わくわく。

マルちゃんに置いていかれ、私はひとり、みんなの所に戻ります。

道々、



こんなに色づいたアメリカヤマゴボウを見つけました。
季節は、暑くても、季節は着々と進んでいるんですね。

また、こんなのも、



野生化したミニトマト。
種をこぼしたのは誰？
今度の土曜日は、赤くなっているでしょうか？



ゴロゴロという音に振り向くと、入道雲がこんなに大きくなっていました。



さっきまでは、この位でした。



あっ！
マルちゃん！
置き去りにするなんて、ひどいじゃない！



マルク　　「この顔で許して下さい。」

そうねぇ～。

やはり・・・。

みんなの動きたくない思いは、アルちゃんには伝染してませんでした。

あそこから（わかりましたか？）、アルちゃんらしからぬスピードで戻って来ると、自分の分のニンジンとスイカを平らげ、一休み。

みんなが動きそうも無いので、私は、ずっと気になっていた場所を見に行きました。

すると、



マルク　　「お供いたします。」

あら！
珍しい！



お昼寝しなくてもいいの？

マルク　　「みんなの代表ですから。」

エライ！

われわれが向かったのは、




この柵の中です。

そう！

プラム畑！




最近、ポニーもモー軍団も私も来ませんでした。
こんなジャングルに変わり果てて・・・。

マルちゃん、中を見て来てくれないかな？

マルちゃん？

あれ？




マルク　　「お先に。」

あ～あ、やっぱり・・・。

う～ん。

昨日は、お昼をいただいてから、ポニー達の所に行きました。
その前に、ドルとフラン用に、一輪車いっぱいの草も用意しました。それをふたりにあげて、みんなの所です。

昨日も、ポニー達は、



搾乳の待機所あたりにいました。お昼寝の最中でした。
みんなにニンジンとスイカをあげました。

でも、ひとり足りなかったので、一人分残して置きました。そのひとりはどこにも見当たりません。
みんなを連れて探しに行こうと思いましたが、誰も動きません。

仕方がないので、

ア～ルちゃ～ん、

アル　　「ここよぉ～。」





いました。
わかりますか？




アル　　「ここよ。ここよ。」

さっきは、いなかったのに・・・。
きっと、草の中に寝ていたのでしょう。

そうなんです。
ポニー達の行動に変化が現れました。
以前より、お昼寝時間が早く、長くなったのです。
アルちゃんがここに居るということは、午前中は、みんなもここで草を食べていたはずです。
いつもなら、そこに私が合流して、ニンジンタイムになり、ちょっと遊んでお昼寝でしたが、お昼寝時間を早くしたようです。先週もそんな感じでした。

きっと、この変化は、猛暑に合わせて、休息を多くしたのでしょう。あるいは、それだけ、ポニー達の体も暑さに疲れて来たのかもしれません。体もみんな、細くなった気がします。


その為か、



アルちゃんの所に、遊びに行こう！

みんな　　「やだよ。」

なんとか、アポちゃんを連れ出しても、




アポ　　「やっぱり、寝る。」

と、戻って、しまいました。

暑さも忘れるくらい。ご馳走様。

まだまだ、暑い日差しの中をワクワクしながらまきばに行きました。

今日のお昼は、



自家製夏野菜のパスタです。
ズッキーニ、トマト、茄子、唐辛子、ニンニク、バジル、全部、R子さんの畑で採れた物です。
美味しかったのなんの！

デザートは、



R子さんの手作りチーズケーキ。
今日のは、ブルーベリージャムを練りこんで、こんなにきれいな色です。
ただ、乗せたブルーベリーが採れたて過ぎて、冷やして置けば、と、ちょっとだけ後悔。

今日もお代わりしてしまいました。

R子さん！
美味しいランチ、ご馳走様でした！



アポ　　「僕達は、ニンジンとスイカを食べました。

　　　　　　でも、ほとんどスイカは皮ばっかり！

　　　　　　　　まっ、いいか！」

はなこ、ハナコ、花子。

私が近づくと、Hさんは、下ろしてくれました。



花子の初めての子です。



花子は、母牛に産み落とされただけなのに、ちゃんと、自分の子の面倒をみようとします。



花子は、自分のすることを知っています。



花子は、子育てがしたいのかもしれません。



食べ物を口にするということは、こういうことなのです。