ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦
「前進だ、全速で駆け抜けろ」
「行け!地獄のまっただ中へ」
「イワンの歓迎に備えろ」
Bakom!!
一方、輸送列車から突き放された車両は、
殺到するロシア兵を蹂躙し、敵戦車に
衝突して止まった。
「ファシストめ
ブッ殺してヤル!!」
つづく
鵜の目鷹の目
ホーク・ボックスアート美術館
なつかしいロゴマーク。
時期によっていくつかバージョンが
あるが、やはりタカのイラスト付の
ものがベスト。
ホークは、アメリカ最古参のプラモメーカーで
1928年に設立された。当初ソリッドモデルを手がけて
いたが、1946年にアメリカ初のオールプラスチックモデルを
発売した。1950年代、プラモが一般に普及しだすと
プラモ製造に転身し、専門メーカーの道を歩むことになった。
アメリカ・プラモの先駆者だったホークだが、
1971年、模型塗料メーカーのテスターに
吸収され、その名称は消滅することとなった。
ホーク最初の記念すべきプラモであり
アメリカ最初のプラモは
コレだ!
カーチス・レーサー
HAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWKHAWK
塗料メーカーのテスターらしく、プラモの完成品わきに
さりげなく自社製品を置いて宣伝している。
一連のボックスアートを見ていると、やられているドイツ機がなぜかアルバトロスD-Ⅲばかり。
しかも真紅に塗られたリヒトホーフェンの愛機風なものというのは、いささか驚く。
このスマートなアルバトロスは、憎きドイツの象徴的存在なのかもしれない。
ホークとオーロラの驚くべき関係とは?
ホークのF9FとF-90は、その後オーロラがコピーして
発売したという説がある。
オーロラ版F9Fは、当初ホークと同じデスクトップ・タイプだったが、
のちに脚やロケット弾を追加して発売されたという。
事実関係は確認していないが、オーロラなら何でもアリという
気がする。
ホークのパクリか!?
F9Fクーガー着艦失敗 そのまま海にドボン
http://www.youtube.com/watch?v=3B8lYbp3J1c&feature=fvw
空飛ぶ三角翼XF-92実機映像
http://www.youtube.com/watch?v=Jlm5XcmLWQQ&feature=related
これは珍しい三角パッケージ。
スカイレイのデルタ翼をイメージしているのかもしれない。
限定品として発売されていたようだが、店舗での
陳列や輸送上の問題があったためか、三角形の
パッケージが一般化することはなかった。
「ジャパニーズ・カミカゼ」だの「バカ爆弾」だのと
ボロクソだが、この人間爆弾・桜花を実戦に投入したこと自体
アメリカ人には相当なクレイジー行為と思われたことがよくわかる。
V-1と並べられてしまうと、ドイツの先進性と
日本の後進性が、モロ出てしまう。
名称も、桜花ではなく「カミカゼ」となっており、
何となく「狂気」に満ち満ちた雰囲気をかもし出している。
なお、V-1と桜花には赤の透明プラで成形した
排気炎のパーツがついている。
この妙なリアリズムがメチャおもしろい。
V-1は、ご覧のように単純ながらも内部構造まで
再現されている。
なお、テスターブランドになって、ようやく「桜花」の名称が
使われるようになっている。
さて、V-1モノの気になる映画があった。
映画『クロスボー作戦』冒頭のV-1飛行テストが、なかなか緊迫感があってイイ。
ドイツの女性パイロット、ハンナ・ライチュをモデルとした人物も登場し、
映画に現実味をもたせているのも、これまたイイ。
http://www.youtube.com/watch?v=5ej1PKdt2C4&feature=related
映画『クロスボー作戦』予告編。
内容自体は、連合国側の特殊部隊モノなのだが、
ドイツのV-1,V-2攻撃シーンがリアルで素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=BowFhOTpszw
U-2着陸映像
徹底的な軽量化を実現するため、特殊な着陸装置を採用したのがアダとなり、
きわめて高度なテクが要求される。常に事故とは紙一重だ。
http://www.youtube.com/watch?v=eamnTyfkUBY&feature=related
非武装の輸送機に対して、これだけ敵戦闘機に
つきまとわれたら、こりゃ相当ヤバい状況だ。
輸送機の運命が非常に気になる絵だ。
テスターブランドのもの。
ホークのロゴが、まだ残されている。
ここでは、ホークのロゴはすっかり姿を消している。
エアレーサーも忘れられないゾ
このビア樽に翼が生えたような格好は、なんとも模型向きで
オモシロい。このユニークなスタイルがウケて、関係書籍も
いろいろ出版されている。
参考図書
ジービーレーサー事故映像 1931年
http://www.youtube.com/watch?v=1KTyYVnSyq4
モーターでローターを回転させるバージョンだった。
こちらは、モーターなしのディスプレイタイプ。
ローター基部にギアが組み込まれていて、左右の
ローターがぶつからずに、うまく交差するようになっていた。
モーターライズ版も同様のメカをもっていた。
カマンH-43Bによるパイロット救出映像
http://www.youtube.com/watch?v=SztPlFERpl0
カマンHH-43ハスキー映像
http://www.youtube.com/watch?v=4HnEwJ-IXaQ&feature=related
Wikipedia
虫ピンを使用してプロペラを取り付けるというのは、相当にオールドな方法。
時代を感じる。
ロッキード・コンステレーション胴体着陸映像
http://www.youtube.com/watch?v=wfIzR1bii3Y
1959年にコンベア社が計画した原子力爆撃機。
このSF的デザインが、メチャすばらしい。
爆撃機の垂直尾翼に護衛の戦闘機をくっつける
発想が、これまたオモシロい。
実用化されればXB-70以上の話題性があっただろうが、
難題が山積し開発中止になってしまった。
しかし、もし実戦配備されたとしても、事故で墜落したら
ヒトや環境に、重大な被害を与えたかもしれない。
当時は放射線の被害など、今ほど深刻に考えては
いなかったようで、1950年代のネバダ核実験場の
映像を見ても、安全管理などかなりズサンな感じがする。
爆心地近くでも、防護服の着用もしないで、平気で歩きまわったり
しているのだから驚く。
1955年、ネバダ砂漠におけるアメリカの核実験映像(音声なし)
爆心地の近くでウロウロして大丈夫なの?兵隊さん
http://www.youtube.com/watch?v=7VsxW1pAFBk&feature=fvst
原子炉搭載実験機NB36飛行映像
http://www.youtube.com/watch?v=g8J83RFggzc&feature=related
人工衛星を空中で回収するC119映像
http://www.youtube.com/watch?v=Y7d5RjP1Vr0&feature=related
グレンコモデルは、レーンウッド先生の
ボックスアートで復活させた。
Wikipedia
Wikipedia
おフランス仕様が珍しい。
クルマのエンジンプラモ
大戦中のアメリカ魚雷艇を商品化するといえば、ケネディ-が艇長をしていた
このPT-109をモデル化するのが、アメリカ・プラモメーカーのお約束。
日本の大型艦艇に戦いを挑むなど、アメちゃん好みの武勇伝も多い。
次回の更新は、9月15日夜の予定です。