日本でもかなり外国人労働者の受け入れが議論されているように見える。この点ではスウェーデンは日本よりもはるかに経験は上であろう。なんと言ってもすでに人口の14%は海外生まれなのである。また政治難民については昔から寛容な姿勢を取っており、古くは内戦下のユーゴスラビア、最近ではイラク、ソマリア、シリアと言った国々からの難民を受け入れてきた。概して彼らの出生率は高く、スウェーデンの人口が先日1000万人を突破したのは、彼らの力も大きかったようである。またサッカー選手のズラタン・イブラヒモビッチを始め、多くの才能をスウェーデン社会に生み出すことも出来た。
しかし、同時にこういった政策がプラスの効果ばかりをもたらした訳ではないことも以前から書いてきた通り。
移民街のこと
履歴書の名前を変えてみたら
そして外国人参政権に関してもスウェーデンはかなり積極的である。しかしこれも積極的になった結果、議論を呼ぶ事件が起きたようである。こちらはSputnik Internationalというニュースページから。
https://sputniknews.com/europe/201810031068544888-sweden-somali-clan-voting/
今年の夏の総選挙でレイラ・アリ・エルミ(Leila Ali Elmi)というソマリア移民の女性が緑の党から立候補して見事当選となった。しかしこの選挙期間中、彼女は街頭演説をほとんどソマリア語のみの演説で通したのである。ソマリア移民からの票があれば十分当選ラインに届くと踏んだのであろう。facebookのページもソマリア語であり、スウェーデンの国会議員選挙なのにソマリア語が分からないスウェーデン人の有権者には何を主張しているか分からない、という事態となった。そして当選である。
Wikipedia「Leila Ali Elmi(スウェーデン語)」
もちろんスウェーデンの事はスウェーデンの有権者が決めることなので、日本人がどうこう言う話ではないだろう。ただ外国人参政権に積極的となれば、当然こういう事態が発生しうる、ということは認識されていて良いだろう。難しい問題である。
しかし、同時にこういった政策がプラスの効果ばかりをもたらした訳ではないことも以前から書いてきた通り。
移民街のこと
履歴書の名前を変えてみたら
そして外国人参政権に関してもスウェーデンはかなり積極的である。しかしこれも積極的になった結果、議論を呼ぶ事件が起きたようである。こちらはSputnik Internationalというニュースページから。
https://sputniknews.com/europe/201810031068544888-sweden-somali-clan-voting/
今年の夏の総選挙でレイラ・アリ・エルミ(Leila Ali Elmi)というソマリア移民の女性が緑の党から立候補して見事当選となった。しかしこの選挙期間中、彼女は街頭演説をほとんどソマリア語のみの演説で通したのである。ソマリア移民からの票があれば十分当選ラインに届くと踏んだのであろう。facebookのページもソマリア語であり、スウェーデンの国会議員選挙なのにソマリア語が分からないスウェーデン人の有権者には何を主張しているか分からない、という事態となった。そして当選である。
Wikipedia「Leila Ali Elmi(スウェーデン語)」
もちろんスウェーデンの事はスウェーデンの有権者が決めることなので、日本人がどうこう言う話ではないだろう。ただ外国人参政権に積極的となれば、当然こういう事態が発生しうる、ということは認識されていて良いだろう。難しい問題である。