絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅢ

2009年09月30日 | プラモデル



「軍曹、この機関銃じゃ、チョーやばいっスよ
 オレら、ニセモノのGIって、バレバレじゃないスか
 MPに誰何されたら、どうしたらエエんすか」


「軍事機密だ、党に報告するゾ、それでOKだ」

「エッ、???」

※「党に報告するゾ」は、一党独裁の国しか通用しないんだな、これが。


スペシャル蔵出し資料
モノグラム広告集
コミックバージョン3篇






アメコミ風の広告は、見ていて楽しい。

絵のセンス、色彩など、
日本人にはチョッと真似できない。
























右手前にB26の車輪を大きく描くことで、ボックスアートにダイナミックさと
動きを与えている。
こうした画法は、モノグラムばかりでなくレベルなどを始めとする
60年代前半のアメリカのプラモデルメーカーでは、よく用いられた
方法で、きわめて特徴的です。
































WWⅡドイツ戦車に人気が集中すると、それまで自国の陸戦
兵器一辺倒の愛国路線(?)を変更、突如Ⅳ号戦車ファミリーを発売。
でも、ドイツ戦車ものは何となく竜頭蛇尾で、尻切れトンボに
なってしまいました。




チョー珍しか!
レトロな兵隊さん人形も、あったんですね。
1/32スケールのソフトメタル製。

そういえば、同スケールでエアフィックスの
兵隊さんキットもありましたね。
材質はプラだったけど…

タミヤの1/35MMが、世界標準になる前の
お話でした。

次回の更新は、10月15日夜の予定

お知らせ

現在、オーロラのボックスアート・広告を集めた特集を企画中。
なつかしいキットが、ドッと登場!
ご期待ください。
ジーク・ハイル!


「陸、海、空の有名戦士たち」
そんなタイトルの広告が、これ。


背景が赤くて、何となく不気味です。
とくに、米ソ対立や核戦争をイメージ
したわけではないでしょうが…


メッチャ地味なジェット練習機。皆さん、ご存じですか。


大統領までモデル化してしまうオーロラに脱帽。
「偉大なるアメリカ大統領シリーズ」という文字が見えるので
ワシントンやリンカーンもあったのでしょうか。

ところで、日本で「偉大なる内閣総理大臣シリーズ」を
リリースしたら、どうなんでしょうかネ?
小泉さんだったら、少しは売れるかも。
鳩山さんjなら、人気絶頂、メッチャいけそう。
麻生さんは? 多分……


コレなくして、オーロラは語れない。
不気味さモロ出しのリアルなキットは、オーロラの独壇場。
ワシも、買いまくったゾ。
おかげで、家族に変人扱いされてしもうた(泣)。


キモ!!


モノグラム・ボックスアートギャラリーPartⅡ

2009年09月15日 | プラモデル

 




いいか
アメリカ本土では、GIらしく振る舞え
ご婦人には笑顔を絶やすな
将校には「イエス、サー」だ

ボックスアートを見つけた者は、2週間の特別休暇だぞ!

…はたして、アメリカ本土に潜入した特殊部隊が、入手したものとは…








ボックスアートに登場するオジサンは
ウィリー・レイ(1906年~1969年)
ドイツ系アメリカ人の科学ライター。

ドイツ生まれ。
フォン・ブラウンがいた「宇宙旅行協会」メンバー。
ヘルマン・オーベルトと共に映画『月世界の女』の
制作顧問を努める。

1935年、アメリカ合衆国に移住。
1944年、帰化。

1950年代から1960年代にかけて
アメリカのロケット工学、宇宙開発に関する
科学ライターの第一人者として知られる。

死後、功績を称え、月クレーターに
彼の名がつけられた(レイ・クレーター)

へェー、すごいオジサンなんだね。




スケスケボディを通して中身が見えるというプラモデルは、
当時の流行で、レンウォールの人体模型とこのP51がその双璧。
中身も正確に再現しなければならないため、メーカーの技術力が問われる
のと同時に、発想力が勝負となる。






















































空軍の募集ポスター風ボックスアート。

























次回の更新は、9月30日夜の予定
モノグラムのボックスアートギャラリーは
まだまだ続くゾ!