ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

第7回神流マウンテンラン&ウォーク ~なんと締めくくり賞に~

2015-11-09 22:30:22 | ダーリンのマラソン・トレラン

この記事は、ダーリンへの聞き取りをしたうえで
面白おかしくぴすけの主観で書いています

11月7日(土)

ダーリンは翌8日(日)に行われる「神流マウンテンラン&ウォーク」に出場するため
ぴすけは応援と称して実のところは登山目的のため、ともに神流町に向かった
今年は山村体験に外れてしまったので、ウェルカムパーティーに合わせて自宅を出発。
15時過ぎに神流町万場に到着。
受け付けを済ませたダーリンは、早速出店を物色している。
そこで、3日(火)に行った東京メトロポリタン・マウンテン・ミーティングに出店していた
ニューハレテープのトレーナー・芥田さんが出張してきていらっしゃるのを発見。
3日にしていただいたテーピングがとてもよかったので、そのお礼を言いに行くと
明日もミドルクラスなら、朝寄ってくれればテーピングをするよと言ってくれる。
16時過ぎに、ウェルカムパーティーの会場である万場小学校体育館に向かう。

ダーリンは、第2・3・4回大会に出場しているが(第4回は棄権)
それまではテーブルにアユの塩焼きやから揚げ・赤飯・味噌じゃがなど
数種類の食べ物がテーブルの人数分出されていて、あとはバイキング方式であった。
それが今回は幕の内弁当になり、アユの塩焼きや豚汁・うどんは配達方式に変わった。
バイキング方式だと、皆がステージの演奏や話も聞かずにウロウロと歩き回る。
この方式ならば落ち着いて食事ができるので、なかなかいいと思った。

大会プロデューサーの鏑木毅さん。
最後の「トレイル☆ランナー」の合唱では、マイクを持って楽しそうに歌っておられた。
私たちも、鏑木さんの楽しそうな雰囲気に誘い込まれて、皆で合唱。
ウェルカムパーティーは、和やかな雰囲気のなかでお開きになった。
この日の宿泊は、神流町の民家に泊めてもらう「民泊」を申し込んだのだが
山村体験だけでなくこれもまた外れてしまい、上野村のヴィラせせらぎという宿泊施設で
山梨県から見えた御夫妻と相部屋となった。 
楽しい御夫妻で話も弾んだが、明日の朝が早いので、早々に就寝。


11月8日(日)

とうとう大会の日が来てしまった。
ぴすけは普段のダーリンのトレーニング不足をとても心配していたが
ぴすけの心配をよそに、ダーリン自身はそれほど深刻には受け止めていないようだった。
そればかりか、ぴすけがゴール時刻を14時30分と予想したのがいたく不服なようで
「えー、そんなにかからないんじゃない13時30分だよ。」
とのたまった。
(正気ですか~?)
晴れていたら、ぴすけは山登りをする予定で支度をしていたが、朝から生憎の雨。
雨では山に行く気にはならず、仕方がないので、ダーリンのゴール時刻前まで
自家用車で昼寝と読書をして時間を潰すことに決めた。
6時過ぎにコイコイアイランド会館で朝食を済ませた後
ニューハレテープのブースにいるトレーナーの芥田さんにテーピングをしてもらう。
ダーリンによると、芥田さんのテーピングは素晴らしいそうで
テーピング後は、小人が足を支えてくれているかのような感覚になるのだとか。
「絶好調になるから、調子に乗って突っ込まないようにねー
と、芥田さんからアドバイスを受けるが
「走らないから、そんな心配はいらないんです。」
と、思わず言ってしまったぴすけ。
3人で大爆笑だったが、ダーリンは内心
(見てろよ~、13時30分を切ってやる
くらいに思っていたかもしれない。
7時40分、着替えを済ませたダーリンは、ぴすけに見送られ
ミドルクラスのスタート地点へ向けてマイクロバスで出発した。

ミドルクラスのスタート地点である神流町中里支所に到着したダーリンは
そこで応援に来ていたK家の奥さんと会うことができた。
K家は、第2回大会の民泊でダーリンがお世話になり、その後も交流が続いているお宅である。

9時、スタートの合図とともに、ミドルクラスの選手が一斉に走り出した。
K家の奥さんは、スタート後も自動車で先回りして、2箇所で応援をしてくれたそうである。
ダーリンはそんな神流町の皆さんの温かい思いやりに感謝感激。
ミドルクラスの最高地点1455mまでは、登山の要領で歩いて登る。
最高地点を12時前に通過したダーリンは、それまで抑えていたペースを
一気に下りで爆発させ、御僧尾根を駆け下りた。
(ふん、ぶっちぎってやる
芥田さんに突っ込まないようにと注意されたにもかかわらず
調子に乗って突っ込んだ結果は悲惨だった第5エイドステーションのある持倉集落に着く前に、膝まわりが痛み出し
とても走れる状態ではなくなってしまった。
(ということは、走ったのは30分もないのか?)12時30分、なんとか持倉集落のエイドステーションにたどり着き、膝にテーピングをする。
エイドステーションでは、折り畳みのコップ持参で飲み物をもらっている人がいたそうで
環境への配慮という点からも、ダーリンはとても感心したそうだ。
持倉集落は、おいしい蕎麦を提供してくれることで知られていて
以前ダーリンは蕎麦を食べすぎて身体が重くなり、走れなくなったので
今回は蕎麦2杯で我慢をし、マッサージをして復活したと思いきや
足が痛くてとても走ることはできなかった。
(これなら蕎麦を3杯食べても変わらなかったな。3杯食べればよかった。)
長い長い下りの神丸尾根で次々と抜かされて、あと3kmの千軒山で暫しの休憩。
ぴすけにメールを送る

その先のロープの急降下を足の痛みをこらえながら下るとなんとか国道に出た。


ダウンジャケットにくるまり、昼寝と読書三昧で過ごしたぴすけは
万が一の予定より早いダーリンのゴールに備えて、13時に開場ゴール前に待機した。
ところが…、待てど暮らせどダーリンはやって来ないのである。
ウェルカムパーティーで同席だった方が次々とゴールを切るなか、ダーリンはやって来ない。
ミドルクラスの選手たちも続々とゴールするが、ダーリンはやって来ない。
14時からの表彰式も終わり、ぴすけが予想したゴール時刻である14時30分が過ぎ
皆が帰り始めても、ダーリンはやって来ない。
ウェルカムパーティーで同席だった方が、年代別で3位になったのを知り
「おめでとうございます
と、声を掛けると
「いやいや、年を取るといいこともあるもんです。あれ?待っているんですか?」
「ええ。もうそろそろ来てもいいかなと思うんですけど、なかなか来なくて。」
「そうなんですか。またお会いできますよね。」
「ええ。来年も来られるよう頑張ると思いますよ。」
ニューハレテープのトレーナーの芥田さんが通りかかった時も
「あれ?まだ待っているの?」
「はい。(まだ待っているんです~)」
(なにが13時30分だよ。ま、トレーニング不足だから、15時だな)
ところが…、その15時になってもダーリンはやって来ない。
15時5分、ダーリンからメールが来る
「後3キロで休憩」
(あと3kmなら、ゆっくり歩いて45分。え?16時?)
15時30分を過ぎると、ゴールでは大会プロデューサーの鏑木さんとMCが
最終ゴールの心配をし始めた。
今は、選手の様子を無線で逐一把握できるようで
ゴール制限時間の16時までにゴールできる可能性のある選手はあと2名で
その2人は橋を渡ってゴールまで1kmの地点に来たということが報告されていた。
(もしかして、その2人のうちの1人は、ダーリン
メールが来た時刻から考えてそう推測したが、怪我をしている可能性も脳裡をよぎった。
「おーっ
会場がどよめくと、そこに現れたのは、ウェルカムパーティーで同席だった女性で
以前は持倉の関門を通過することができず、今回は雪辱を果たしたいと話していた方だった。
今回は、見事完走し、制限時間内にゴール。
おめでとうございます
そして、しばらくして見えてきたのは…
ゴール前だけはなんとか走らなきゃと、ゆっくりながらも走ってきたダーリンだった。
ゴール時刻は15時55分29秒、記録タイムは6時間55分29秒で、なんと最終ランナーだった。
MCからゼッケン番号と名前を呼ばれたダーリンは、鏑木さんから祝福の言葉と
「締めくくり賞」として商品を授与された。

こちらが「締めくくり賞」でいただいた品々。
帰る道すがら、ニューハレテープの芥田さんに御挨拶に行くと
「締めくくり賞」を大変喜んでくださった。
鏑木さんの「最も長くこの大会を楽しんだ方」という言葉どおり
長い長いダーリンの神流マウンテンラン&ウォークは、なんとか無事に終わったのであった。



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4 コメント

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お疲れ様 (芝刈り爺さん)
2015-11-11 19:20:46
いやはや山で走るなんて、、、、私には、、無理無理。絶対ひざを痛め、半月板がぼろぼろになってしまいそう、、怖くてできませんが、怪我がなくてよかったですね。まずはお疲れ様でした!
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私も無理 (ぴすけ)
2015-11-11 19:44:03
芝刈り爺さん、私も山で走るなんて、無理です。
ダーリンだって、明らかにトレーニング不足。
いつも、大会の後には、「もっと走らなきゃ」とか、「スクワットを日課にするんだ」というような発言がありますが、実行しているところを見たことがありません。
今回の大会は、雨でコンディションがよくないなか、けがが心配でした。
滑ってけがはしませんでしたが、完走後は、歩くのさえ段差があると上り下りできず、座ったり立ったりもやっとこさっとこのダーリンの姿を見て、怪我をしているのと同じくらいの身体的ダメージがあるように思えます。
なのに、また新たな大会にエントリーしたりしているんですよ。
「次はもっとできるかもしれない」と、思うんだそうです。
シンジラレナーイ!
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お疲れさまでした。 (クロ)
2015-12-10 10:55:28
ご無沙汰しています。
レース終盤で少しバタついてしまい、最終ランナーがダーリンとはつゆ知らず・・・。
お帰りの時も満足に声をかけられず、済みませんでした。
かーちゃんはミドルスタートでお会いできたことがとてもうれしかったようで、よろしく伝えて下さいとのことです。

毎年お会いできることが当たり前になってきましたが、年に1度と言わず、神流に足を運んで下さいネ。
もうレースから1カ月経ちましたね。
新年も目の前に控え、さらに寒くなってきますが、お体お大事に。
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また伺います (ぴすけ&ダーリン)
2015-12-11 18:05:50
クロさん、大会前から当日、大会後まで、お仕事として大変なご苦労だったと思います。走ったダーリンより、さぞかしお疲れになったことと思います。
そうした皆さんに支えられて、神流マウンテンラン&ウォークが、どこの大会よりも心に残り、また参加したいと思える素晴らしい大会になっているのですね。感謝、感謝です。

神流には、ここ2年ばかりゴールデンウィークにも伺っているのですが、新緑の季節も良いですね。
なにより、静かだし、ゆっくりと山を楽しめて、最高です。
また伺います。
お母上にもよろしくお伝えください。お母上の応援、とてもうれしかったです。
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