夜食を守れ！

今日のは、先々週のことですが、「男の顔」の続編ということで、

みんなが、まだ、オカラを食べている時、先に食べてしまったココとフランは、馬小屋に引き上げていました。
私は、お夜食に、バケツ一杯のオカラを用意して、どこに置こうか迷っていたとき、



ココ　　　「あっ！」


フラン　　「来た。」

ふたりがつまみ食いを止めました。




みんなが戻ってきたのです。

こんな時、ココの逃げ足は、早いです。
フランは逃げ遅れたのでしょうか？



ココ　　「みんなに取られたら、また、持ってきてね。」

ココは、こう考えますが、



スー　　「もうちょっと食べたかったんだ。」

フラン　「これは、僕たちの！」

フランは、こう考えるようで、



あくまで夜食を死守しようとしました。

アポ　　「そんなに怒らないでよ。」

フラン、いつになく頑張りました。

ところで、

風ちゃん、そこで何してるの？

風　　「審判。」

男の顔

みんなの所に行った時、まず、駆け寄ってきたのは、



ドル　　「やあ！」

やあ、じゃないでしょう。
そんなにヒッツキムシつけちゃって。



アポ　　「しょうがないよ。」

そうだね。
アポちゃんの周りの草、みんなヒッツキムシです。

ヒッツキムシの魔の手は、



ジュリー　　「僕にも。」

まだ、前髪が少ないのに、ちゃんと付いてます。





フラン　　「秋だねぇ～。」

そうだねぇ～。

あれ？
誰か忘れてるような…。





アトム　　「男の顔は、簡単には見せないよ。」

ホントは、栗に夢中なんです。
秋ですね。

９月の新緑。

昨日、まきばに行きました。
その前に、小砂に。
日本の美しい村のひとつになろうとしている小砂は、今、



蕎麦の花が満開でした。

まきばでは、彼岸花が満開。
ココとフランは馬小屋。テツコは羊小屋。

みんなは、



ここ。
それぞれが、一生懸命生きた夏は終わり。
本当に厳しい夏でした。

我が家でも、ちょっとした命の営みが・・・。



９月の初めに、アメリカシロヒトリという蛾の毛虫に、梅と柿の木の葉っぱを、全部、食べつくされました。

それが、今、


柿の木が新緑と実りの季節を迎えようとしています。
まだ、実が熟していないので、必死に新しい葉っぱを広げています。
方や、もう冬を待つだけの梅の木は、新しい枝を緑にして、命を繋いでいるようです。

こちらは、大寒に生まれたランコ。木々ならば、新緑の頃かな。



ランコ　　「私、幼かったなぁ～。」

今は・・・。

お付き合い。

馬小屋に逃げたココですが、頭の中は、遊びタイム。

誘いに、喜んでついて来ます。

途中、



ココ　　「ちょっとお出掛けしてくるね。」

フラン　「遠くに行かないでね。」

ココ　　「は～い。」

と。



ココが、走れそうな所を探しましたが、ヒッツキムシが多くて困りました。



柵沿いに栗を探していると、フランが呼んだのか、ココは、走り去りました。


中央広場に戻ると、みんなで、オカラを食べてました。

あれあれ、



ジュリー　　「お帰り。」

みんな、柵越しに、必死でオカラを食べているのに、一番条件のいいジュリーはオカラに見向きもしません。

ジュリー　　「今は食べたくないんだ。

　　　　　　　　付き合いで、来てるんだよ。」

なるほどね。

後方に、ココとフラン。
オカラが食べたいのかと思い、一桶サービス。

ところが、ココは食べません。



ココ　　「私もいつでも食べられるから。」

そういえば、さっき、フランも食べたよね。

フラン　「せっかくなので。」

なので、



ドル　　「じゃあ、僕が。」

フラン　「どうぞ、どうぞ。」

と、大人しく譲りました。

けれど、



アポ　　「じゃあ、僕も。」

ん！
それは食べ過ぎじゃないかなぁ～。みんなとも食べていたじゃない。

逃げろぉー！

今度こそ、ゆっくり、ココと遊ぼうと思っていると、

あれ？



アポちゃんが、みんなを引き連れて来てしまいました。

いつもなら、お昼寝タイムなのに・・・。

ココ　　「大丈夫かなぁ～？」

そうねぇ～？

さっそく、



アポ　　「クンクン」

ココ　　「ドキドキ」

ココを嗅ぎまわります。

でも、やはり、アポちゃんの頭の中は眠っているのか、何事もなく。

問題は、



この面々。

風ちゃん、ジュリー（もちろん、ジュリーは無害でした）、ドルがこちらに来ます。



ココ　　「来ないで！」

これは、怖くて緊張している表情です。
風ちゃんとドルは、険しい表情をして迫ってきます。

ダメ！

私が立ちはだかると、



ココは、素早く茂みに逃げ込み、大きく迂回して、



馬小屋の方に逃げて行きました。