![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/fb/1ca85bce3d5c6982b96a5382675389eb.jpg)
坂道を上っていくと、写真の建物が姿を現す。これである。静かな場所である。
もともとは銀行家、エルンスト・ティール(Ernest Thiel)の邸宅であった。彼は19世紀末に工業化の波に乗って財を成し、一大資産家となった。しかし家庭は幸福ではなく、妻と離婚してしまう。二度目の妻となった女性が芸術を理解する人物であった事が転機となり、絵画の蒐集に乗り出すのである。彼は最後は破産してしまうのだが、その際にコレクションの散逸を防ぐため、政府がこの建物ごと買い取って美術館としたのであった。
従って建物そのものにもお金がかかっている。といっても豪華さを見せつけるような印象ではなく、ごく自然な形で高級感を感じる家である。
もともとは銀行家、エルンスト・ティール(Ernest Thiel)の邸宅であった。彼は19世紀末に工業化の波に乗って財を成し、一大資産家となった。しかし家庭は幸福ではなく、妻と離婚してしまう。二度目の妻となった女性が芸術を理解する人物であった事が転機となり、絵画の蒐集に乗り出すのである。彼は最後は破産してしまうのだが、その際にコレクションの散逸を防ぐため、政府がこの建物ごと買い取って美術館としたのであった。
従って建物そのものにもお金がかかっている。といっても豪華さを見せつけるような印象ではなく、ごく自然な形で高級感を感じる家である。