皮膚呼吸しか知らない蛙

アスペルガー症候群当事者が、2次障害に溺れることもありながら社会に適応していく道のりを綴っていきます。

知らないとは恐ろしいこと

2008-09-04 19:40:00 | 認知の歪み
この様な記事がトップ記事になってしまうこと自体恥ずかしいことですが、ここから初めて行きたいと思います。

今日、生まれて初めて整体に行ってきました。
自分の身体はメンテナンスのされていない錆び付いたレプリカント状態なのは薄々気付いてました。

股関節の変形、背骨の湾曲、左肩の動作不能………頭蓋骨の異常な堅さ

挙げたらきりがないくらい、というか悪くない所を探す方が難しいとの指摘。
「いい年した人間が何を言ってるんだ」と呆れられること間違いなしなのですが、

『自分の身体を管理することさえ知らずに生きてきた』

という表現が適切なのかと思います。
身体に不調があっても、我慢すればそのうち治る。
そんなはずはないのに自分の身体に関してはそういった根性論が植え付けられてインプットされてきました。

ぎりぎりまで耐え、動けなくなる寸前に病院に足を運びそのまま緊急入院を繰り返すこと数回。
何度やっても気付きませんでした。
自分の身体に油を差すことさえ、知らずに数十年もの間生きてきてしまいました。

これほど馬鹿な人間はそうはいないだろう。
気分障害との格闘はたぶん中学時代から始まったのだと思う。
そして今、考えられる殆どのものを失って初めて気付いた世界。

そこには軽度発達障害(アスペルガー症候群)という世界が待っていました。


皮膚呼吸しか知らずに育った蛙は、陸で水中で生息していくことは出来るだろうか?


今日『楽をして生きていく』という言葉を習った。

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