絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

恐怖の館へ、ようこそ!オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅠ

2010年01月31日 | プラモデル


「あそこだ
 資材を投下しろ


カイテル元帥の命令は、効果テキメンだった
現場は、応援部隊であふれた
あたかも、ヒトラー総統の誕生日を祝う閲兵式のようだ


パリからは、工兵部隊が駆けつけた
鋼鉄の意志をもって…


「待たせたな、スマン
 あとは、オレ達にまかせろ」


彼らは、突貫工事で義務を果たしたのだ

輸送経路周辺には、歩兵部隊がただちに展開した


ウムを言わせず、周辺住民の強制退去を
すみやかに完了させたのは、日頃の訓練の成果だ



パリ周辺には、完成したばかりの新型戦車が緊急配備された
レジスタンスや敵性住民の武装蜂起を防ぐため、
彼らに無言の圧力を加えるのだ



さらに輸送列車の上空には、戦闘機の護衛がついた
交代でやってきては、空の脅威に備えた
任務を終えた戦闘機は、超低空で旋回して、
翼を振りながら列車の上空から去っていったのが
印象的だった


一路、パリへ!

つづく

恐怖の館へ、ようこそ!
オーロラ・ポーラーライツ・メビウス
ボックスアートギャラリー


なつかしいオーロラ・モンスターの面々。
シリーズ初期の広告のため、魔女、ジキルとハイド、骸骨男等の
姿は見えない。




アメコミ風のイラストが、たのしい。
いま見ても、古さを感じさせないのがいい。






暗闇で…


光る!




絵の不気味さといったら
縦長の旧パッケージに
まさるものはない。














アメちゃんが描くゴジラは、顔がトカゲっぽいし
体がミドリ色ときた。アメリカンテイストだね。






ポーラーライツ復刻版








キ、キモイ!
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する
「ぬらりひょん」みたいなオヤジは何じゃ!

じつは、1922年ドイツで制作されたホラー映画
『吸血鬼ノスフェラトゥ』に登場する吸血鬼がコレ。
当初ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を
ベースに制作する予定だったのだが、版権元が映画化を
承認しなかったため、急きょ作り上げたのがドイツ版「ぬらりひょん(笑)」
だったのだ。

ちなみに、吸血鬼=ドラキュラというイメージが定着するのは
1931年アメリカのユニバーサル映画が制作した『魔人ドラキュラ』が
世界的にヒットしてから。
やはり、知的で貴族的なイケメン吸血鬼の方が、メッチャええ!






オーロラ倒産後、モノグラムが
再版したバージョンのひとつが
これ。
「ネオンモンスター」の文字も
そうだが、なんだかモンスター
グッズ的イメージで、あまり
不気味な雰囲気はしない。

同じプラモでも、メーカーが違うと
こうも変わるものか、という見本
みたい。

次回更新は、2月15日夜予定です                    


オーロラ・ボックスアートギャラリーPartⅤ  不思議な異次元空間、オーロラ・ワールドへ、ようこそ!

2010年01月15日 | プラモデル



何たる失態!

わが総統は、驚きのあまり豆腐の角に頭を
ぶつけ、緊急入院をしましたぞ

これは銃殺ものだ


失敬な!

勇敢なる国防軍兵士は、ボックスアートを守り抜いたぞ
貴官に、とやかく言われる筋合いはない


下がりたまえ!


閣下

フランス駐留の国防軍は、全員待機しています
ただちに、ご命令を


全軍総力で、輸送列車を支援せよ
輸送経路から10キロ以内の地域は、完全封鎖だ
住民は、全員追い出すのだ
女、子供とて容赦するな
抵抗する者あらば、即刻射殺せよ


ボックアート展の開催期間中は、パリ全市を戒厳令下に置く
レジスタンスの一斉蜂起は、絶対に許されない


指揮官は、不退転の決意をもって任務を遂行するのだ



これより、輸送列車救援に出動する
乗車!


巨大な組織は、再び動き出した…

つづく

不思議な異次元空間
オーロラ・ワールドへ、ようこそ!



おお、ニセモノMIG19…ではありません。
背景の赤い空が、何となく不気味さを誘う。







びっくり、似たものボックスアート参考資料

に、似ている!
これほどソックリなボックスアートがあるだろうか。
どちらがパクッたかを考えると、夜も寝られなくなってしまう。
































このカラフルな空は、いったい……
救難シーンには、あまりそぐわないような気もするが…


手前に兵士を大きく描き、見る者をあたかも現場の一員であるかのような雰囲気に
にさせる。この報道写真的な表現がいい。















ド迫力の真正面アート



正面下から見た構図は、迫力がある反面、機体の全体像が
把握しにくいという欠点があるが、僚機を描くことでそれを
防いでいるのがわかる。

さて、オーロラといえば、忘れてならないのが、アレ
スケールモデルが続いたので
次回は、アレをいきましょう。

次回更新予定、1月31日夜になります。