スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

2024-04-06 02:42:53 | 考えてみたこと
今週から来た人と話しをして。「将来どうしたいか」を聞いたら、比較的すらすらと答えてくれた。ここでこんな仕事をして、将来はできればこんな職場に移動して何をしたい、と。聞いていて感心する。まだ急いで評価してはいけないが、希望の持てる人と言って良いのではないか。
自分も色々な人と仕事をしてきて。30歳台を超えて「将来、どうしたいか」はっきり目標として言えない人材、特に「どんな仕事をしたいのか」を聞かれて、「いや別に、自分は何となく普通に暮らせたらいいです」というような類の答えをする人物は、たとえどれだけ知識が豊富で、しっかりしたスキルがあっても、結局「頼りになる人材」にはなりえない。職場において「目標」とするべきものをもっていない訳で、そうなると20歳台、30歳台は良くても、40歳を過ぎると格段にパフォーマンスが落ちてくる。もちろん極端に人手不足の時期には、そんなことも言っていられないので採用するのだが、そういう人を採用して、数年たてばその人を管理職にするかどうかを考えなくてはならない年である。しかし上記のような発想の持ち主はそもそもが管理職に不適である。ところが不思議なことに、前述のような「自分は自由人だから」のようなことを言っていた人でも、必死に頑張っていた同期が先に管理職に昇進すると文句を言い始めるのである。どうしてあいつが昇進して俺はなれないんだと。これには例外がない。結局のところ、どんな組織でもそういう人は入って数年もたてば職場でお荷物になっていくか、ある日突然職場を去っていくか、だいたいそんなところが多いように思う。
以前、ヤクルト・楽天などで監督をつとめた野村克也監督は「夢や希望を抱け。強い夢や希望は人生を好循環にしてくれる」と言っていたが、まさにその通り、自分なりのこだわり、夢、希望、直感、何でもよい。仕事で「自分はこうしたい、こんなことに挑戦してみたい」という欲望は、ちゃんと持っているべきであるし、それがない人間は仕事で一流にはなりえない。ある程度以上の年齢になると、「自分で自分を努力して磨いていく、忙しい毎日でも時間を見つけて何かにチャレンジしていく」という部分がないと、人は成長しなくなっていくのである。年寄りくさいと言えば年寄りくさいが、これは永遠の真実である。
夢、希望
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