国道から恩山寺方面に向かうと、田んぼや何もない場所を歩き、お遍路の道標もなかなか見つからないまま歩きました。
途中、地元の方がいたので道を教えてもらったりして、なんとかたどり着いたようです。
赤い橋を渡ります。
恩山寺は山の上にあるようです。
珍しい木です。
ビランジュの木(バクチの木とも言う)は徳島県指定天然記念物です。
またまた山歩き?
(でも少しだけでした)
お迎え大師。
恩山寺は聖武天皇(在位724~749年)の勅願寺として、行基が開基。
当時は大日山福生院密巌寺といい女人禁制の道場でした。
後に弘法大師がこの地に滞在していたとき、大師の母堂(玉依御前)が訪ねてきました。
しかし、女人禁制のため上がることができませんでした。
弘法大師は母のために山門辺りで17日間の秘法を修し女人解禁を成就、そして、母堂の玉依御前を伴って登山し、孝行を尽くしたといいます。
これにちなんで、現在の山号である母養山恩山寺に改められました。
鎌倉末期に僧源空が弘法大師の霊地を復興するために入山しました。
以後、寺運は栄えましたが、天正年間(1573~1592年)に兵火に遭って、焼失しますが江戸時代には蜂須賀家の保護を受けて再建されたそうです。
大師堂
本堂へは階段を上がります。
本堂。
18番あたりまで来ると、般若心経をお唱えするにも少しはうまくなってきたように思います。
その日最後の「19番立江寺」まで5キロの道のりを歩きます。
恩山寺を下る頃、やっと知り合いのお遍路さんにお会いしました。
知り合いのお遍路さんと会うと、励みになります。
竹林を通るコースがおススメです。
風が強いため、竹林同士がぶつかりあって、とても心地よい音が響きます。
葉っぱのサラサラという音と、ポン、ポコン、ポンポンという音と相まって、素晴らしい時間でした。
風のないときでも、青竹の中を歩くのは気持ちが良いと思います。