中学1年生の悲惨な事件の容疑者が逮捕され、13日の事件発生以降、この事件がクローズアップされています。容疑者が逮捕された要因が、街の中に設置されている(色々な個所)防犯カメラであることが、今注目され評価されています。ここ数年は、街の中のあちこちで防犯カメラが設置されているのが当たり前となっています。
以前は設置にあたっては、プライバシーの侵害であると反対する意見が多かったのですが、このような事件が起るとそのちからを発揮しているのが現状です。その設置を評価し正当化されます。この事件でさらにその必要性をマスコミが報道しています。
犯人逮捕というところでは、確かに今回防犯カメラの分析は大きな力が発揮していることは確かでしょう。しかし、今回の事件では、中1の2人が夜から朝方まで繁華街をぶらぶらしているところが何度も映像に出ていました。なんで?その様子をみていた大人は何をしていたんだろうと思いました。
報道されている限り、誰がみてもその2人は子どもでしょう。そのような子どもになぜ、まわりにいた大人が注意をかけることができなかったのでしょうか?どうして、通報しなかったのでしょうか?そのことが不思議に思えて仕方なく、また残念でたまらないところです。
考えてみると、それだけ人間が地域が希薄になっているのでしょう。
当然のことながら、親は何をしているんや!遅い時間に子どもたちを放っておくなんて!と批判されるのでしょう。
しかし、近所の大人は何をしていたんでしょうか。この事件を通して、希薄になっている人のつながりを改めて考えないといけないと思います。わたしたちの校区も、他人事ではありません。子どもたちを見守れる地域。子どもたちに負けない力をつける。このような取組をもう一度考えたいと思います。