燕三条駅の車止めにレジ袋が落ちていた。
拾い上げるとセブンイレブンのレジ袋だった。
丸めてゴミ箱へ向かいかけたが、普段見慣れたデザインと少し違う。
違和感の原因は「クールチョイス」のロゴ。
製品を選ぶ際は、二酸化炭酸排出量を考慮しよう、というのがクールチョイスだ。
最近ではレジ袋にクールチョイスのロゴマークを印刷して、環境問題に取り組んでいるという姿勢を示す企業が増えた。
このマークの使用料は発生しないので、レジ袋の作成を検討中で、環境問題に取り組んでいる企業は、デザインに追加してはいかがだろう。
さて、地球温暖化の要因とされるレジ袋だが、現代生活に無くてはならない一面もある。
最近では、縛りやすい、吊り下げて使えることから、レジ袋式のゴミ袋が増えている。
では、このレジ袋式ゴミ袋とレジ袋はどこが違うのか、それは厚みである。
レジ袋式ゴミ袋の方が多少厚く頑丈に作成してある。
あとは、レジ袋より大きいサイズがあり、なかには折込が無い商品も存在する。
そして、日々大量のゴミを入れて処分される。
だから、大量生産大量消費を見直し、ケミカルリサイクル技術を確率し使用済のレジ袋を原料にして、新たにレジ袋が作成できたら、地球温暖化防止に効果があると思う。
現時点では、レジ袋の使用を控えるよりも、レジ袋のポイ捨てをしないことの方が効果がある。
報道されているように、レジ袋を含むポリ袋により、海洋生物は深刻なダメージを被っている。
レジ袋は自然界で分解できない。
よって、これからも海洋を彷徨い続け、海洋生物を傷つける。
道路や公園で風に舞うレジ袋があるが、これも分解できない。
風と日光により、ばらばらになるが、あなたが死ぬころにも、レジ袋の原料であるポリエチレンであり続ける。
これは本当に恐ろしいことだ。
今、ポイ捨てしたレジ袋により、次の世代に深刻な負の遺産を背負わせることを理解して欲しい。
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