しのリアルなキットは、オーロラの独壇場。
ワシも、買いまくったゾ。
おかげで、家族に変人扱いされてしもうた(泣)。


キモ!!


モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅡ

2009年09月15日 | プラモデル

 




いいか
アメリカ本土では、GIらしく振る舞え
ご婦人には笑顔を絶やすな
将校には「イエス、サー」だ

ボックスアートを見つけた者は、2週間の特別休暇だぞ!

…はたして、アメリカ本土に潜入した特殊部隊が、入手したものとは…








ボックスアートに登場するオジサンは
ウィリー・レイ(1906年~1969年)
ドイツ系アメリカ人の科学ライター。

ドイツ生まれ。
フォン・ブラウンがいた「宇宙旅行協会」メンバー。
ヘルマン・オーベルトと共に映画『月世界の女』の
制作顧問を努める。

1935年、アメリカ合衆国に移住。
1944年、帰化。

1950年代から1960年代にかけて
アメリカのロケット工学、宇宙開発に関する
科学ライターの第一人者として知られる。

死後、功績を称え、月クレーターに
彼の名がつけられた(レイ・クレーター)

へェー、すごいオジサンなんだね。




スケスケボディを通して中身が見えるというプラモデルは、
当時の流行で、レンウォールの人体模型とこのP51がその双璧。
中身も正確に再現しなければならないため、メーカーの技術力が問われる
のと同時に、発想力が勝負となる。






















































空軍の募集ポスター風ボックスアート。

























次回の更新は、9月30日夜の予定
モノグラムのボックスアートギャラリーは
まだまだ続くゾ!


モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅠ

2009年08月31日 | プラモデル




ワレ、奇襲ニ成功セリ
鷲ハ舞イ降リタ

ラムケ親父に報告しろ

モノグラム本社ビルを制圧
戦利品を多数押収せり
至急、総統に送り届ける

受け取られたし、とな










玩具メーカーのマテル社に吸収されたときのもの。
マテル社のロゴが、ドンと入っています。


















機体の色違いバージョン
















別バージョンのパッケージ







































次回更新、9月15日夜の予定。


エド・ロス レベル・ボックスアートプチギャラリー

2009年08月04日 | プラモデル



カイテル!

お前の国防軍は、一度たりとも
ボックスアートを手に入れておらん。

一度たりともだゾ!

すべては、SSの成果だ。


おお、総統がご立腹だ。
私は銃殺になるかもしれぬ。


マンシュタイン!
私は殺される!!


閣下!
うろたえてはなりません。

ドイツ軍人たるもの、コソ泥のマネを
すべきではありません。

相手から堂々ともらってくれば、
それでよいのです。
作戦は、私にお任せください。

ジャーン!!
































マンシュタイン!

気でも狂ったか。
総統にお見せしてはならん。
全員、銃殺になるぞ。



いいえ、閣下。
総統は必ず気に入ってくださるでしょう。

それから、ひとつとっておきの資料が
手に入りました。
情報部のカナリス提督から、総統へ
お伝え願いたい。
そうすれば、国防軍の評価は大いに
あがるでしょう。


そ、総統!

わが国防軍は、かつてスケール
モデルのトップメーカーであった
モノグラム社のボックスアートを
大量に入手いたしました。

先のレベル社ボックスアートと
比較しても、勝るとも劣らない
内容であります。

では、最初に国防軍情報部の
カナリス提督よりモノグラム社に
関する情報を、ご説明申し上げます。




余にハヨ見せよ!

全ドイツ国民も期待しとるゾ。

ジーク・ハイル!


ハッ、総統。
モノグラム社は、1945年にJack BesserおよびBob Reder両名の
アメリカ人によって設立されました。

ちなみにレベル社の設立は、さらにその2年前の1943年であります。

モノグラム社設立当初は、実際に飛行可能な模型飛行機を主に販売
しておりましたが、1950年代半ばから当時需要が拡大してきたプラモデルに
注目し、これらの生産・販売を行うようになりました。

1960年代以降、スケールモデルのトップブランドとしての地位を確立、
多くのモデラ-から品質の高さを評価されとります。

実は、私もファンのひとりでありまして、先日ひとつ手に入れました。
素晴らしい作りで、世界の第一級品であります。
‥‥いや、失礼、話がそれました。

総統!
世界に冠たるドイツ!
ドイツ製が世界最高であります。
帝国主義者のプラモデルなど
世界の三流品にしかすぎません。
今の私の話は、お忘れください。

モノグラム社は、1970年代初頭アメリカの玩具メーカー、マテル社に買収され
1986年、Odyssey Partners社に再び買収されとります。
同じ頃、レベル社も同社によって買収されたため、レベル・モノグラムの合併が
実現したわけであります。

2007年、レベルモノグラム社はHobbico Inc.社に買収され、現在では
Revell Inc.となっとります。

さらに‥‥



バッカモン!

ハヨ見せんかい!

そんなわけで、
モノグラム・ボックスアートギャラリーの一部をご紹介しますと‥‥

スーパーG コンステレーション!

このスタイル、一度見たら忘れられません。
とくに、TWAのカラーリングはコンステレーションに
ピッタリ。

レベルとの競作となりましたが
はたして軍配はどちらに‥‥

ちなみに、レベルのボックスアートは、これ。
イースタン航空の看板娘(?)、ゴールデンファルコン号。


日本のプラモデル業界に、多大なる影響を与えたキット。
スケスケボディを通して、中身が見えるという発想は、超革命的。
しかも、スタンドのボタンを押すと、主翼の爆弾を投下し、モーターによってプロペラが回り、脚も引き込むというギミックは空前絶後!


プラモ小僧にとって、舶来品は高嶺の花。
デッドコピー版を発売していたマルサンには
大助かり?

私もマルサンのヘルダイバー、買いました。
けっこう大柄なので、お買い得感がありましたヨ。




「君も、パイロットにならないか」

そんなフレーズが聞こえてきそうなボックスアート。
パイロット募集のポスター風でいいネ。


戦争映画のポスター風ボックスアート。
行進曲が聞こえてきそう。


これぞ、アメリカングラフィティーの世界!

デカくて、ゴージャスな車体。
ピカピカメッキのゴツいバンパー。
ヒコーキの垂直尾翼を思わせるセクシーなお尻(?)。
1950年代のアメ車の魅力、てんこ盛りのボックスアート。

ダンナは、リッチでスマート。
嫁は金髪、セレブ風。
ペットの犬にいたっては、血統書付の高価なヤツ(雑種のバカ犬で
あってはならない!)。

これぞ、古き良き時代のアメリカ!最高!


いかがです?

これなら、総統もお喜びに
なるでしょう。

では、次回をお楽しみに(8月31日夜更新予定)


これ de ダメ押し? レベル・ボックスアートギャラリーPartⅩ

2009年07月20日 | プラモデル


オレ、ゲジ眉のヘス。
総統の代理。

どうかね?記事の感想は…






















































ニューヨークをイメージしたアートが、エエなァ。








フォレスト・シャーマンのボックスアートといったら、ヤッパこれだね。




映画「トコリの橋」の、名脇役がこれ。
もっとも、スクリーンに登場したのはアングルドデッキ改装前のものなんだけどネ。























次回はこれネ(8月4日夜更新予定)
Ed Rothのおとぼけモンスターシリーズだよ。
ジーク・ハイル!




まだまだあった!レベル・ボックスアートギャラリーPartⅨ

2009年07月07日 | プラモデル


ベルリン特急便

各戦線より、うれしい贈り物。
総統官邸へ走るトラック。

今日もボックスアートが満載だ。

総統!お受け取りください。



「できないことは、飛ぶことだけ」
レベルの絶対的自信がうかがえる永遠の傑作。




























































疾風のボックスアートの中で、最高傑作!








以前掲載したもの(PartⅢ)とは、異なるバージョン。








プラモを振り回して遊ぼう、という危険な広告付!









タカラ/レベルバージョン









次回もレベルのボックスアート、ドドッと登場(7月20日夜更新予定)
エエ加減飽きた、といわないで!


レベル・ボックスアート&広告ギャラリーPartⅧ

2009年06月19日 | プラモデル




レベルの広告群を発見!
全部いただきだ。

前方、敵戦車。
撃て!




キットが完成したら、ヒモをつけてグルグル回転させて遊びましょう。
この方法ならプラモだって、ちゃんと飛ぶんですから‥などと子どもの遊び心を
くすぐる広告が素晴らしい。
この少年の生き生きとした表情を見てください。

でも、プラモを無事に回収できないと被害甚大。
周囲の人たちも、ぶつかれば痛い!ではすまされない。
プラモが壊れたら、また買いなさい‥ということなのでしょうか。

売り上げ増のための、巧妙な方法…といえなくもない。






H19等にスタンドベースが付いていた時期が
あったんですね。知らんかった。








こちらは、モノクロバージョン。











以下、クライスラーエンジンプラモの広告
アメコミ風イラストを多用した構成が新鮮。






こちらは、ボックスアート。
上記広告のモデルとなった人物が、ちゃんといるんですね。





レベルの看板アーティスト、ジョン・スチール先生登場。
ボックスアートの作者自らが登場する広告は
非常に珍しい。


海軍士官の制服を着た人物を、さりげなく登場させる
ことによって、アメリカ海軍御用達的イメージを
かもし出しています。






こちらは、モノクロバージョン。
下の部分は、当時レベルが販売していたHOゲージの汽車ポッポ広告。


M48架橋戦車の広告、本邦初公開!!

地味な車両ながら、実物と同じように可動する架橋部分を最大限に
アピールすることによって、これはタダの戦車プラモじゃありません、と
他メーカーのものと一線を画す戦略に出ているのがわかります。







以下、ドイツレベルのカタログ資料を5点









こちらは、ボックスアート拾遺集ですよ。



日本最初のプラモデル、マルサンの原子力潜水艦ノーチラス(異説もありますが‥)のオリジナルが、これ。
当初、ミサイル、ランチャー、格納筒なしで発売されていましたが、のちにこれらを
追加して再発売されました。
戦後の潜水艦は、外形がシンプルなものが多いので、このような付属品があると
変化があって楽しいです。











次回更新予定(7月7日夜)                                                     
よろしく!
レベルのボックスアート・ギャラリーは、まだまだ続きまっせ。