ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

チボリの女の子

2006年12月21日 20時42分02秒 | 写真

昨日の怪我は思ったより軽くて少しだけほっとした。治るのは数ヶ月かかるみたいだけど、痛みもひどくなくなりご飯も食べられるようになった。まぁこれをきっかけに5kgほど体重を落としてみようかと思っていたので、そんなに食べられなくてもいいのだけどね。

軽口をたたいてみても食べられるものが限られるのは事実なので、柔らかくて小さくして食べやすく、カロリーもあるものをと思ってメロンパンを買いに行った。明日の朝とお弁当にもしようと思って2個買ってきた。ふわふわミルクパンというのもあったので、家人が食べてもいいやとそれも買ってきた。105円。その前、散歩でもと思いチボリに行くとNがいた。ここでバイトをしていると聞いていたのだが会ったことはなかった。いつものようにパス券を出して入ろうとしたときにふと胸のバッチが目に入り、あの子の名前だったので「N!」と呼びかけると、向こうもびっくりしていた。子どもが、「Nは女の子になっていたよ。」と言っていたのだが、その通りだった。

Nは子どもの友達でとても元気な女の子だった。腐女子同士でコミケに行くときにコスプレしようと言ってホストの格好したのだが、女の子にもてまくっていた。一見豪快なこの子は、実は繊細で泣き虫なところがあることを子どもは見抜いていた。男みたいな外見で隠していたけど、実は女の子になりたがっていたのを知っていた。でも彼女は弱いところは見せなかった。高校の学費も入学費用も全部自分でバイトした。お昼も全て自分の稼いだ金だった。修学旅行はどこなの?とうちの子が聞くと、「お金が足りないから行かないことにした」と笑った。中学の時、1年の4月から最後まで、彼女の制服はもらい物のお古だった。うちの子が大きくなりサイズが合わなくなったからと古いのをあげるとそれを喜んで着てくれた。今までで一番きれいな服と言っていた。人の子にちょっかい出すことは出来ないけれど、この子には幸せになって欲しいとずっと思っていた。そしてかわいい「女の子」になって欲しいとも思っていた。今日見たこの子は、チボリの制服の似合うかわいらしい女の子だった。幸せな気分になった。良かったなと思った。

子どもの話によると、稼ぐために朝一番から最終まで、シフトを組んでめいっぱい仕事しているのだそうだ。さすがNだな。へこたれない女の子だなと思った。あと数年して結婚したら、家族で祝ってあげたいと思う。

話は変わるけど、こういう写真をホワイトバランスオートで撮ると必ずしもきれいじゃありません。そういうときは「太陽光」で撮ると見た目に近くなります。試してみてください。


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