絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

オーロラ・スロットカーの素晴らしきボックスアート&広告集パート2 モンスター関連のオマケ付

2011年02月28日 | プラモデル

ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦

ベルリン






「ドアは開いている。入りたまえ」


「ヴェルテルから伝言だ。
 ボックスアートを積んだ列車は、
 地下トンネルを 使って、
 ヴィルヘルムスハーフェンに向かっている。

 至急モスクワへ報告してくれ」

つづく

オーロラ・スロットカーの
素晴らしきボックスアート&広告集
パート2


ドジで間抜けなスパイ、スマートが靴底に仕込んだ
無線電話で連絡をとっている。
ボスからオーロラのスロットカーを入手せよ、との
指令を受けているのだろうか。人気テレビドラマ
『それ行けスマート』の主人公を使った広告だが、
アメコミ風だがリアルなイラストが素晴らしい。

『それ行けスマート』はアメリカのNBC系で65年から69年、
CBS系で69年から70年まで放映された30分ものの
テレビドラマで、ヘンテコな秘密兵器を駆使して、世界征服を
企む秘密組織と戦う…というパロディースパイドラマだった。

日本では66年から67年までNETテレビ(現:テレビ朝日)
68年から69年まで東京12チャンネル(現:テレビ東京)で
放映されていた。

『それ行けスマート』の映像。
『スパイ大作戦』の「おはよう、フェルプスくん」を
完全にパロッているところがオモシロい。
http://www.youtube.com/watch?v=XxOijINp6n0














オヤジもハマるスロットカー・レース。
子どものオモチャを横取りしちゃうほど
楽しいことをアピール。

「いい加減にしろよ、この馬鹿オヤジ」
レースをやりたくてバタバタしている
子どもの表情が、目に浮かぶようだ。













突然だが、F1といえばこの映画『グランプリ』が
最高。なつかしい葉巻型F1が大量出演。
しかも当時の大物レーサー、グラハム・ヒルやら
ジャック・ブラバム、ホンダのドライバーだった
リッチー・ギンサーなどが顔を出してくれる。
さらには、三船敏郎が日本チームのボスとして、
見事な存在感を示しているのが素晴らしい。


『グランプリ』オープニングのモナコGP。
接触事故で、ジェームス・ガーナーの
マシンが海に突っ込むシーンが、スゴイ。
http://www.youtube.com/watch?v=_it_LDxxIKY&feature=related

『グランプリ』スパ・フランコルシャンでの雨中バトル。
http://www.youtube.com/watch?v=tby3sEiTU8Y&feature=related

『グランプリ』イタリアGP。
http://www.youtube.com/watch?v=RO4PifwXyiw

YouTubeに見る日本のクルマ映像

1965年と67年のホンダF1勝利の記録
http://www.youtube.com/watch?v=KcJODrpCoK0

1967年イタリアGPにおけるホンダの勝利
http://www.youtube.com/watch?v=G8JhWyxekzQ&feature=related

空前絶後空冷F1ホンダRA302事故映像 
http://www.youtube.com/watch?v=4yI8XFFP3Yg&feature=related

トヨタ2000GT 1966年スピードトライヤルの記録
伝説のレーサー福沢幸雄の姿も!
http://www.youtube.com/watch?v=dxXYmfgsR2Y

昭和32年の日本クルマ事情  当時のニュース映画より 
http://www.youtube.com/watch?v=ya-_FRviJ0w

日本初DOHCエンジン搭載車は?ホンダT360レーシングトラック(笑)
当時のCM。高速輸送時代の幕開けか!?
http://www.youtube.com/watch?v=TQ_JZ69iR7A

スバル360のCM映像。画質は悪いけれど、あの
てんとう虫がよみがえる。
http://www.youtube.com/watch?v=rWE4p-t3gj4

トヨタ・パブリカのCM映像。
リクライニングシート、ラジオ、ヒーター装備の「デラックス」仕様で、
1963年の発売。
http://www.youtube.com/watch?v=temknsJrLSE&feature=related

トヨタ・パブリカのCM映像を、もうひとつ。
オートマチック仕様で、女性にやさしいクルマをアピールしている。

http://www.youtube.com/watch?v=6onEU9oDo2M&NR=1

ダイハツのオート三輪・ミゼットのナマCM映像
http://www.youtube.com/watch?v=bEBmAGdAhHk

マツダR360CM映像 1960年頃
http://www.youtube.com/watch?v=8gRAR64gm1s&feature=related

オマ














下のボックスアートを、よく見てほしい。

「ゾッとするような稲妻の直撃」
そんな意味だろうか。
ボックスアートの中央に、稲妻マークに
上記ロゴをあしらったこれらのバージョンは、
日本ではあまり知られていないような
気がする。

オーロラのモンスタープラモの最大の
売りは、「暗闇で青白く光る」パーツが
オマケで入っていたことだろう。
蛍光プラで作られた頭部や手を
取り付けることで、暗闇でボーッと
浮き出る姿に、より恐怖感をかき立てる
…といった演出が楽しめるようになっていた。


狼男のモノクロ映画
http://www.youtube.com/watch?v=zTNQEd8D4pg&feature=related





『オペラ座の怪人』といえば、ロン・チャニー主演のこの映画
だろう。ドクロのような怪人の顔が、メチャ恐い。
http://www.youtube.com/watch?v=Q8zkYCEOUJY



フランケンの姿を強烈に印象づけた映画が、コレ。
http://www.youtube.com/watch?v=QiIb45F6XmI&feature=related


「暗闇で青白く光る」を強調するため、
絵を手直ししている。
下の絵と比較すると、その違いは
一目瞭然だ。
とくに、セールスポイントの頭部・手の部分を
青白く発光するイメージで描き、旧版との
違いを強調している。

ただし、絵の不気味さという点では、
やはり旧版の方が優れている。

旧版ボックスアート


ドラキュラ映画は、こちら。
http://www.youtube.com/watch?v=20GV66Vjogw&feature=related


こちらは、頭部・手以外の包帯や
コブラまで発光するイメージで、
描き直している。

旧版と比較すると、やはり不気味さと
いう点では、イマイチで下手をすると
病院から逃げ出してきた全身打撲の
患者みたいな感じもする。

ただ、利潤追求を第一とする民間企業は
絵のクオリティーを落としてでも、セールス
ポイントを強調する必要があったのだろう。

旧版ボックスアート

ミイラ男の映画は、こちら。
http://www.youtube.com/watch?v=_yyLzlDT4vs

その他、モンスターもの映像

『事件記者コルチャック』オープニング
怪奇事件を追いかける事件記者のTVドラマで、1974年から日本テレビ系でも
放送していた。

http://www.youtube.com/watch?v=-Xfl0m6U8IE

テレビドラマ『怪奇家族』オープニング
http://www.youtube.com/watch?v=75Pk9jiO848&feature=fvw

劇場版『怪奇家族』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=9KlfdqdEXnA&playnext=1&list=PLF075061F38FEE05C

こ、これは…

これは、お化け屋敷のプラモではない。
基本となるモンスター用カラー(そんなものが、あるのか?)をチョイスした
塗料セットなのだ。

迷彩基本色セットみたいなものは、プラモの世界ではあって当然という
感じだが、モンスターものに特化した塗料セットは、後にも先にもオーロラが
唯一だろう。
ここまでモンスターものにのめり込むオーロラは、偉大である!

オーロラ・プラモトラの巻





次回の更新は、3月15日夜の予定。
久しぶりにレベルをやります。
あの4人組のプラモがあったりして…!


オーロラ・スロットカーの素晴らしきボックスアート&広告集  オーロラCM&フューチュラの映像付!

2011年02月15日 | プラモデル

ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦

こちら監視所、輸送列車が到着したぞ」






「ポイントを切り替えろ
 もうベルリンには戻らんぞ」

つづく


オーロラ・スロットカーの
素晴らしきボックスアート&広告集


かつて、アメリカ(日本もそうだったが…)で一大ブレイクしたのが
スロットカー。
メーカーのMODEL MOTORINGとオーロラが提携して発売したアイテムの
ボックスアートや広告をご紹介しよう。


レースの興奮が、ビンビン伝わってくる秀逸な絵だ。
こんなボックスアートを見せられたら、クルマ好きの男の子は
イチコロだ。クリスマスのプレゼントは、これっきゃない。
これをねだられる親はたまったものではないが、世の中
大ブームとなれば、渋々買ってやらざるを得ない。

スロットカー自体は、HOスケールなので小型なのだが、
レースの迫力を出すため、クルマのアングルとか人物の
表情とかを、イラストレーターはよく研究して描いてる。
とても優秀な人物だと思う。
お客さんの購買意欲を高めるのも、イラストレーターの
腕次第…ということだろう。




これも、レースが超盛り上がっている雰囲気を伝える優れた絵だ。
右端の人物など、完全にのめり込んでいる。
子どもが何かに熱中しているときの顔って、こんな感じだ。
ポケットから財布が盗まれたとしても、けっして気がつかないだろう。
パパの熱烈なる声援も、聞こえてきそうだ。


上の絵とは異なるバージョン。
パパの左側にはママ(?)、背後には顔だけのギャラリーの姿が
見える。クルマもフォードの新型(当時)に変更されている。


サーキットの雰囲気モロ出しのアートがメッチャいい。
しかも、描かれているのはフォードの「ムスタング」だ。
いまでは「マスタング」というのが正しいようだが、
オジサンにとっては、誰が何といおうと「ムスタング」なのだ。

1968年公開のアメリカ映画『ブリット』では、マックイーンが乗る
ムスタングのハデなカーチェイスが話題を呼んだが、これを見たら大人でも
このスロットカーを買ってみようと思ってしまう。

ちなみに『ブリット』のDVDは、こちら。

『ブリット』といえば、カーチェイスシーンが有名。
マックイーンが乗るムスタングGT390と犯人のダッジ・チャージャーが
サンフランシスコの坂道をジャンプしながら駆け回る場面は、よかった。
このカーアクションは、当時メチャ刺激的だった。
http://www.youtube.com/watch?v=p-y1VUdnQXo


マックイーンの代表作のひとつが
これ。本格的カーレース映画として
臨場感たっぷりに描かれていた。

『栄光のル・マン』
http://www.youtube.com/watch?v=xw1ma7c1Hs8&feature=related

もうひとつ、彼が出演する映画で忘れてならないのが『大脱走』
バイクで逃げるシーンが最高!鉄条網を飛び越えるシーンは、スタントマンが
やったらしいが、それでもきわめて印象的だ。
http://www.youtube.com/watch?v=gFTVaOTviP4&feature=related

以下、オーロラ・ムスタングの広告3点















バイクのスロットカー、いやスロットバイクもあった。


























アメコミ風広告は、見ていて楽しく、
しかも、きわめて巧妙な広告でもある。
なぜなら、アメコミ雑誌の中にこの手の広告を
さりげなく仕掛けておくと、子どもたちは何の
抵抗感もなく受け入れてくれる。
あたかも掲載されているコミック作品の延長で
あるかのような感覚で、広告を見てくれるのだ。

そのためかオーロラばかりでなく、レベルやモノグラム、
その他メーカーも、いろいろ手法を凝らした広告を
掲載している。











オーロラ・スロットカー トラの巻




筆者のトーマス・グラハムというオジサンは、アメリカプラモの
ライターとして、けっこうメジャーらしく本書以外にも、レベル、
モノグラム、オーロラに関する書籍を書いている。


YouTube チョッ気になるクルマ映像集

ポンティアック1959年型広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=U1nrOFRyi5U&feature=channel

1957年型キャデラック広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=hxyQKhp8N4U&feature=related

キャデラック・エルドラドブロアム映像
http://www.youtube.com/watch?v=dvYTujgDfZA&feature=fvwrel

1957年型シボレー広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=-7xSIu0NI3A&feature=related

1956年シボレートラック広告映像(当時)パート1
http://www.youtube.com/watch?v=yWJkUAN7rtQ&feature=related

1957年シボレートラック広告映像(当時)パート2
http://www.youtube.com/watch?v=XDZm7w-IovM&feature=related

1954年型マーキュリー広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=Pj-FHvN8dX4&feature=related

古き良き時代のアメ車映像
http://www.youtube.com/watch?v=ukFQuGvYC7o&feature=related

1958年型プリマス広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=IQG9-hA6BkQ&feature=related

1957年フォード・コンバーチブル広告映像(当時)
http://www.youtube.com/watch?v=BDw2m-eB7rs&feature=related

1957年型エドセル広告映像(当時) このクルマは、フォード最大の失敗作といわれる。
http://www.youtube.com/watch?v=ULuXAIpAZuU&feature=related

1956年型ダッジ広告映像 3人の空軍パイロットが自宅からクルマでご出勤。
3機編隊ならぬ3両編隊(?)で基地に到着。各自戦闘機に搭乗し、3機編隊で
発進するというストーリーが笑える。
http://www.youtube.com/watch?v=1kVpTSj0gv0&feature=related

1956年型ダッジ広告映像 クルマの製造シーンが興味深い。
http://www.youtube.com/watch?v=D6Lh0unNoTI&feature=related

1955年ルマン24時間耐久レース 壮絶な事故現場
http://www.youtube.com/watch?v=Wa1VfvOa1x4

1955年ルマン24時間耐久レース 事故映像 会場は大パニック
http://www.youtube.com/watch?v=CTd60AERIKU&feature=related

メッサーシュミットの三輪自動車広告映像
http://www.youtube.com/watch?v=w46gw8YMTeA&playnext=1&list=PL470361A76A3C69B2

ハインケルの三輪自動車映像
http://www.youtube.com/watch?v=4wBi5joR89U

BMWのバブルカー広告映像
http://www.youtube.com/watch?v=6PBGHQSCxUQ&feature=related

BMWのバブルカー広告映像2
http://www.youtube.com/watch?v=wQtytMazuhY&feature=related

BMWのバブルカー広告映像3
http://www.youtube.com/watch?v=UASfWHHe4ds&feature=related

ケッテンクラート 生産・オフロードテスト走行映像
http://www.youtube.com/watch?v=XMf26-oRw70&feature=related

ケッテンクラート オフロード走行映像 バツグンの悪路走行性を証明
http://www.youtube.com/watch?v=iQeNEnNA1Po&feature=related

Wikipedia

あのFuturaがニューヨークへやって来た 当時のニュース映画より
http://www.youtube.com/watch?v=lPmruel5AM8&feature=related

Futuraが登場する映画 1959年のグレン・フォード主演『It Started with a Kiss』より
http://www.youtube.com/watch?v=RHMLqe5y7Ag&feature=related

これは貴重、オーロラ・スロットカーのCM映像
シッカリ見るように!
http://www.youtube.com/watch?v=csc6FendZlE&feature=related

その他オーロラCM
http://www.youtube.com/watch?v=O-n3h107eCs&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=XAwExUlZ6YY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=7J_TNvY2WoY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=FqvziLOanKY&feature=related

次回の更新は、2月28日夜の予定です。