ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

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『道元「典座教訓」禅の食事と心』

2009-10-08 22:37:31 | 
行き着いた先には禅があった。
そのような本である。


食には、小さいときから興味はあった。
小学校で家庭科が始まる小学校5年生以降は
実習で作った料理を家でも作り、家族に食べてもらったし
食い道楽の父に、いろいろなお店に連れていってもらい
今から考えると「子供がこんな贅沢な物を食べていいのか
と思うような料理を食べたりして、暢気に舌を肥やしていた。
そのため、小学校の給食が拷問のようで
毎日毎日泣きながら、昼休みを潰して一人教室に残って給食と格闘していた
給食を「おいしい」といっておかわりする男子が、信じられなかった
高校に通うようになるまで、よく台所で何かを作っていたが
なぜか進路は歴史の道へ。
しばらく歴史の森を彷徨っていたが、この数年で食への興味が沸々と湧いてきて
ちょっとした資格を取ったりしてみたが
現場を知りたいという好奇心から、ビュッフェレストランで料理を作るようになった。
現在は、職場を変えて、デパートの地下にある惣菜店の付属厨房で
38℃の灼熱地獄のなか、大鍋と大きな木べらを持ち
煮物中心の料理を作ったり、仕込みをしたりしている。
今はとにかく何事も経験だと思っているが
ゆくゆくは、自分の料理を何らかの形で提供し
何らかの方法で食事の大切さを伝えられたらと考えている。


そもそもは、私が最も身近に感じている哲学者・ウィトゲンシュタインと
曹洞宗の開祖・道元の思想に重なる部分があるように感じていたので
道元について少し本を読んだり調べたりしていた。
すると、道元が禅の食事について『典座教訓』を著していると知り
まずは理解しやすい本が出ていないかと探していたときに出会ったのが
この本、『道元「典座教訓」禅の食事と心』である。
『典座教訓』は、食事について説いているが、食事の本ではなく
しかしなおかつ食事の本である。
禅とは、食事に始まり、食事に終わるのか
食事を大切にすることは、禅の道と同じなのか


衝撃的である。





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4 コメント

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触発です。 (ガブ)
2009-10-09 14:41:19
ぴすけさん、こんにちは。また、お邪魔します。

先日ぴすけさんの日記で、道元の歌と久々に出会い新鮮に感じました。

春は花....

山へも行かぬ少年期には、あまりピンと来ない歌。

少しだけ山を歩く様になり、エイジングも重ねた今再会すると、初恋のようなビビビッがあります。

以来、心から離れず。

ついに、本を買いました「道元の和歌(中公新書)」。

歌をより味わえるようにと、背景について想像しやすく書かれています。ぼくには丁度良い易しさです。

さて、道元の食ですか。気になりますね。

役小角のような食を想像してしまいます。

小角の本も楽しかった。

潜在的に、山で生きるライフスタイルに憧れていたのかもしれません。
小角とな…!! (ぴすけ)
2009-10-10 08:46:18
ガブさん、おはようございます。
中公新書の「道元の和歌」、私も読みたいので、書店で探してみようと考えています。
しかし、ここで役小角が出てくるとは、驚きです
実はぴすけは大学の卒業論文を、埼玉県秩父地方にある両神山の修験道で書いているのです
に登れて卒論が書けるなんて、一石二鳥
どちらが主なのかわからない()動機でしたが、先人が山に対して抱いていた畏敬と感謝の念が、山や麓の村々を守ってきたのだと強く感じました。
小角の本にも興味があるので、差し支えなければ出版社と題名を教えてくださいませんか。
小角本はこちらです (ガブ)
2009-10-10 13:42:36
ぴすけさん、こんにちは。

ぼくが持っている役小角の本は、㈱作品社が出版しているノベルズ本です。
「役小角[第一部]異界の人々」
「役小角[第二部]神の大国」
「役小角[外伝]夜叉と行者」
作者は黒須紀一郎さんです。

是非、読んでみて下さい。

小角に興味を持つ人は少ないですね。ぼくには、国譲り、物部、長脛彦、東北の阿部一族、神道と鬼道など、すべて興味深いキーワードです。なかでもこの、役小角は特に気になります。

そして、道元も新たに仲間入り。

こんど山へ行ったら、道元のいう「回光返照」をイメージしてみたいものです。
ありがとうございます (ぴすけ)
2009-10-11 08:24:04
ガブさん、早速コメントをいただき、嬉しいです
ありがとうございます。
昨夜、仕事帰りに「道元の和歌」を最寄り駅に近い書店で探しましたが、田舎なのでありませんでした
残念
職場の街には大きな書店があるのですが、私の場合、仕事帰りには店が閉まっているので、悩ましい限りです。
またどこかで見てみます。
小角本、これも一緒に探索だー

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