どこかな？

みんなの方に向かって行きながら、辺りを見渡してもパイ一家は見えません。

呼べば返事があるかもしれませんが、みんなが来てしまうと厄介です。
静かに、みんなには気づかれないように探しました。



フラン　　「こっちだよ。」

いたいた。
この向きだと、どこかに向かっているようですが、これでも、私の方に向かっているのです。
この辺りは、すでにジャングル。足元にいいところを歩くと、目的に、一直線には向かえないのです。

なので、奥に見える森が、



パイの所では、右に見えます。



パイ　　　「ここが涼しいんだ。」

森から風が吹いてきます。いろいろ気を使っての子育て。体を労わってね。

ココ　　　「お昼寝してたのに。」

起こしてごめんね。



静かにニンジンを食べて、みんなの所へ向かう私を見送るパイ。

後で、また来るからね。

暑い日

でした。
梅雨明けした昨日は、夏でした。



アトム　　「ここ、涼しいよ。」

でも、私は、行けないわ。



アトム　　「残念だなぁ～。」

私も、そう思う。

次に向かったのは、リボンちゃんの所でした。

でも、見えません。

リボンちゃ～ん。



リボン　　「は～い。」

そこにいたの。

リボン　　「日陰は涼しいよ。

　　　　　　　入ってみる？」

無理、無理。出ておいでよ。



リボン　　「いやよ。」

と、顔だけ出して、食パンタイム。

さて、



やはり、一番奥にいます。

私の暑い日は、こんな感じで始まりました。

フランの子育て？

お昼を食べて、まずは、搾乳所のお掃除をしました。
パイ達は、ここを住処としているようです。少しでも快適にしてあげたいです。



こんな感じにできました。
できたところで、いつものお散歩タイムです。みんなで外に出て、いつものように桑の実を食べに。

ふと、気づくと、



ココ　　「パパ、遊ぼう！」

そうかぁ～。ココの遊び相手はフランしかいないのです。



ふたりで、その辺をフラフラして、ふたりで、

え？

ええ？

えええ？



みんなが休んでいる馬小屋に入って行きました？

喧嘩を売りに行った？



ココ　　　「違うよ。」

顔見せでしょうか？フランは、ココを自慢しにいったのでしょうか？
いつものようにダンスが始まる気配はありません。

しばらく、この距離で過ごし、お互いこれ以上近づくことなく、ふたりは戻ってきました。
ちなみに、パイは行きません。でも、呼ぶこともせず、戻るのを待っていました。

不思議な空気が流れました（私にとって）

そして、



お散歩を終えて、パイとココは搾乳所に戻って行きました。

アポちゃんが、子供たちをフランに見せに行ったことは、たぶん、なかったと思います。

お願い、アポちゃん。

この日は、午前中に行きました。
なので、そろそろお昼の時間になります。

テツコとランコは、私に着いて回っても、時々は草を食べられますが、私が食べるものは、放牧場にはありません。
戻ろうとすると、ふたりとも付いてきます。



オモチャを預けても、だめ。



そこで、聞き分けのないふたりを残し、ちょっと戻って、



アポちゃん、私、お昼を食べたいの。

アポ　　「あいよ。」



今回は、静かに連れ戻してくれました。




テツコ　　「わかりました。」

ランコ　　「しぶしぶ。」

助かりました。



ちゃんと、母達の元に連れて行ってくれました。



アポちゃん、ありがとね。

アポ　　「お安い御用だよ。」

お見送りしてくれてます。

傘。

今の時期、傘が手元にあるとあんしんですね。
ポニー達にも有ります。



木に葛が覆いかぶさって、日よけにも、雨避けにもなります。

わかり難いかな？



スー　　「美味しい傘です。」

本当は、葛は美味しいけど、馬には危険です。
でも、ここでは、みんなの口が届けば、すぐ食べられてしまうので、危険には至りません。



下から見上げると、こんな感じです。



こちらは松の木。

そして、



ランコ　　「私のは、破れ傘です。」