絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

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担当講師のひとりごと:野次馬考古学は米軍住宅グラントハイツから始まったパート2

2006年11月27日 | プラモデル

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野次馬考古学のルーツは
これじゃ!喝!


                                                                  
                                                                
                                                              
                                                            
                                                                          

                                                                       
プラモデル野次馬考古学


『担当講師のひとりごと:野次馬考古学は米軍住宅グラントハイツから始まったパート2』


キーワード①:「マーキュリー・ジェミニカプセル」

私は、グラントハイツのPXで見たプラモデルのことが忘れられなくて、しばらくそのことばかり考えていました。
そんなある日、伯母がプレゼントをもって家に来てくれたのです。
そのプレゼントは、レベル1/48マーキュリー/ジェミニカプセルでした(グラントハイツのPXで買ってくれたらしい)。
当時、アメリカはソ連に追いつけ追い越せで、ジェミニ計画を実施している最中でした。
テレビや科学図鑑ではジェミニカプセルの写真や図、「宇宙遊泳」「ドッキング」「ランデブー」という言葉があふれており、その話題の最先端である宇宙船のキットがゲットできて、思わず「ヤッター!」と喜んだものです。

当時(今もそうかもしれませんが)の米軍は、優秀なパイロットを物色しており、宇宙飛行士に志願することをさかんに勧めていたそうです。
空軍のダンナは、パイロットではなかったので「オレは関係ないよ」という顔をしていましたっけ。
ダンナの話では、宇宙飛行士の条件のひとつに妻帯者(子どもがいれば、ベストだとか)であること、という項目があって、チョンガーはダメとのこと。
当時、宇宙飛行士はかなり危険な任務(今もそうなのかな)という認識があったので、万一の場合、悲しむ人が少ない独身者(しかも長男以外)がいい、と考えがちですが、それは日本独自の考え方だということがわかりました。
危険な任務だからこそ、妻帯者でなければならない。任務はチームワークが重要であって、結婚してちゃんとした家庭生活(これも、あるイミでチームワークか)を送れない人間は不適格。夫婦仲がいいことが絶対条件で、不仲、家庭内別居、ともにダメ。事故があったら、奥さんが悲しむでしょう?って聞いたら、それは政府が責任をもつから大丈夫だとか、たしかに合理的。ナルホド。

前置きが長くなりましたが、当時手に入れた輸入品のレベルキットはこのマーキュリー/ジェミニカプセルが初めてですから、ワクワクしながらシュリンクパックを破いて中身を見たものです。

ちなみに、写真のキットは再版されたもので、グラントハイツのPXで売られていた当時のものではありません。

ボックスアートには、カプセルを説明した線画が描かれており、科学教材的要素ももっていたようです。




当時は、ビニール袋には入っておらず、箱の中にパーツがそのまま入れられた状態でした。

国産プラモデルでは考えられないほどのリアルな出来にビックリ。
デコボコの金属板を組み合わせて作ったカプセルのイメージがよく出ており、感心したものです。
ピシッ、ピシッと組み合うパーツには、ただただ驚嘆するばかりで、こんなに精度が高いプラモデルは、このキットが初めてでした。



組立図は、例の水墨画風のものです。
マーキュリーカプセルの脱出用ロケットの構造が、よくわかります。









これからは、ジェミニカプセルの組立図です。



キーワード②:「ランディングギア」

おや?
ジェミニカプセルにランディングギアがついていますね。
本来、海へ着水するので不要だと思いますが、何のために使うのでしょうか。
下は、ランディングギア部分の拡大です。

じつは、当初の計画ではカプセルに折りたたみ式の翼を取り付け、地球帰還の際にこの翼を広げて、グライダーのように滑空し地上に戻ることが考えられていました。ソリのようなこのランディングギアで着陸するなんて、まるでX-15みたいではないですか!レベルではこの当初の計画に基づいてモデル化したのでしょうが、最終的にはカプセルはパラシュートを使って降下し、海へ着水する方法に変更されているので、ランディングギア付カプセルは幻となってしまいました。
‥ということは、このキットはかなり早い時期から開発が進められていたことがわかります。1962年、NASAがジェミニ計画の概要を発表した時期から、開発がスタートしたのでしょう。しかし、当初の構想から実際の打上げまで紆余曲折があるのはよくある話で、レベルもこれに振り回された格好です。
おそらく、NASAでは地上に着陸する方法をかなり真剣に考えていて、事前にいろいろな情報を流していたのでしょう。しかし、海上に着水する方がより安全だという結論が出るのに時間がかかり、その間にレベルは金型を完成させてしまっていた、というストーリーが考えられそうです。
ただ、ランディングギア部分のパーツを削除して発売することは可能なので、ナゼ幻となった着陸装置部分を残したのか、チョッと疑問が残ります。
しかし、野次馬考古学的見地からすれば、NASAがどんな方法で着陸させようとしていたのかがわかる、貴重な資料(それも第一級の!)だということもできます。
でも、宇宙飛行士からすればグライダーのように滑空するより、パラシュートで降下して海上に着水するほうが、よっぽど安心できるのではないでしょうか(多分)。







こうやってみると、ランディングギア付カプセルも、なかなか面白い形ですね。
でも、滑空してそのまま着陸したら事故りそうな感じもします。

拡大図



デカールを見ると、マーキュリーカプセル用の名称がちゃんと印刷されています。
打ち上げ順に

フリーダム7
リバティ・ベル7
フレンドシップ7
オーロラ7
シグマ7
フェイス7

‥となります。

では、この「7」とは何を意味するのでしょうか。

映画「ライトスタッフ」でも、おわかりのようにマーキュリー計画のために集められた7人の宇宙飛行士の「7」なのです。
でも、打ち上げられたのは6回。
残るひとりは、どうなってしまったのでしょうか。

実は、打ち上げ前の健康診断で、心臓に軽い異常が発見された宇宙飛行士がひとり(スレイトンという人)いて、ミッションから外されてしまったのです。ナント不運な!





続く



 
何ッ!!

次回の特集は、アトラスだと!?

オイ、軍曹!

中隊全員を叩き起こせ

講義を聞きにいくゾ


ただちに、野次馬大学へ出動だ



ワシの講義に、バカ学生はいらん!
とっとと帰れ
喝!

野次馬大学警備主任のブラウンシュバイクでさァ
ジャマ者は、オラが追っ払いまさァ
安心してくだせェー、教授サマ

次回のチラリズム                 
                   
                            
                   
                            

Dohyuuuuuun!!
                   プラモデル野次馬考古学

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担当講師のひとりごと:野次馬考古学は米軍住宅グラントハイツから始まった

2006年11月20日 | プラモデル


グラントハイツは野次馬考古学の母じゃ。
わかったか。
喝!

                                                                     
                                                                                 
                                                                     
                                                                           
                                                                            
                                                                                                                                               


プラモデル野次馬考古学


『担当講師のひとりごと:野次馬考古学は米軍住宅グラントハイツから始まった』


東京都練馬区光が丘に、かつて「グラントハイツ」という、広大な米軍家族住宅街がありました。
今では、公園や高層住宅(住民は当然日本人で、米軍家族はもういません)に様変わりし、当時の面影はありません。
そもそもグラントハイツができる前は、日本陸軍の飛行場があり、飛来するB29迎撃のため「飛燕」や「疾風」といった戦闘機が常駐し、帝都防空の一翼を担っていました。
敗戦後は、進駐してきた米軍に接収され、昭和23年(1948年)米陸軍家族住宅「グラントハイツ」として生まれ変わりました。
この「グラント」は、第18代アメリカ大統領グラントにちなんでつけられた名称だそうで、南北戦争の英雄であり、M3中戦車の呼称(グラント)にもなった人物です。
ただ、日本人には「グラントハイツ」ではどうも語呂が悪かったのか、それとも広大な敷地をみてグラウンド風イメージをもったのかわかりませんが、「グランドハイツ」という呼称が一般的で、地元で「グラントハイツ」といっても、それは「グランドハイツ」のことでしょ‥‥といわれてしまいます。
昭和33年(1958年)米空軍の家族住宅になり、昭和48年(1973年)日本へ全面返還されました。

では、私と、というより「野次馬考古学」と「グラントハイツ」の間には、どんな接点があるのかというと‥‥

キーワード①:グラントハイツ

Reocities THE DRAGON'S ROAR

じつは、私が小学校低学年の頃(1960年代後半)、伯母がここに住んでいたのです(彼女もグランドハイツと呼んでいました)。
ダンナは米空軍の軍曹でした。
ときおり、母に連れられて遊びにいったものです。
成増の駅から、バスかタクシーでハイツの正面ゲートまで行くのですが、当然そのまま中には入れません。
ゲートの日本人警備員に頼んで、伯母の家に連絡をとってもらいます(変な話ですが、ガードが固かったのはゲートとその周辺だけで、伯母の家の周囲は柵も金網も一切なく、外部と行き来が自由でした。もちろん、警備員の巡回はありますが、それもひんぱんに回ってくるわけではありませんでした。この事実を知ってからは、伯母の家周辺まで、バスかタクシーで行き、外部から堂々と侵入?することにしました)。

警備員  「○○という者が、面会にきているが」

伯母    「間違いなく、私の親類です」

警備員   「OK」

そんなやりとり(もちろん、すべて英語ですが)があって、ようやく許可がおりました。
ダンナがいれば、クルマで迎えにきてもらいます。この頃、日本でマイカーをもっている人なんて、金持ち位しかいません。
ダンナはアメリカの国家公務員なので、高給取りだったのか(?)は知りませんが、一家に一台、これは当たり前のようでした(カルチャーショック第一弾、ガーン)。
ダンナがいない時は、ハイツ内の通行を許可されたタクシーで、行くことになります。
でも、そのタクシーが乗り合いなので、アメリカ人と一緒です。
ド派手な服装で、かつケバい化粧で、さらにはデカイ装身具でチャラチャラ飾ったアメリカのご婦人と同乗したときは、これまたビックリ。とても、小学生の感覚ではついていけそうにありませんでした(カルチャーショック第二弾)。

カルチャーショックを何十発も喰らいながら、ようやく伯母の家に到着。
広い芝生に、二階建ての木造住宅がありました。軍の官舎には間違いないのですが、家の白い壁が芝生の緑色に映えて、とてもオシャレに見えたものです。

キーワード②:PX

Reocities THE DRAGON'S ROAR

ダンナ  「PXに買い物に行くけれど、一緒に来るか?」

私     「PXって?」

伯母    「売店のことだよ」


売店と聞いて、小規模な店舗を想像しましたが、実際行ってみてビックリ。
駐車場完備の、スーパーマーケットでした。
当時の日本には、こんな店舗などありません。買物といえば、近所の商店街にある個人商店に行くか、ときどき百貨店に行くくらいなものでした。
ですから、クルマで乗り付けて品物をドサッと買って行く、という発想には正直驚きました。

Reocities THE DRAGON'S ROAR

私の関心といえば、当然のことながらプラモデルです。
PXに着くやいなや、オモチャ売り場に直行しました。プラモデルはありました。
でも、それはまったく未知なるプラモデル群だったのです。

航空機、戦車、艦船、いろいろありました。でも、米軍ものばかりで、おなじみの零戦や戦艦大和は一切なし(当然か‥)。箱がシュリンクパックされた状態なので、中身は一切不明。箱を振ってみて、キットの大きさやパーツの数を推定します。周囲の買い物客は、私の様子を見てアジア系の変なガキだと思ったでしょうね。
おそらく、売り場にあったのはレベル、モノグラム、リンドバーグ、オーロラといったメーカーのキットだったのでしょうが、私は、これら見知らぬメーカーに興味をもちました。また、ボックスアートも日本のものとは、えらく雰囲気が違うもので、その異質さにこれまた興味をもったのでした。

キーワード③:フォレスト・シャーマン

このとき、いちばん興味をもったのは駆逐艦のキットで、ボックスアートの大胆で奇抜な構図がとても気に入りました。
荒れ狂う大波などものともせず、全力疾走する駆逐艦の勇姿を描いたもので、大波のため艦首部分が、むき出しの状態になっています。
当時、こんな構図のボックスアートなど見たことがなかったので、強烈な印象を受けたのです。
どこのメーカーの、なんというキットなのか一切不明だったのですが、後年レベルのフォレスト・シャーマンのボックスアートっぽいことが、なんとなくわかりました(確定的なことは、いえませんが)。
フォレスト・シャーマンは、グンゼレベル時代に日本でもリリースされましたが、このときは別なボックスアートが使われました。上空にはP3オライオンが飛び、海上は爆雷攻撃のため大きな水柱が立ち上っています。対潜水艦作戦のため海上を全力疾走する姿がカッコよく描かれており、日本ではフォレスト・シャーマンというと、こちらの絵の方が知られています。


グラントハイツのPXにあったキットと思われるボックスアート




グラントハイツのPXで売られていたのと、同一のボックスアートと思われますが、チョッと断定はできません。





中身は、こんな感じ。1956年リリース。
古いキットながら、なかなかよく出来ています。
フォレストシャーマンは、戦後アメリカが初めて建造した駆逐艦で、当時の最新鋭艦です。レベルも、話題の最新鋭艦を早速モデル化したようですね。
なお、フォレストシャーマン級駆逐艦のターナージョイは、1964年8月4日北ベトナムのトンキン湾で、北ベトナムの警備艇と交戦し、アメリカの直接軍事介入のきっかけをつくったことでも知られています。

パーツを一体化するなど、極力パーツ数を減らして、組み立てやすさを追求しています。
古いキットながら、親切設計ですね。Good!






おや、組立図はいつもの西洋画風水墨画のものではないですね。
イラストレーターが違うのでしょうか。









もしかしたら‥‥


あるいは、2番艦のジョン・ポール・ジョーンズだったのかもしれません。
なにぶん、小学校低学年のときの記憶なので‥‥
このキットは、フォレストシャーマンと中身は同じです。
他に、デイケーチヤーというキットもありましたが、これも同じものでしょう。

とにかく‥

どれでもいいから、ひとつくらい買ってくれないかな、などとムシのよいことを考えていましたが、結局ダメでした。

「帰るゾ」、ダンナにうながされて、未練タラタラ売り場を去っていく私でした。

続く                                                         


                

「タバコを吸っているわけではありません。

機関銃を撃っています。ちゃんと働いています。

エッ!、そんなふうには見えないですって?

嗚呼!ボクは、いつもこれなんだ。」








次回のチラリズム                                         
                     
                                                                         
                     
                                                    

                                                                
次回のキーワードは、「マーキュリー/ジェミニカプセル」、「ランディンギア」です。



                   プラモデル野次馬考古学

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ジュピターーC編「パーツを楽しむ:繊細に、かつ大胆に」

2006年11月13日 | プラモデル


諸君!
おかげさまで、ワシの講義も評判がいい。
これからも、バリバリいくぞ。
喝!

プラモデル野次馬考古学

「パーツを楽しむ:繊細に、かつ大胆に」



最初から、いきなり話が脱線します。
このキットが初めて発売されたのは1958年。
グンゼがレベルのキットを国内生産するはるか前のことです。
もし、このジュピターCの金型がMADE IN JAPANだとしたら、そして当時のジュピターCのキットが、日本国内で生産されていたとしたら、みなさんはビックリすると思います。
確証はありませんが、「マルサンーブルマァクの仕事」という文献に気になる記述がありました。
それは、マルサンがレベルと提携を結ぶ交渉をしていたときの話ですが、当時のレベルはすでに金型の製作とプラモデルの成型を日本で行っており、日本国内で生産されているのであれば、流通の面からそのまま国内で販売した方がいい、というのが、マルサン/ラベール提携のいきさつらしいのです。
つまり、グンゼ/レベル版以前にレベルキットの国産品が存在したわけですね。
マルサン/ラベール提携品は、アメリカで生産したものをマルサンが国内販売したものとばかり思っていましたが、事実は違っていました。
提携が行われたのは、1960年。それ以前から日本でレベルのキットが生産されていたとすれば、このジュピターCも、当時日本で金型の製作、キットの成型がされていたかもしれません。




さて、この文献を引用すると‥‥

『一九六〇年三月、(中略)交渉を開始した。
その四ヶ月後、自宅に座布団や、浮世絵をインテリアに取り入れるほどの親日家である社長のルイス・グレーザーに承認され契約実現の運びとなったが、この商談にはレベル本社も知らないウラがあった。当時同社はロサンゼルスに下請の金型工場を持っていて、その工場長が日系二世だった。そしてその工場長の人脈から当時のレベル社新製品の金型製作を大阪の東金型と埼玉久喜の池上金型に、成型を大阪の昭和精機と岐阜の岐阜精機に、それぞれ下請として発注していたのだ。当時の日米の経済関係からして、まさに今の日本玩具業界が東南アジアに下請工場を多く持っているのと同じ状況だった。(中略)日本国内で製造しているのならば、先に日本で売った方が流通の面でもお互いメリットがあるのではと交渉を開始したのだ。この時までルイス社長は自社の製品が日本で作られていることをまるで知らされておらず、事の真相を知らされて大変驚いたという。しかし親日家という事が幸いし提携プランは順調に進み、同年八月から実現の運びとなった。この提携ブランドは「マルサン・ラベール(初期のころ、レベルはラベールと呼ばれていた)」と呼ばれることになった。九九頁~一〇〇頁』

このジュピターCの金型が、日本で作られたものかどうかは、わかりません。
しかし、その可能性があると思えば、野次馬考古学の成果のひとつになるかもしれません(自画自賛)。


ジュピターCのパーツは、ヒストリーメーカーズのものを使用しました。
基本的に素材の色が異なるだけで、パーツそのものは同じです。

ロケット本体は、レッドストーンと同じです。
レッドストーン、ジュピターC,そしてマーキュリー/レッドストーンの3役をこなした名優です。お疲れさまでした。



この繊細なパーツ群。1958年当時、ここまで再現できるメーカーは1~2社しかなかったはず。まさに、驚異です。







ランナーが曲がった状態なので見にくいですが、線路がモールドされたベースも地面に砂利がまかれた状態をうまく再現してあります。
また、ガントリータワーに取り付ける作業プラットホームも、滑り止めの模様がちゃんとモールドされており、芸の細かいところを見せています。
また、人形も小さいながら良くできています。この時代、ここまで細かく再現できるとは!!
高い技術力には、ただただ脱帽します。

続く



「ボク、戦うフリして、ラクしてます。

ボクって、天才?」




バッカモン!!

そんなこと、100%バレバレじゃ!

キサマみたいな、糞野郎は

一生便所掃除だ!! 




次回は、野次馬考古学のルーツに迫ります。

キーワードは、「グラントハイツ」、「PX」、「フォレスト・シャーマン」です。

次回のチラリズム                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

                                                                                                                                                                                                                                                                                  

                                                                                                                                                                                                                                                                                                               
                                    
ダイナミックな構図に圧倒されます。
戦う船のボックスアートは、これでなくちゃ。


                  プラモデル野次馬考古学

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ジュピターC編「組立図を楽しむ:その凝縮された存在感」

2006年11月06日 | プラモデル



どうじゃ。考古学の授業は楽しいかね。
ワシのような立派な人物になりたければ、
しっかり勉強することじゃ。
喝!

プラモデル野次馬考古学


「組立図を楽しむ:その凝縮された存在感」


ジュピターCは、アメリカにとって特別な存在です。
ソ連による人類史上初の人工衛星打ち上げ成功で、アメリカのメンツは丸つぶれ状態。
これをなんとか挽回するピンチヒッターが、ジュピターCだったのです。ジュピターCは陸軍のレッドストーンがベースになっていますが、人工衛星打ち上げに関して、当初アメリカ政府はレッドストーンの使用に消極的でした。
一説には、人工衛星の打ち上げは平和利用のため、ということを強くアピールしたいため、ミサイルであるレッドストーンの使用をひかえた、とか旧敵国のドイツ人(フォン・ブラウンがそうです)が開発に関与したミサイルなど使いたくない、という愛国的(?)理由があったとかいわれています。
ただ、打上用ロケットのバンガード(海軍が開発)が失敗したため、急きょ陸軍に打ち上げの指令が下された、というドタバタ劇を経て、ようやく人工衛星打ち上げに成功したわけです。
そんな経緯があって、ジュピターCはアメリカの威信を守ったロケットとして、アメリカ人の記憶に永く残ることになったのです。



組立図を見ると、ガントリータワーに圧倒されます。
主役はジュピターC本体より、ガントリータワーです。

ミサイルキットについていえば、ミサイル本体は単純な形なので、発射台や整備塔、トレーラー等、周辺施設をいかに効果的に再現するかが、勝負どころです。
このジュピターCは、ガントリータワーを付属させたことにより、その圧倒的な存在感をうまく誇示することに成功しています。




上左側は、ジュピターCの原画。
原画左部分に描かれているトレーラーが、ボックスアートではカットされています。
右はジュピターC本体の組み立て。いたってカンタン。先端部分以外は、同社レッドストーンと同じことがわかります。







上は、ガントリータワー基部のパワープラント部分組み立ての図。






ガントリータワー組み立ての図。なんだか、東京タワーのキットを作るような感覚です。





いよいよ、フィニッシュ。ここまでくれば、ほぼ完成したようなもの。
このワクワク感がたまらないのです。
地上には、作業員の姿が描かれ、臨場感タップリ。

ところで、みなさん。一連の組立図を見て、何か気がつきませんでしたか。
もし、このジュピターCを作ろうとした場合、自分がすべき作業が確実にイメージできたのではないでしょうか。さらに、そのステップそのステップごとに、出来上がっていくキットの様子を、あたかも写真を見るような感覚で認識できたのではないでしょうか。
この組立図は、誰が描いたのかわかりませんが、作り手の心理をしっかり把握しています。
リアルな図は、キット完成後の姿を作り手にイメージさせ、作ることをけっして途中で放棄させない仕組みになっています。
「途中でギブアップさせない」、これはきわめて重要な点で、部品数が多く、工数や手間がかかるキットほど、組立図がうまく作り込まれています。
レベルの組立図には、こうしたマジックが隠されています。

とにかく、このガントリータワーの存在感は、スゴイ!(本来、主役であるべきののジュピターCを完全に喰ってる)
また、パーツのボリューム感も、スゴイ!!
スゴイ、スゴイ、スゴイの連発です。

組立図を見ると、タワーは可倒式ということがわかります(中央部A図参照)。






上は、レベルの広告。
レッドストーンの組立図に掲載されていたものと、中身はまったく同じです。

続く



「次回は、ジュピターCのパーツ編です。

皆さんは、このキットをGETしたくなったでしょ?

探せば、まだ残っていますよ。

さあ、モケイ店へ進撃しましょ」

※BGMには、「コンバット」のマーチでも流したいところですネ。




次回のチラリズム

ドイツレベルのパーツは、ハデハデの赤。
ジュピターC本体がなければ、東京タワーのプラモデルと間違えそう。
過去にリリースされたアメリカ版だと、グレーになっていました。




オマケの予告

マルサン/ラベール(私のようなオジさんには、懐かしい響きです。)誕生の秘密がわかる記事もつけちゃいます。

キーワードは、

グンゼ/レベル以前にレベルの国内生産品があった

レベルの金型は Made in Japan

マルサン/ラベール提携品は、これまた Made in Japan 」



                           プラモデル野次馬考古学

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