ポリ袋ブログ

主にポリ袋について書いています。

ポリ袋の材質について

2021年09月03日 09時52分31秒 | ポリ袋
ポリ袋の材質について(株式会社ジャパックス 製品カタログより)

直鎖状短鎖分岐ポリエチレン(LDPE)

基本的にはLDPEと同じ特性を持ち合わせており、一般的に低密度ポリエチレンと言われるものはこのタイプです。
LLDPE・LDPEは共に透明で柔軟性に富み引裂き強度、引張り強度が平均的に優れています。
LLDPEはLDPEに変わり新しい主原料として使用されている経緯があるように、LDPEよりシール性能や物理的強度に優れたポリエチレンです。

中低圧法高密度ポリエチレン(HDPE)

同じポリエチレンでも、LDPEと比較すると特性が異なります。
主に引張り強度、フィルムの腰の強さから薄手でも強度が得られる点です。
代表的な用途としては、スーパーのレジ袋です。
引張り強度はLDPEに比べ非常に優れていますが、引裂き強度は劣り一度切れ目が入るとすっと破れてしまうのが欠点です。

メタロセン[META]ポリエチレンとは?

メタロセンポリエチレンはLLDPEの一種ですが、エチレンからポリエチレンへ重合する際に、低密度とは異なりメタロセン触媒を用いて製造されます。
これにより、エチレン分子同士の結合が強くなり、引張り強度が増します。
メタロセンポリエチレンを配合したフィルムには以下の特徴があげられます。
●耐圧強度・耐衝撃性に優れている
●薄肉化によるコストダウンが可能

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