木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

娘への手紙

2012-02-25 18:17:25 | 家族
遅めの朝食の準備をしていると息子が声をかけてきた
「今日アズの送別会を開いてくれるらしいんだけど 俺、店長に妹のために手紙を書いてやってくれないかと頼まれたんだ」
息子も高校生の時この店で世話になってる
その姿を見てた娘が小学校の時、将来の夢「ローソンの店員」って書いたんだよね
「書いてやりゃいいじゃん」
「でさ、店長に お父さんも書いてくれないかなぁ って言われたんだけど・・  出来る?」


そりゃ長いこと文通やってたし手紙書くことくらいは朝飯前だ 朝飯の準備中だし。。
う~~~ん じゃ書いてみるか いつまでに?
「一時間後」  娘がドアを隔てた脱衣所(洗濯室)にいる
でも朝飯の後にしよう
ということで急いでパンとバナナと牛乳を流しこんだ

部屋に戻って息子が用意した便せんに向かう


 愛寿美へ

三年間一生懸命バイトしてご苦労様
時には12時間勤務 時には連続 やりたいことが出来ない時もあっただろうけど
お疲れ様

小学生の時から 父さんと母さんの間にいて心細い気持にさせたことがあったこと
父さんはよくわかっています
そして申し訳なく思っていました
でも、なかなか言葉に出来なくてゴメンね

そして中学生、高校生
不自由な生活をさせてしまったと思ってる
それでも比較的(笑)いい子に育ってくれたと思っています
ありがとう

これからは自由に思った通りの人生を歩んでいってほしい
ただし感謝の気持ちを忘れずに、相手の立場に立って物事を考えられるように
それだけ願っておきます

頑張れ!!

      父より      24.2.25




完璧にこれじゃないけど 便せん2枚、こんな感じで書いた
たったこれだけを書くのに思い浮かべた光景でやはり涙がこぼれそうになってしまった
いつも冷ややかな父と母の間にあって どれだけ小さな心を痛めてきたかしれない
よーくわかってる
でも明るく元気に振舞ってくれてたこと
多分意識的にそうしてたこともわかってる
ホントいうとどれだけありがとうとゴメンねを言っても言いきれてないんだ


4つに畳んで息子に渡した
「お前が見るなよ」
「なんかさ みんなの前で読むんだって」
ワイドショーじゃあるまいし・・・
でも店長の心遣いに感謝

コメント (14)
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