放射線が気になりブログです
1シーベルトの千分の一が1ミリシーベルト、1ミリシーベルトの千分の一が1マイクロシーベルトです
医師が放射線を使って患者さんの診療を行う場合、一番気をつけることは妊娠初期のお母さんの検査です。その際,胎児への影響、すなわち胎児奇形が起きないかということです。胎児奇形が最も少ない量で生じる障害の例です。幸い,胎児奇形もある一定の量以下では起きず,
100ミリシーベルト以下の量の被曝では、胎児奇形を全く心配する必要はありません。
我々身体の血液の変化は250ミリシーベルト以上、
脱毛は3000ミリシーベルト(3シーベルト)以上、皮膚の変化は5000-10000ミリシーベルト(5-10シーベルト)以上の量で生じることが知られています。
ちなみに全身に一度に4000ミリシーベルト(4シーベルト)以上被曝しますと骨髄機能不全による死に至ることになりますが、病院ではこのような量まで被曝することはまずありません。自然放射線被曝のところでも書きましたが、健康に心配を与え環境に影響を及ぼすのは、ある一定量(100ミリシーベルト)以上の被曝で起きることであり、100ミリシーベルト以下であるなら全く心配ないと言うことです。
福島第一原子力発電所から約100キロ離れた茨城県東海村などで、通常の約100倍の放射線が検出されました。
東京大学によると、茨城県東海村にある大学の研究施設で、15日午前7時46分までの10分間にわたり、最大6マイクロシーベルトの放射線を検出しました。
福島第一原発からは約100キロ離れた場所にあります。現在は下降傾向にあるということです。また、茨城県によると、約70キロ離れた北茨城市役所でも午前5時50分、5.575マイクロシーベルトの放射線を検出しました。これらは通常の値の約100倍にあたります。
100ミリシーベルト以上は危険??
以上ニュースに耳を傾けましょう~
3月15日(火)11時33分
枝野幸男官房長官は15日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発3号機付近で放射性物質400ミリシーベルトが確認されたと明らかにした。2号機と3号機の間では30ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルトが検出されたという。
枝野長官は「従来のマイクロの単位とは(ケタが)一つ違っている。人体に影響を及ぼす可能性のある数値であるのは間違いない」と語った。
やばい数値になりました…
[2011年3月15日14時6分]
福岡市消防局は15日、東日本大震災で被災した福島県に応援派遣していた消防ヘリコプターと隊員6人が同県上空で被ばくしていたことを明らかにした。13、14の両日、東京電力福島第1原発1号機と3号機が水素爆発した際に被ばくしたとみられるが、放射線量はいずれもごく微量で、隊員の健康への影響はないという。
同市によると、ヘリは12日午後から14日午後にかけて、福島空港を拠点に福島第1原発から20キロ以上離れた同県いわき市周辺の上空などを飛行していた。
14日午後に福島空港で被ばくの簡易検査を受けたところ、機体から20~40マイクロシーベルトを検出。隊員6人のうち、1人から5マイクロシーベルト、もう1人からも2マイクロシーベルトを検出した。
隊員は服を着替えてシャワーを浴びるなど除染を受けた。(共同)