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山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

胡々里庵

2012年01月15日 | 蕎麦

高湯温泉へと向かう山の途中にある道沿いの住宅地の一角にあるお蕎麦屋さん「胡々里庵」さん。

高湯の行き帰りには、とても便利な立地にあります。

和風の外観のお店。

入口の横のガラス越しに蕎麦の打ち場を見ることができ、本格的に手打ちしているお蕎麦屋さんというのがわかります。

1月の上旬、店内は限定メニューで営業とのこと。

店内のガラス越しのカウンター席は靴そのままで入店でき、小上がりの部屋には、堀炬燵席、テーブル席がありました。

カウンターと小上がり部屋にはそれぞれ別々にレジがあり、席代が違うのかと不思議な印象を持ちましたが、会計やメニューは同じでした。

 さて、案内されたのはテーブル席です。

古民家風の店内は天井が高く、開放感があり、女性が好きそうな小物や飾り物で演出されていました。

落ち着いた雰囲気ではありますが、時々家族利用者もありました。

こちらは「冷たいせいろ」そば。

お蕎麦はまるで氷で〆たと思うほど、キンキンに冷えていました。

つゆは鰹節のお出汁が香る、上品な甘さ。

引き締まった細めの蕎麦がツルっツルっと、滑らかに喉元を滑っていきます。

その蕎麦が冷たいまま、喉越しをひんやりとよぎっていく感覚が・・・快感。

あっという間に、器の上の蕎麦がなくなってしまいました。

 

さて、こちらは「胡々里膳」のはじまりの「揚げ蕎麦がき」。

まんまるに成形された蕎麦がきからは、油と餡のよい香りが漂っています。

表面がカラッと香ばしく、なかの蕎麦は濃密な新そばの香りとともに、ふんわりとした食感が。

「胡々里膳」のお蕎麦は、「せいろ」か「わんこ」をチョィスできますが、どちらも蕎麦は同じ。

とろろ、サーモンとエビのマリネ、シャモつくね、蕎麦グラタン、天婦羅の5種類の小鉢付きです。

天婦羅は、ブロッコリーとちぢみ法蓮草、下味のついた筍の3種で、野菜の甘味を残した揚げあがりで、特に筍が美味でした。

ブロッコリーは個人的には天婦羅では食べたくないと感じました。

天婦羅の内容は、日やタイミングにより変わるそうです。

小さな金箔の入ったとろろ。

はじめ「マリネ」や「グラタン」などは蕎麦の付け合せとしてはどうかと思いましたが、お蕎麦が主役というポジションは揺るがないまま、箸休めとして楽しく頂くことができました。

「グラタン」は、蕎麦がマカロニの役目を果たしており、ホワイトソースとチーズがまったりと絡んで、和風な感じで美味しかったです。

最後の蕎麦湯は、ドロドロ~で濃厚。 

「胡々里膳」の最後は、デザートか飲み物がチョイスできます。

「わらびもち」が完売とのことで、自家製柚アイスをオーダー。

この柚の爽やかな香りと上品なアイスの甘味は素敵な相性でした。

石ころに込められた一言が粋ですね。

ご馳走様でした!

 

■ 胡々里庵

住所 福島県福島市在庭坂字栃清水12-16

TEL 024‐591‐5571

営業時間 11:00~売れ切れ次第終了

店休日 木(祝日営業)

 


玉子湯

2012年01月14日 | 温泉

高湯温泉の「玉子湯」さんに、久しぶりに立ち寄ってみました。

お湯、雰囲気ともに素晴らしく、以前は結構好きで来ていましたが、外来入浴が短縮されてからすっかり足遠くなっていました。

平成15年、この近くに共同浴場「あったか湯」ができてからは、すっかりそちらを利用するようになりました。

「玉子湯」さんのあたりを通ると、車内にも硫黄の匂いが流れ込んでくるほどです。

「玉子湯」さんで一番好きなのが、この内湯のお風呂「仙気の湯」。

初めてこの旅館を立ち寄り湯で利用させて頂いた時、随分前のことになりますが、この内湯にはあまり人が行き来せず、タイルの使われた浴室には大きな亀の置物があった記憶があります。

いつしか改装され、この木の浴槽に変わりましたが、雰囲気は変わってもこのお風呂にはいるとなぜか自然と心が安らぎます。

湯触りもとても良いお風呂です。

今回は久しぶりにこのお湯に浸かれることを楽しみにしていたのですが、これも時代の流れというのでしょうか、外来入浴者専用の浴槽に変わっていました。

今回は入浴できず残念ですが、そのかわり写真を撮らせて頂きました。

二番目に好きなのは、この湯小屋のお風呂。

湯小屋は当館創業から百四十年余もそのままの形をとどめているそうですから、凄いですよね。

この硫黄泉に入ると肌が玉子のようになめらかになることと、温泉のにおいがゆで玉子に似ているとのことで、玉子湯と名付けられたそうです。 

 

暖簾をくぐるとすぐに脱衣所になり、脱衣所とほぼ変わらない高さに浴槽があります。

浴槽に入っていると、着替えをする方を見上げる感じになってしまい、狭い浴室のため視線のやり場に困りますが、それでもこのお湯は、硫黄の量がほかのお風呂に比べて多いような気がします。

高湯温泉は皮膚病にもよいといわれていますが、難病に悩む人々のために仮小屋を造って浴用に供したことが「玉子湯」さんの歴史のはじまりでもあり、この湯小屋は今もなおその役目を担っているといえるでしょう。

 

歴史を感じる湯小屋の天井には、長きに渡って愛されてきた証が残り、共有の財産であることをつくづく思い知らされます。

さて、露天へ行ってみましょう!

 女性限定の露天風呂「瀬音」。

冷たい山水が引いてあり、夏場はのぼせた体に浴びたりしますが、こんな雪の季節になれば、脱衣所の床さえ滑らないよう用心しなければなりません。

ふわっとパウダーのような白い雪が、ホイップのようにふわりと建物にのっかっていました。

 

のぼせた体で入る足湯 が最高!

この足湯にもなみなみと100%源泉が注がれています。

露天風呂は山の景色を見ながら、とても開放感があります。

この高湯温泉へ向かう道は、上り坂になりますが 所々「無散水消雪」なるドライな路面があり、走行もかなり楽でした。

 

■玉子湯

外来入浴 700円

外来入浴 入館11:00~退館14:00

 

 


花月ハイランドホテル 食事

2012年01月13日 | 

食事は、朝夕ともに本館の大広間でした。

その日の夜のメニューは・・・

すでに並べてあった食事がこちら。↓

 お刺身は部屋の暖房でぬるまっており、天婦羅もサックリ感がなくなっていました。

 

 アワビが出ると楽しみにしていたのに、酒蒸しは、蒸しあがる前からお酒の香りがすでに飛んでいて、味も素っ気ない・・・

 

乾麺をゆでたような山菜うどんも麺が完全に伸びきって柔かったのが残念。

食後のお菓子は、某食品メーカーの冷凍品を自然解凍したと思わせるモノ。

料理長の名前でお品書きを出すまでもないと思いました。

 

 朝ご飯。

おかずが二段になっていて上品な演出。

ご飯とお粥の両方が運ばれてきましたが、お粥の作りたて感が無く、少しえぐさもあって残念。

 

せめて夜ごはんには、手作り感や季節感、土地のお料理が欲しいところです。

 


花月ハイランドホテル 部屋

2012年01月12日 | ホテル・宿

 花月ハイランドホテルは夜景の見渡せるお部屋が人気なのですが、その日のお部屋は山側でした。

その日は「満席」のためか、チェックインしたものの、ロビーで10分以上も待たされてしまいました。

 山側のお部屋にはテラスがついていましたが、あいにく雪のため、外に出るサンダルも雪をかぶっていました。

 寒い季節は好きではありませんが、そのかわり温泉の長湯が気持ちよい時節でもあります。

山の景色の美しさに、ただただぼんやりと心を奪われます。

 

 冬という自然の脅威のなかで、こんなにも繊細な自然美があることに驚かされもします。

 

お部屋のお菓子。

「温泉まんじゅう」は玉子をイメージしたところが可愛らしい。

 

煎餅布団が一枚敷かれただけの夜は、体が痛くなって何度か起きてしまいました。

施設は綺麗で温泉も良いけど、その他は費用対効果を鑑みると、残念な印象が私にはありました。


花月ハイランドホテル 温泉

2012年01月11日 | 温泉

 開湯400年といわれる高湯温泉は平成22年に「源泉かけ流し宣言」 をしたそうです。

「源泉」とは浴槽に加水・加温せずに供給し、浴槽から溢れ出た湯を循環させず排水することで、「源泉かけ流し宣言」にあたっては、当該温泉地の入浴・宿泊施設全てが「源泉かけ流し」である必要なのだそうです。

 

高湯温泉の高台、磐梯吾妻スカイラインの入口にある、 花月ハイランドホテルは、本館と別館あわせて全69室の施設です。

 

白いジュ―タンを敷きつめたような雪の季節。

遠くには青い山々の連なりや福島市内を見渡すことができ、とても綺麗でした。

 

ロビーから 温泉へと続く、長い渡り廊下。

 内湯からは、山の景色を眺めながら入浴。

硫黄の香りのアロマが心地よく、とても肌触りが良いお風呂でした。

 

「空中露天」と興味深い名前のついた露天風呂の傍には、菩薩様が祀られていました。

 

 整然といた脱衣所は、天井が高くて開放感があります。

ダイアル式の貴重品入れ(無料)なども完備され、外来利用でも安心して入浴できますね。

さて、露天に行ってみましょう。

 

外に出るなり、寒さと足の冷たさにびっくり!

その日は外気の影響を受け、源泉かけ流しの露天風呂は、かなりぬるめの感じでした。

はじめは「ぬるすぎる!」と感じるくらいでしたが、じっとしているうちに、じわりじわりと体が温まります。

浴槽に長く浸かったままでも苦しさを感じることなく、温泉の効果を実感できるいいお湯です。

湯口からは透明なお湯が流れていますが、浴槽は白いにごり湯に変わるのが不思議です。

夜の静けさの中で入る露天風呂は、気持ちがとてもリラックスします。

夜はライトアップ、日中は山の雪景色がとても素敵でした。

紅葉の季節は、とても美しいのだとか。

 洗い場もありますが、この季節は寒すぎて短時間で済ませないと、すぐに体が冷えてしまいます。

 露天風呂を出た茶室には、フランスベットの治療器などもありました。

 貸切の露天風呂も人気のようです。

■花月ハイランドホテル 

泉  質 酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
(掲示用泉質名) 硫黄泉
泉  温 50.0℃(源泉) 42.0℃(浴槽)

外来入浴 600円/貸切露天 1050円