プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

怪しすぎるラーメン屋に遠来の客とまた行ってみた。

2015-06-14 | 社長のつぶやき

金曜日。

 

20年来の当社オーナーが大分からやって来た。

キャンピングカーを引き取りに来てもらったのだ。

 

一泊で

 

何故一泊なのか?

それは、久留米の夜の街に二人して消えるためである。

 

しこたま飲んだ。

日が変わっても飲んでいた。

 

翌日、一緒に鳥栖店まで行った。

中園の面白くもなんともない取説が終わった。

 

「ラーメン食べに行こうよ。江島さんがブログで書いていたあの店はどう?」

 

あの、怪しい店に行きたいと言う。さすがに目が高い。

憶えておいでであろうか。

鳥栖の目抜きにある、思いっきりガムテープをガラス戸に貼りたくっているあの店だ。

怪しすぎるラーメン屋に意表を突かれる。

 

店内に入り天井を見上げた。

天井の板がはげ落ちるのか、それを補修している。

 

 

 

ガムテープで。

 

あまりの正統派ぶりを見せつけられ、二人して満足の笑みを浮かべた。

 

大盛りラーメン2杯ね。

 

「大盛り2杯だってよ。」(店のオバサン)

 

奥の店主に不機嫌そうに告げた。

いきなりのこの対応である。

何かオバサンを怒らせるような事をしたのだろうか。

ますます、嬉しくなる二人。

 

店主が奥から出てきて麺をゆでる。そして湯切りでそれを取り出した。

麺が湯切りから一本はみ出ていて戻しにくかったらしい。

 

 

 

手づかみで戻した。

 

もうこの時点で二人の胸は張り裂けそうになった。

「お待たせ。」(店主)

 

ずるずるずる~~

 

「美味い!」(二人)

 

相変わらず茹で過ぎの麺だが、そんな事が些末に思えるほどのスープなのだ。

シンプルで深い久留米ラーメン伝統のスープだ。

あっという間に平らげた。

 

ふ~、美味かった。

そう言えば、この前来た時はヤクルトがおまけでついてたよ。

あれ止めたの?

 

ここで初めて店主が笑った。

「あれは金曜日限定たい。ハハ」

 

二人とも、思わず椅子からひっくり返りそうになった。

 

何故!!

 

何故に金曜日はヤクルトなのだ!

 

 

 

 

怪しいのにもほどがあるってもんだ!

 

 

と、帰りの車中で叫んだ。

 

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