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化石ブログ継続中。ハンドルネーム いろいろ。
あやかし(姫)@~。ほにゃらら・・・おばちゃん( 秘かに生息 )。  

IN  THE   HOSPITAL  ( money ) no,1

2006-11-29 07:09:15 | IN THE HOSPITAL
おはようございます。こちら 横浜 只今 お日様のぼってきました。ありがたいことです。皆様 今日もお仕事ご苦労さまです。今日は 
『 IN THE  HOSPITAL 』 UP させていただきます。本日中に書かせていただきます。
 8:15分から・・・RUN 開始。動く体と自由をありがとう!( とうちゃん お仕事ご苦労さん。あんがと!たまにゃあ ゆうんで~わたしでも。)
11月 27日
Sちゃんから TEL.急遽病院に出かけることにした。「今週中に行くよ!」って伝えてあったんだ。

<院内>・・・いつものように静かな空間。この病棟は病気の程度が軽い人の病棟らしい。看護婦さんが二人を呼び出してくださる。
まずは Iちゃん。にこにこ やってくる。
I「おはようございます。」穏やかなご挨拶。彼女から学ぶことは多い。私はお手紙のお礼を言う。クリスマス・コンサートに一緒にいくつもりであることを伝える。
Sちゃん ちょっとびっこをひきながらいつものように洗面器(=がお盆がわり)に三人分のカップ(コーヒーの粉をセットしたもの)を持ってにこにこやってくる。心なしかはずんでいるように見える。お茶を用意してくれるんだ。

彼女達の『笑顔』は信じられないほどだ。少なくともあの(2005.8.6.)日以前には考えられなかった。人が自由を頂くということがこれほどに幸せをもたらすことなのかと思う。そして音楽がこころを癒し幸せにするということ,それは自分自身も身にしみてわかるんだ。

Sちゃんの抱えている不幸と呼べるものは沢山ある。まず彼女はみなしごハッチなんだ。くわしいことはよくはわからない。戦時中に彼女を育ててくれたのが大好きなおばあちゃんだったこと、そして彼女はその後施設に預けられたんだ。
 
 彼女が抱えている病気は私が知っているだけでも、4つ(うち3つは精神の病)残りの1つの病気によって今左腕が腫れてきている。病気も老いも一歩づつ近づいているんだ。キリスト教会の牧師さまや施設の先生方にご尽力をいただいて、何とか彼女を病院から連れ出したいというのが、みなの願いだ。そしてそれはSちゃん自身の願いでもある。

Iちゃんには家族がある。だが戻れない家庭なのだ。おうち(=自宅)はあるみたいだから生活保護を受けることができない。年老いたおかあさまと妹さんがおそらく年金などで細々とつないでいる入院生活なのではないだろうか?バス代にしても電車代にしても、もっというならティッシュペーパ一箱が数十円アップするだけで、コーヒー1瓶が数十円アップするだけで大打撃なんだ。

いつだったか三人でお買い物をしたことがあった。Iちゃんは甘いものがすきなんだ。その日スーパーに並んでいた和菓子にIちゃんの目は釘付けになった。彼女は
余りお金の入っていないであろうお財布の中身と和菓子のパックを見比べてはいつまでも迷っていた。Sちゃんは私に「かわいそうだね。」と言った。

買ってあげることは、いとも簡単なのだけれどそれをすると彼女の病はもっとひどくなるのではないのだろうか?多分、彼女の病の一つの原因が「お金」だと思うから。むずかしい問題だ。

この日(27日)彼女達に一つの問題が起きていた。Kちゃんにもらったクリスマス・カードがそれだ。そのクリスマス・カードはボタンをおすと音楽がなるものでそこにそえられたメッセージに、このカードは2500円するものだと書いてあったからだ。

彼女達の発想のなかに”お返し”というものがある。何かを頂いたら 何かを返さなくてはならない。というものだ。一週間で3000円で暮らしているIちゃんにすれば このカードは本当に困った贈り物なのだ。

「お返しを どうしよう?」その不安で何日かずっと生活していたのに違いない。

「大丈夫だよ、このカードどう見積もっても250円しないと思うよ。きっと桁をまちがえたんだよ。」

実際カード売り場でみたわけではないが、100円ショップでバケツ一個(主人の母が先日買った)が買える時代だ。このカードだって100円もだせば恐らく買えるだろうと思える代物だった。

Iちゃんはほっと胸をなでおろした表情でSちゃんに報告した。とても嬉しそうだった。

その安堵の表情を見たとき「本当に来てよかった。」って思ったんだ。

お金があるということ、自由があるということ、こころを解放してくれる音楽やスポーツや空間があるということは本当に幸せなことだと思う。

だが同時に・・・こんなことも思う。

今、この一年間にマンマミーヤが買い求めたお財布はすでに4つを越えている。私が今使っているお財布はその中のひとつ。今まで使っていたお財布に限界がきて、もらったものなのだけれど、これがなかなか使い勝手がいいんだ。多分なのだけれど100円ショップで買ったんじゃあないのだろうか???

ストレスによってものを買って発散するということも考えられる。親の愛情不足によって物買い病になる。ということも考えられる。親の姿をまねているということもいえるかもしれない。

実はうちの女どもはお金をかけてもいい星なんだ。だからといってお金を湯水のように使ってもいいというわけではないが、自分の幼いころの思い出をふりかえると・・・ことは本当に単純で「だって ほしかったから買ったんだ。」っていうことになるのかも知れない。いずれにせよ お金を大切に使うこと、物を大事に使うことを 親自らが実践しなくてはならないのだろう。

そんなことを病院の二人には思わせていただくんだ。

その後 私は違う病棟の金ちゃんを見舞った。

出てきてくださった看護婦さんは先日の看護婦さんとは違う人だった。家族ではない私、今日扉が開かれなかったら 二度とこの扉のむこうにははいれないんだ。緊張が走る。
だけど 「嘘はつかない。」というのが今の私の生きる姿勢なんだ。姑息な手段は使わない。言葉は選ばなくてはいけないと思うけれど私はストレートな人間なんだ。   明日に つづく・・・
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