絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

不屈のジョンブル魂!エアフィックス・ボックスアート美術館Part5

2012年09月15日 | プラモデル

ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦






「突っ込め!」


「来るぞ! 迫撃砲用意!」




TUNG!!




「あわてるな 訓練とまったく同じだ」


PAPAPAPAPAPAPAPA
  PAPAPAPAPAPAPAPAM!!






「この調子だ
 アメ公を撃退できるぞ」

つづく



不屈のジョンブル魂!
エアフィックス・ボックスアート
美術館

1977年以降のボックスアート


















こんなペイントセットが付属していると、うれしい。
使うか使わないかは別として‥


















チャーチルおよびマチルダ戦車の
バリケード突破映像(音声なし)。
http://www.youtube.com/watch?v=AxkA-mLY27Q


























チョー地味な車両ではあるけれど、架橋戦車の
メカを知るには手ごろなキットだ。

◆架橋戦車映像集

M48架橋戦車
http://www.youtube.com/watch?v=jspg9NidnNQ

1/16スケールM48(M60?)架橋戦車、実物通り橋を展開するゾ!
http://www.youtube.com/watch?v=p6JbrXqBYEE&feature=related

架橋部分を回収する91式戦車橋
http://www.youtube.com/watch?v=vmukZ-dE2hI

81式自走架柱橋回収作業映像
http://www.youtube.com/watch?v=0PO9SsPa3yk&feature=related










































映画『633爆撃隊』から、モスキート飛行映像。
出撃から爆撃、対空砲火、不時着などの各シーンが
テンコ盛りで楽しめる。
http://www.youtube.com/watch?v=2A04o_kVonQ&feature=fvwrel




































































◆脱線‥シャーマンといえば、タミヤのものがなつかしい。




朝鮮戦争のとき、アメリカ軍戦車に
流行った塗装がオモシロい。
トラの顔をイメージしたものらしいが、
いかにもアメリカっぽくて、メチャ
気に入っている。
でも、このキットにはトラ顔デカールが
付属していないので、チョッとガッカリ。

Wikipedia
ドヒャーッ







































エアフィックスの軍用車両プラモは、自国のものを中心に
コツコツと展開してきた。
このスキャメルのタンクトランスポーターも、WWⅡ当時アメリカの
ドラゴンワゴンと比較して、数的には少なかったにもかかわらず
しっかりとモデル化しているのが、メチャうれしい。
驚くほど保守的なスタイルが、いかにもイギリスらしくていいゾ。
































いかに自国ものオンリーでプラモの開発をしている愛国的な
企業でも、利潤を追求しなければ倒産してしまう。
おりからのドイツものブームでは、エアフィックスでもかつての
敵国のアイテムをリリースするようになった。
ナショナリズムだけでは、とても生き残れないということか。






























◆あんまり関係ないけど、この躍動感にシビレたゾ!













◆これも本題とは関係ないけど、戦車とは異なる
  装甲車の魅力が楽しめたゾ。


















ドイツ週間ニュースから、イタリア・シチリア島攻防戦。
連合軍機による空襲と、これを迎え撃つ「88」の勇姿。
http://www.youtube.com/watch?v=7JcA2QVkakw







お偉いサンの専用車両プラモ

エアフィックスでは、有名な将軍とスタッフカーの
プラモを1/32スケールで発売していた。
第1弾は、自国でスーパースター的存在のモントゴメリー
将軍であり、これはきわめて当然の選択だろう。
一方のクルマ自体はおそろしく地味で、日本では
ほとんど知られていない。
しかしながら、当時のイギリスではメジャーな
存在で、幹部将校用に使用されていた。
後部座席にも風防を設けるなど、VIPに対する
配慮がうかがえて、見ていて楽しい。

Wikipedia






当時のニュース映画より、
工場労働者に対するモントゴメリー将軍の演説。
http://www.youtube.com/watch?v=4p6J-bsm_18&feature=related
Wikipedia


この車両はスタッフカーというよりも、移動式
コマンドポストという性格のものだが、いかにも
神出鬼没の『砂漠のキツネ』にふさわしい。

ロンメル将軍とアフリカ軍団のカラー映像。
グライフの姿も見られるゾ!
なお後半の方で、灼熱の太陽に照らされた戦車の
車体をフライパン代わりにして、目玉焼きを作る
シーンがあるが、もちろんヤラセ。
過酷な環境で戦うアフリカ軍団兵士を、ドイツ国民に
アピールするためのロンメルの秘策で、実際はバーナーで
焼いた鉄板を戦車に置いて料理をしたらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=nXsg_5RxdeQ

◆タミヤの傑作「グライフ」は往く!

小さい車体に、将軍やらスタッフやらを無理やり
詰め込んだプラモは、にぎやかで楽しかった。

◆スタッフカーといえば、こんなモノも…

タミヤ製品では珍しい女性補助員のフィギュアが付属している。
将軍の愛人という設定もオモシロい。

Wikipedia

?
このシリーズの第3弾として
パットン将軍とホワイト・スカウトカーが
予告されていたのだが、はたして
リリースされたのだろうか。

映画『パットン大戦車軍団』予告編より。
http://www.youtube.com/watch?v=g-0dTpzNzwo

◆将軍といえば‥
  こんなアイテムもあった。

こうやって見てみると、個性的な将軍は
枢軸国より連合国側に多いということか。

◆その他、気になるアイテムとして‥

ロシアのお偉いサンと分捕られた
キューベルワーゲンという組み合わせが
目新しい。今後のアイテムとして、捕獲車両を
テーマにしたものもいいかも。

オマケのオマケ
※前々回掲載していたものだが、突如原因不明のエラーが
  発生し、掲載不能になってしまったので、今回こちらへ引越した。

日本のプラモメーカー・永大のミリタリーシリーズのボックスアート。
これらのキットは、エアフィックスのプラモではないが比較資料と
して掲載してみた。
なお、永大では1969年にエアフィックスのヒコーキプラモを輸入して
同社提携品として発売していた。B-17を始め、カタリナ、B-29、Do217、He177、
Ju52、フォッカー・フレンドシップがあった。
当時の永大の広告を見ると、発売予定としてジャンボジェットやC-130の
名前があるが、はたしてリリースされたのか不明だ。




























永大のミリタリーキットの中では、このV2が極めつけだろう。
レーダーや牽引車、指揮車などミサイル以外のアイテムも
充実しており、よかった!


次回の更新は、10月15日夜の予定。