絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

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プラモよ あれが巴里の灯だ!エレール・ボックスアート美術館Part3

2015年10月08日 | プラモデル

アメリカ軍によるボックスアート奪還大作戦
       ※このストーリーはフィクションです



ハバナ



「フルシチョフ第一書記に
 お伝え願いたい
 我々はヤンキーどもとの
 全面戦争を決意した
 ついてはキューバ国内の核ミサイルを
 発射し奴らに最大規模の打撃を
 与えるよう貴国に強く要請する

 この要請が受け入れられなければ
 キューバ国内の核ミサイルに対し
 我々は行動の自由を有するものと
 宣言するものである」



「核ミサイルを
 奪うというのか」



モスクワ



ミコヤンか どうした」



「何だとォ!」



「カストロから核ミサイル発射の
 要請が正式に出されました
 我々が応じなければ
 キューバ国内の核ミサイルを
 奪って発射するつもりです

 それからケネディが教会に向かった
 との情報があります
 在米大使館の分析によれば開戦を決意した
 アメリカ大統領は教会に赴き
 神に祈りを捧げることが慣例となっているそうです
 これは間違いなく戦争になるという判断です」




「キューバと心中はゴメンだ
 核ミサイルを守れ
 ゲリラ野郎の襲撃あらば
 射殺しろ」


ワシントンD.C.







「報道局長を呼べ
 大至急だ

 カストロが核ミサイル発射要請の

 発表をしたら終わりだ
 アメリカの小僧は
 核ミサイルをぶつけてくるゾ
 その前に ラジオ放送で我々の意思を

 伝えるのだ」



「こちらはモスクワ放送です
 ソビエト連邦共産党中央委員会の
 重要決定を発表します…」


つづく
※キューバ危機における
ケネディ政権の政策決定
過程を描く2000年公開の
映画『13デイズ』は、当時
大統領特別補佐官だった
ケネス・オドネル(ケビン・
コスナー)の視点で描かれて
いるのが特徴。
ケネディ政権の閣僚に
似た俳優が登場するので
リアルな感じでイイ。

妄想は果てしなく!


胴体にロケットエンジン、翼端には
ターボジェットエンジンを装備した
高速要撃実験機。






Military.com
トリダン飛行映像
http://m.military.com/video/aircraft/military-aircraft/trident-rocket-fighter/810142961001

ロケット・ジェット混合エンジンを
装備した機体といえば…

Wikipedia










1950年代後半にリンドバーグが
リリースしていたアイテムがわかる。
零戦やスピットファイア、メッサーなど
現代でも人気のある機体もあれば、
リパブリック・シービーや架空ミグ19、
XF-88、XF-91など今の模型メーカーでは
とても手を出さないような機体もあり、
見ていて楽しい。




ターボ・ラムジェット混合エンジンのグリフォン。
マッハ2級の高速戦闘機を研究するために
開発された。
低速時にはターボジェット、高速時には
ラムジェットを使って飛行する。


このアングルから見たグリフォンは
F-16風機体デザインで
なかなか斬新。




YouTube
1959年のパリ航空ショーでのグリフォン。
映像開始14秒後にチラッと登場する(音声なし)。
https://www.youtube.com/watch?v=TN7L6tPRbJ8





ジェットとロケットの混合動力機で
イギリス空軍用に開発された。
1957年の初飛行でいきなり
マッハ1を突破するなどの記録を
樹立したが、より高性能の
サンダース・ロー SR.177開発のため
2機の試作で終わった。



SR-53実機映像
https://www.youtube.com/watch?v=NkKUIN9ivt4

以下、計画だけで終わった幻の機体。




幻の航空自衛隊仕様サンダース・ロー SR.177が
描かれたボックスアートが興味深い。

イギリスの空軍・海軍が共同開発しようとした
高速要撃機で、当時の西ドイツ空軍・海軍も
制式採用を検討していた。しかし、西ドイツが
ロッキードF-104の採用を決めたため、
同国の発注をアテにしていたイギリスでは
開発費の目処がたたず、SR.177の開発自体が
キャンセルとなった悲劇(?)の機体でもある。

なお、日本ではアメリカとの共同作戦を
前提にしているため、アメリカ機以外の
採用は現実に無理であったろう。




ターボジェットとラムジェットのふたつの
エンジンを装備したXF-103だが、
開発費の高騰で中止となってしまった
幻の機体。

オマケ

これはレシプロエンジンと
ジェットエンジンとのコラボした
機体、AJ サヴェージ。
アメリカ海軍最初の核爆弾装備の
艦上爆撃機として知られている。

一見レシプロ双発機に思えるが、
胴体後部にジェットエンジン1基が
装備されており、発艦時や戦闘時に
最大パワーが発揮できるように
なっていた。







その他のメーカーでは…

ドイツのファーラーといえば、
プラモデルというよりは鉄道模型で
知られている。
よくできた鉄道車両以外にジオラマ用の
駅舎や家屋、鉄橋などの鉄道関連の施設
アイテムがけっこう面白い。


YouTube
西ドイツ軍のノラトラを使用した
空挺部隊訓練映像。
https://www.youtube.com/watch?v=D38ZRAkw-dA

その他、ノラトラっぽいヒコーキを
探してみると…

鋼管フレームに羽布張の
張りぼて構造ながら、
キューベルワーゲンなどの
小型車輌が運べるようになっていた。

もともとはグライダーだが、これを
動力化して輸送機にしたタイプもある。
もっとも装備したフランス製エンジンが
パワー不足のため、運用部隊では
不評であったらしい。



Go-244実機映像
https://www.youtube.com/watch?v=XSnjuSJaEOw

双発双胴の輸送機といえば、
やはりC-119を抜かすわけにはいかない。
毎度おなじみのオーロラのキットは
典型的なオーロラ・クオリティーだったが、
C-119の特異なスタイルを楽しむことができた。













元来は輸送機なのに、ガンシップ仕様と
なるとなぜか迫力を増す。
黒っぽい塗装は、殺し屋を連想してしまう。



C-119ではないが
先代のC-82が登場する
映画といえば
やっぱ、コレ!


Wikipedia
1965年公開のアメリカ映画
『飛べ!フェニックス』が、それ。


YouTube
C-119と比べて全体的にモッサリ感のあるC-82。


YouTube
相当荒っぽい造りの特製フェニックス号。
不時着した輸送機のパーツを寄せ集めて
飛行機を再生し、砂漠から脱出しようという
発想がおもしろい。

劇中この機体の製作を指揮したのが
自称航空機設計家のドイツ人(ハーディ・クリューガー)で
自作飛行機を使って砂漠からの脱出を強く主張する。
頑固一徹な機長(ジェームズ・ステュアート)は
当初取り合わなかったが、結局自分たちが助かるには
この方法しかないと判断して他の乗客と協力して
機体の製作に取り掛かるのだが、
このドイツ人は航空機設計家とはいうものの
模型飛行機が専門で、ヒトが乗る航空機の設計など
したことがないということが判明。
はたして、このドイツ人はマジなのか、それとも
完全にイカレているのか…なんてところが笑えた。

『飛べ!フェニックス』全編を見るには…
https://www.youtube.com/watch?v=ufyPtHpVnug


YouTube
こんなポンコツ機でも実際に飛んだ。
CGなどない時代なので、わざわざ機体を
製作し飛行させたところが素晴らしい。

しかし、撮影中に事故が発生した。
胴体が折れて、機首部分が前のめりとなって
転覆し、パイロットが死亡、同乗者1名が重傷を
負ってしまった。
このときの事故映像が、こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=n82nN_lqn58















旅客機がジェット化され始めた
時代の映画としては…

Wikipedia

新米女性客室乗務員が繰り広げる
ラブ・コメディを描いた1963年公開の
映画『翼のリズム(Come Fly with Me )』


Dailymotion


Dailymotion

他愛のない恋愛モノといってしまえば
それまでだが、空の旅がレシプロ機から
ジェット機へと変わった当時の様子が
うかがい知ることができる。

彼女らが着用しているユニフォームは
1960年から1965年に
かけて使用されたパンナムのもの。
オリジナルと比較して、劇中登場した
ものは胸と帽子側面のエンブレムが
異なっていた。


Dailymotion
上の画像は、アメリカABCテレビで
2011年から2012年かけて放送されていた
テレビドラマ『PAN AM/パンナム』の一場面。
1963年のパンナムを舞台にしたもので、
ユニフォーム類もレプリカながら正確に再現したものとか。
ただし、ユニフォームの色はテレビ映りをよくするためか
オリジナルより鮮やかにしているようだ。
実際は、『翼のリズム』のユニフォームの
ようなブルーグレーで、
当時パンナム・ブルーと称されていた。

エンブレム類は小さくてイマイチわかりにくいが、
帽子側面のエンブレムはパンナムの
地球儀ロゴそのものがデザインされており、
胸には地球儀ロゴのなかに「PURSER」の
文字が入り、ロゴの右側には翼が描かれていた。

地球儀ロゴ

Wikipedia

旅客機のジェット化を迎えた
1960年代における全盛期の
パンナム・ファッションが楽しめるのがいい。

ネットで発見した航空各社のユニフォーム
コレクションサイト。
パンナムもあるでヨー。
http://www.uniformfreak.com/1panam.html

そういえば、昭和40年代くらいの
日本のバスガイドさんも、パンナム風デザインの服を着ていたナ…


Dailymotion
劇中登場したパンナムもどきの機体。
垂直尾翼のロゴは架空のものだが、
一見してパンナムを連想させる。

なお、この空港はニューヨークの
アイドルワイルド空港(現ジョン・F・ケネディ国際空港)の
パンナム専用第3ターミナル(現在は解体)ではないかと
思われる。


Wikipedia
パンナム専用第3ターミナルにおけるモノホンのパンナム機。

『翼のリズム(Come Fly with Me )』前編
http://www.dailymotion.com/video/x124s0p_come-fly-with-me-1963-1-2_lifestyle

『翼のリズム(Come Fly with Me )』後編
http://www.dailymotion.com/video/x124sfv_come-fly-with-me-1963-2-2_lifestyle

テレビドラマ『PAN AM/パンナム』を見るには…
http://www.dailymotion.com/video/xlbz4u_2011-pan-am-pilot-s01-e01_shortfilms

日本人に航空会社といえば
パンナムと印象付けたものといえば…

YouTube
1959年から1990年の長期間
毎週日曜日の午前中TBSで放送された
『兼高かおる世界の旅』がソレ。


海外旅行なんてまだまだ庶民には縁がなかった時代に、
世界各地を
紹介する紀行番組は新鮮だった。
また、兼高かおるとアナウンサーの芥川隆行との
やりとりが軽妙で
楽しげだった。

当時、この番組にパンナムが協賛していた。
番組のオープニングで必ず流される
「番組の制作に当たっては、世界で最も経験のある
航空会社パンアメリカンの協力を得ました」という
ナレーションが今でも耳に焼き付いている。


『兼高かおる世界の旅』オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=HhabS2cXPMg

『兼高かおる世界の旅』オープニング(動画なし)
「番組の制作に当たっては、世界で最も経験のある
航空会社パンアメリカンの協力を得ました」の
ナレーション付

https://www.youtube.com/watch?v=VcdXqivhrIk

さらに
パンナムといえば、
忘れてはならない人物が…

YouTube
大相撲千秋楽の表彰式での
ヒョーショージョーおじさん、
パンナム極東地区広報担当支配人
デビッド・ジョーンズさん。

カタコトの日本語と巨大な
優勝トロフィーを引っさげ、
単調で退屈な表彰式に
新風を吹き込んでくれた
アンタは偉い!

博多弁バージョンの表彰式はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=1LolDMBvrEU

一方で…

映画のメインテーマ曲は、
1958年にリリースされた
フランク・シナトラのアルバムのものが
知られている。

アルバムジャケットにはTWAのスーパーコニーが
描かれているが、これは旅客機による
世界の旅がテーマのアルバムであったため、
大手航空会社とのタイアップとなったもの。

ちなみにシナトラ自身は移動の際、TWAを
よく利用していたとのこと。
なぜなら当時のTWAは映画製作者で
実業家のハワード・ヒューズが経営しており、
その関係からか映画関係者や俳優、歌手などが
お得意さんとなっていた。

ちなみに映画『翼のリズム(Come Fly with Me )』で
テーマ曲を歌っていたのは、「ヴィーナス(Venus)」などの
ヒット曲で知られたフランキー・アヴァロンだった。
シナトラとは違った甘い歌声が印象的。

YouTube
フランキー・アヴァロンの「ヴィーナス」は、こちら…
https://www.youtube.com/watch?v=fakpqLDEQAo

妄想の果ての果て…

どうでもいいことだが、不吉な予感のクルマといえば…



Wikipedia









棺をあしらったクルマなんて
日本の感覚からすれば
ご法度ものだろうが、
ユーモアのセンスにあふれた
アメリカでは、このような
魅力的(?)なホットロッドになってしまう。

このクルマの製作ではホンモノの
グラスファイバー製棺が使われている。




Wikipedia

1966年公開『怪奇家族 大暴れ!』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=Vf2v5uvt-Hk


YouTube


YouTube
上ふたつの画像は、1966年公開の劇場版『怪奇家族 大暴れ!』の
ラストで登場したカーレースシーン。
もともとはドラッグレース専用車両を改造したものなので、
車体は軽量のうえハイパワーのエンジンを装備しており、
スタート時の前輪を浮き上がらせた走行などは
お手のモノだっただろう。

このレースシーンは、過去にYouTubeで見られたのだが
現在では削除されており、残念。


YouTube


YouTube


YouTube
テレビドラマ『怪奇家族』で登場した棺桶レーサー。
1965年5月、アメリカで放送された
「ホットロッドハーマン」の巻で見ることができる。

なお、この棺桶レーサーは当初ご覧のように
航空機のような風防が装備されていたが、
1966年公開の映画『怪奇家族 大暴れ!』では、
大柄のハーマンが乗るため、風防は取り外されている。

「ホットロッドハーマン」(イタリア語バージョン)
http://www.dailymotion.com/video/x37gfug_the-munsters-1x36-hot-rod-herman-ita_tv

そういえば
こんなプラモもありましたナ

フランケンやらオオカミ男やら
オーロラが飛びつきそうなキャラを
使ったモンスター御用達自動車の
プラモ。
後年、ポーラーライツで復刻した。




「フランケンシュタインの花嫁」が乗る
バギーのプラモ。
花嫁の描き方がなんとも不気味。












YouTube
素顔のグランパ(左)とハーマン。
The Munsters - Munster Go Home Movie summer promotion 1966 newsreel
https://www.youtube.com/watch?v=gBEmeuSOcQs

テレビドラマ『怪奇家族』 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=RaBfxVkEV_A

アメリカCBSテレビで1964年9月から
1966年5月までの期間放映していたのが
『The Munsters』、日本では1965年からフジテレビが
『怪奇家族』というタイトルで放送していた。

父親のハーマン(フレッド・グウィン)は、
火葬場勤務のサラリーマン。
フランケンといえば、このボリス・カーロフ風のスタイルが
一番いい。

Wikipedia

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ボリス・カーロフ演じるご本家フランケン。
この怪物のインパクトは、まさにメガトン級。

フランケンの原点、1931年公開の
映画はコレ!モノクロ画面が
不気味さを増大させている。
http://www.dailymotion.com/video/x22c732_frankenstein-1931_shortfilms

母親のリリー(イヴォンヌ・デ・カーロ)は、
専業主婦。アメリカにおける1950~60年代の
ホームドラマでは、母親はたいてい専業主婦と
いう設定が多かった。
現代のドラマなら夫婦共稼ぎというのもアリだろう。

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祖父のグランパ(アル・ルイス)は、
378歳(?)の長寿。
いつも研究室にこもっては、怪しげな
秘薬の研究開発に余念がない。

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息子のエディ(ブッチ・パトリック)は、
オオカミ男(オオカミ少年?)。
フランケン×女ドラキュラの子がオオカミ男
という設定は、生物学的にみても
おもしろい。

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姪のマリリン(ビヴァリー・オーウェン)は、
大学生。ご覧の通りの金髪美人。
そのため、ボーイフレンドは多いのだが
彼氏を自宅に連れてくると、家族の姿を
見ては恐怖で逃げ去ってしまう始末。
そのため、せっかくのデートも
オジャンになってしまう。

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二代目マリリン(パット・プリースト)

Dailymotion
どちらのマリリンも金髪美人という
のがよかった。
グロテスクな怪物家族のなかで、
唯一まともな人物。


怪奇ものプラモでは、異常な執念を燃やす
オーロラならではの作品。






Dailymotion
マンスター一家が住むオバケ屋敷。




オバケ屋敷とはいいながら、屋根にテレビの
アンテナがあると妙に生活感をおぼえてしまう。




『怪奇家族』マンスター邸プラモ製作映像(画像のみ)
いろいろ手を加えるとメチャリアル!
http://www.youtube.com/watch?v=95YlMpXPrN4







オバケ屋敷の今は…

Google Earth
アメリカ・カリフォルニア州ハリウッドにあるユニバーサル・スタジオ内
元マンスター屋敷(上の画像赤丸部分)。

現住所
1313 Mockingbird Lane
Mockingbird Heights,

100 Universal City Plaza, Universal City, CA 91608

 
Google Earth
リニューアルされた元マンスター屋敷。
これがオバケ屋敷だったとはとても想像できない。

う~ん、今回は妄想が激しすぎて
肝心のエレールがどこかへ行ってしまった。
堪忍してネ。

次回の更新は、根性があれば3月31日夜の予定。

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