チボリの女の子

昨日の怪我は思ったより軽くて少しだけほっとした。治るのは数ヶ月かかるみたいだけど、痛みもひどくなくなりご飯も食べられるようになった。まぁこれをきっかけに５ｋｇほど体重を落としてみようかと思っていたので、そんなに食べられなくてもいいのだけどね。

軽口をたたいてみても食べられるものが限られるのは事実なので、柔らかくて小さくして食べやすく、カロリーもあるものをと思ってメロンパンを買いに行った。明日の朝とお弁当にもしようと思って２個買ってきた。ふわふわミルクパンというのもあったので、家人が食べてもいいやとそれも買ってきた。１０５円。その前、散歩でもと思いチボリに行くとＮがいた。ここでバイトをしていると聞いていたのだが会ったことはなかった。いつものようにパス券を出して入ろうとしたときにふと胸のバッチが目に入り、あの子の名前だったので「Ｎ！」と呼びかけると、向こうもびっくりしていた。子どもが、「Ｎは女の子になっていたよ。」と言っていたのだが、その通りだった。

Ｎは子どもの友達でとても元気な女の子だった。腐女子同士でコミケに行くときにコスプレしようと言ってホストの格好したのだが、女の子にもてまくっていた。一見豪快なこの子は、実は繊細で泣き虫なところがあることを子どもは見抜いていた。男みたいな外見で隠していたけど、実は女の子になりたがっていたのを知っていた。でも彼女は弱いところは見せなかった。高校の学費も入学費用も全部自分でバイトした。お昼も全て自分の稼いだ金だった。修学旅行はどこなの？とうちの子が聞くと、「お金が足りないから行かないことにした」と笑った。中学の時、１年の４月から最後まで、彼女の制服はもらい物のお古だった。うちの子が大きくなりサイズが合わなくなったからと古いのをあげるとそれを喜んで着てくれた。今までで一番きれいな服と言っていた。人の子にちょっかい出すことは出来ないけれど、この子には幸せになって欲しいとずっと思っていた。そしてかわいい「女の子」になって欲しいとも思っていた。今日見たこの子は、チボリの制服の似合うかわいらしい女の子だった。幸せな気分になった。良かったなと思った。

子どもの話によると、稼ぐために朝一番から最終まで、シフトを組んでめいっぱい仕事しているのだそうだ。さすがＮだな。へこたれない女の子だなと思った。あと数年して結婚したら、家族で祝ってあげたいと思う。

話は変わるけど、こういう写真をホワイトバランスオートで撮ると必ずしもきれいじゃありません。そういうときは「太陽光」で撮ると見た目に近くなります。試してみてください。

サザンカ

サザンカです。赤いサザンカ。

サザンカ　サザンカ　咲いた道　たき火だ　たき火だ　落ち葉たき

この歌の花は赤じゃないのかな。周りには白もあるんだけど、どうも私の心には　サザンカ＝赤　のイメージがつきまとう。小さい頃は、って言うか、実はつい最近まで、山茶花と椿を混同していた。よく似てるよね。花がぼとっと落ちるのが椿で、はらはらと花びらが散るのが山茶花。葉のてかり具合も違うけど、いい加減にぱっと見た感じは同じに見えたりする。椿は、子どもの頃よく遊んだ神社の裏の小川沿いの風景が重なる。子どもには高い崖沿いに咲いていて、神社の裏と言うこともあり、薄暗く恐ろしいイメージが残っている。椿を観光の目玉にしているところが信じられなかった記憶がある。

さっきちょっと困った怪我をしました。しばらくは写真を撮ったりブログを更新したりしにくくなるかも知れません。早く治るといいな。困ってます。

未来都市

倉敷天領太鼓のチケットが欲しくて買いに行ったのだが、まだ売り出されてなかった。自由席の券は売られているけど、指定席は１月になってから売るのだそうだ。残念だった。その帰り道、ふと見上げるとＮＴＴの塔が工事中になっていた。奇妙な錯覚を覚えた。この青い塔がひどく現実離れしたように思えて、まるで現実の世界に未来の建物がタイムスリップしてきてニョキッと立ったような気がした。小さい頃ウルトラマンが好きだった。あのＴＶのように、合成か作り物のように感じた。それをあらわしたかったで空を黒く落とし、塔を浮き立たせるように明るくしてみた。今までレタッチ（と言うのはおこがましいが）はＡＣＤＳｅｅで済ませていたのだが、最近はCapture NX 1.0.1を使っている。このニコンのソフトは、悪口言う人もいるけど、私にはとてもいい。現像や色の調整は SILKYPIX Developer Studio を使っているんだけれども、雑誌を見るとフォトショップ・エレメンツもいいなと思っていた。

今日帰ってみるとそのソフトが宅急便で送られてきていた。プレゼントに応募していたら当たったみたいだ。ちょっと驚き。素敵なクリスマスプレゼントになった。問題はただ一つ。ＸＰが嫌いなので、未だにメインパソコンはＷｉｎ２０００（ＳＰ４）だ。ＯＳはこけなければいいと思っている。ＸＰより２０００の方が遙かにいい。でも件のソフトはＸＰ専用みたい・・。うーーん、ちょっと考えてる。Ｖｉｓｔａは使わない。１年ぐらい経って十分安定して、それにつれてパソコンも安くなったら考えるけどね。

店先

倉敷の街を歩いていると割と変な店がある。変と言ったらおかしいけど、何かに特化した店なんだろうなぁ、ここっていったい何を売っているんだろう？　店なのか工場なのか、売る気があるのか？　よくわからない店もあったりする。

美観地区の出口から旧市役所に向かう通りで見つけたのがこのお店。ジーンズの店なんだろうけど、ここに作りかけ（？）のものが一本デーンと置いてあるだけで人もいなけりゃ他に商品らしいものもない。ボタンを入れた瓶や工具らしいものが見えるので、私は自分の古くなったジーンズをかっこよく改造する店なのかなと思いました。それともオーダーメイドの店？？　たかがジーンズにたくさんのお金をかける気が知れないなんて言ったら、それは年寄りの考えって言われるんだろうな（笑）。

本当か？？

久々に美観地区を散歩した。アイビースクエアに行って本当に驚いた。写真のように真っ赤に紅葉した木があった。えっ、本当・・？？　この季節で紅葉？　葉が落ちてないの？？　そういう種類なのかも知れないけど、いくら何でも季節がずれていると思うんだけどなぁ・・・。

アップにしてみようとズームリングを動かした。きれいだった。この時だけ陽が射した。この色は神様のプレゼントだな。

商店街にポスターが貼ってあり、天領太鼓のコンサートがあるらしいのでチケットを聞いてみた。もう売っていた。そこでは自由席しかなかったので小山珈琲まで歩いて行った。指定席券は１／２０～の売り出しだそうだ。残念だけど仕方ない。まぁ予想していたことだけどね。

いい席が取れたらいいなと思う。それとあの店の珈琲、めちゃくちゃおいしそうだった。人がいっぱいだったし時間もなかったから飲まなかったけど。チラシだけもらって帰ってきた。山辺兄弟は出るかな。にいちゃんがプロになったけどこのコンサートにだけは出て欲しいんだよね。

超広角

今日は少し古いカメラを使ってみました。３年以上前のカメラかなぁ、３５ｍｍ換算で２７ｍｍ～が売りのカメラでしたが、今のカメラのように高ＩＳＯでノイズの少ないような代物ではなく夜景が撮れるかどうか不安でした。でもこれで撮りたかった。と言うのはこのカメラにワイコンを付けると同換算で２１ｍｍという超広角になるのでこれで夜景を撮りたかったのです。一脚を利用しましたが、思ったより止まってます。古くてもこれなら使えるなと思いました。

さて今日チボリに行ったのは昔の仲間に会うためでした。最近からパソコンを使っている人はわからないだろうけど、昔はパソコン一台＝車一台ぐらいで、それもＮＥＣの独自企画のものでした。どうにか世界標準のＩＢＭ／ＰＣが手にはいるようになり、もちろん日本製なぞ買えませんから、貧乏な私は仕方なく外国直輸入品を買ってきて日本語ＯＳを入れて使ってました。それでも５０万近くしましたし、メモリ１６Ｍを買うのに１０万円しました。それよりさらに数年前、電話回線を利用したパソコン通信をしてまして、その時の仲間が今日久々に集まりました。楽しかったです。嬉しかったです。みんな年とりましたが、白髪が増えたくらいで元気でした。あの頃みんな子どもが小さかったのに、「もう二人とも社会人で働いてる」とか「そろそろ結婚する」なんて話が話題になりました。おむつしていた子がもうすぐ中学生になるんだから時が経つのは早いもので。またこう言う時がもてたらいいな。そうそう、昔河川敷でバーベキューした時もあったっけ。あの時はものすごい数の赤とんぼが群れてました。楽しかったです。

イルミネーター

って言うんだそうですね、こういう電飾で家を飾っている人のこと。実は友人にもいまして（５０近く、おじちゃん）、最初おもしろがってやっていたら年ごとにパワーアップして、最近ではまばゆいばかりの黄金の家に（笑）。経験から、どうも一度始めると底なし沼のように抜けられなくなるものらしい。ある新興住宅街では、ここは一億円の家が並んでいるって言う噂の、豪華な家の並んでいる場所なんですが、一軒がはじめたらそれに対抗するように向かいの家が始め、次に隣の家・・・と続いていって、今ではそこのストリートがプチルミナリエとか（爆）。まぁ私は見て楽しめるのでかまわないんですけどね。写真の家も、数年前はちょこっと光っていたのですが例によってパワーアップ。電気代も大変なんだろうなぁ。自分が楽しんでいるんだからいい金の使い方かも知れませんけど。

ちなみに前述のおじさん（友人）の家ですが、「家に帰ってくるのが恥ずかしい（息子、娘）」だそうで、まぁいいじゃないのお父さんが楽しいんだから（私）って言ってます。

丸焼き

子どもがチキンの丸焼きを買ってきた。

欲しくて欲しくてってわけじゃないんだけど、こういうごっついのがでーんとあるのに少し憧れていたらしい。確かにこう言うのがテーブルにおいてあるのはアメリカの家庭の雰囲気だよな。日本じゃ鳥の足が各自の皿に載っかっているのが普通だから。元は１２００円ほどだったんだけど、「半額だったから買おうかと思った。」とのこと。

確かに１０００円以上出して買いたいほどじゃないなぁ。食べると言うより、これがのっているテーブルを囲みたい気持ちのものだから。

ちなみにうちんちはケンタッキーフライドチキンが好きです。略してケンフラと呼んでます。外人と話したら「ＫＦＣ」と言わないとうまく伝わらないみたいですね。ちょっと不思議。たまたま私の話した人がそうだったのかなぁ。

こうもり

子どもたちがわーわー言っている声がするので近づいてみるとこうもりがいました。

と言っても怖がっている訳じゃない。かわいいとかカエルみたいとか言ってまして案外アイドルだったりします。これって部屋の中だよね。戸締まりしてあったみたいなので、この部屋の中にずっといたんでしょう。戸締まりするときにカーテンを閉めたら、その裏に隠れていたこうもりさんが白日の下にさらされちゃったわけだ。この子（こうもり）にはちょっと可哀想だったかな。

どうするのかと思ったら、男の子がカーテンから引っぺがして持ってきてくれました。ほんまにかわいい。引きはがされるのを嫌がってきーきーと鳴きました。いっちょ前にかわいい歯が生えてるの。顔は永井豪の書いた魔王ダンテとクリソツ。

まぁこうもりなら、チンチロリン、チンチロリンと飛んでくるはずなんだけどね。そのあと「わははははははーーぁ」と笑い声が。うーーん、いったい何人がこれをわかるだろか（笑）。

ちなみに、この男の子が安全なところに逃がしてくれたみたいです。

サックスを吹く人

久々にチボリに行った。普通の日なのであまり人はいなかった。遠くからサックスが聞こえてきたのでそっちへ行ってみるとサンタはサックスを吹いていた。カメラを向けるとしばらく止まってポーズしてくれた。今までの人は帽子もかぶってひげも付けてくれてたのにな、そう思いながら撮り終えると彼が話しかけてきた。

「シャシン？　ビデオなの？？」

え、驚いた、外人だったのか。流ちょうではあるが、イントネーションでわかった。小さな液晶画面しか見てなかったので、日本人、いやチボリスタッフの音楽家が吹いてくれているのだと思っていた。

「写真だよ。Thank you！」

来てよかったと思った。