12番焼山寺でご朱印を頂き、下山しようとしましたが、その晩宿泊予定の「なべいわ荘」の場所がわからなくて、どっちの道を選ぶか迷っていると・・・
偶然、T先達が会計士見習いの歩き遍路さんを従え、「なべいわ荘」まで連れてっておっしゃって下さいました。
その後も、T先達とはご縁があるようで、たびたび一緒になり、同行して頂きました。
お遍路から2か月経った今でも、T先達のいつもニコニコとされているお顔が思い出されます。
T先達の計画では、6月10日くらいに88箇所の歩き遍路が終わっているはずです。
無事にお勤めを修められ、今は仕事に邁進なさっていることをお祈りしております。
さて、会計士見習いのお遍路さんのリクエストで、途中「杖杉庵」に立ち寄ってみることになりました。
以下wikipediaより引用
最初に四国八十八箇所を巡った伝説の人物とされる衛門三郎の終焉の地伝説が残る場所に建つ寺院である。
伝説によれば、平安時代前期の天長年間に、伊予国の人であった衛門三郎は四国巡錫中の弘法大師に行った無礼な行いを詫びるため弘法大師を追って旅に出たという。
21回目に逆回りを行っている途中、四国八十八箇所12番札所焼山寺近くのこの地で力尽き病に倒れた。
そこに弘法大師が現れ、衛門三郎は非礼を詫びた。大師が衛門三郎に来世の望みを訊くと、生まれ変われるなら河野家に生まれたいと望んで息を引き取った。
そこで大師は「衛門三郎再来」と書いて左の手に握らせた。天長8年10月20日のこととされる。大師は衛門三郎をこの地に葬り、墓標として衛門三郎が遍路に使用した杉の杖を立てた。
これがやがて根を張り杉の大木となったという。
今年はこの「逆打ち(逆回り)」の年です。
四国八十八ヶ所霊場を1番札所から順番に巡る旅を「順打ち」、88番札所から1番札所に向かって逆に巡る旅を「逆打ち」と言います。
2016年は逆打ちで弘法大師空海(お大師様)に巡り会えたという伝説が残る60年に一度の丙申(ひのえさる)にもあたることから、お遍路さんにとって“特別の年”と言われています。