献血様変わり

昨日、仕事を早々に切り上げて休みを取って帰ってきたダーリンと
大宮まで野暮用を済ませに出掛けたついでに寄った献血ルーム。
我々が行ったのは、大宮駅西口のソニックシティ北側にある大宮献血ルームウエスト。
まず驚いたのが受付でだった。
「こんにちは。献血は、初めてですか？」
「いいえ。」
「本日は、献血手帳はお持ちですか？」
「いいえ。献血をしたのがずいぶん前なので、献血手帳は行方不明です。」
「そうですか。ずいぶん前って、どのくらい前ですか？」
「…20年前くらい…かな」
「20年前ですか…。今、データが残っているか、お調べしますね。…ありました、ぴすけさん。」
いや～、びっくり。
高校生の時、部活動のない日や定期テストの時の早帰りの際には
献血を趣味（？）とする2人の友人と、しばしば献血をしていたのだが
その後子宮筋腫の症状が悪化するにつれ、常時貧血状態のため、献血するどころではなくなった。
貧血改善のための鉄剤注射を定期的に打つようになってしまい、献血から遠ざかっていたのだ。
貧血で献血出来なくなる以前の、約20年前のデータが残っているということに、まずびっくり
400ml献血が足りないということで、今日は400ml献血をすることに。
新しいカードが作られ、いよいよ問診表を記入する。
これもびっくりタッチパネルでピッピッピ
問診表の設問中に
「1年以内に次の病気にかかったか、あるいは現在治療中ですか
　外傷、手術、肝臓病、腎臓病、糖尿病…」
というものがあった。
ムムム…
子宮筋腫の手術からは、既に1年以上が経過しているが、外傷…に該当するではないか。
ここは正直に、「はい」にチェック
問診表の記入が終わると、スポーツドリンクが渡され、事前に飲んでおくよう伝えられる。


首から提げる個別の呼び出し器具からメロディが流れると、問診と貧血の事前検査へと進む。
痛みも感じさせず、ほとんど見えない血管に針をスッと入れた採血担当者に、びっくりさすが～
ヘモグロビン値は400ml献血の12.5を上回り、問診室に入ると、外傷の話題になった。
「いつ、どこを怪我しましたか？」
「7月3日に、転んで顔と膝に擦過傷を作りましたが、現在傷は完治しています。」
「はい、見せてくださいあら～、ここ（鼻の下）がこんなにひどいんじゃ、ほかは大変だったでしょ～」
「ハハハここ（鼻の下）がいちばんひどかったんです」
「え～っいちばん引っ込んでいるところが、どうして～」
「…」
外傷は完治しているということで、採血ブースへ。
成分献血と全血とで場所が分かれているものの、無駄がない配置になっている。
献血ソファには1台1台にテレビがあって、ソファの頭を置く所の両脇にはスピーカーがついている。
成分献血で時間の掛かる人のためなのかもしれないが、なにもそこまでしてなくても良いと思うのだが


体調・気分の変化もなく、無事に献血が終わり、30分ほど待合室で休む。
その間、無料自販機の飲み物を飲んだり、用意されているおやつをつまんだり。
高校生の時には、おやつは置いてある物を好きに食べられたが
飲み物は200mlのブリックパックが渡されるだけだった。
今は、無料自販機の飲み物の選択肢も豊富でびっくり
最後に、パンフレットや献血カードを受け取ると、そのなかに埼玉県内献血ルームポイントカードなる物が。

それが、これ。
へえ～、献血にもポイントカード導入かと、びっくり
約20年前とは献血も様変わりだが、貧血の心配がなくなった現在
自分に出来る社会貢献として、献血も一つの手段だと感じた。
やみくもに献血すれば良いというものではないが、今はインターネットで血液の不足状況が確認できるし
献血の予約も出来る。
皆さんも献血、しませんか。