深い思い

ウランちゃんが、イチジク畑に入ると、



アトム　　「お疲れさん。」

早速、アトムが近付いて来て、ウランを労います。

そして、



みんなも集まってきました。
頑張って、出来たら褒める！
乗馬の練習と同じです。

ウランを置いて、先に来てしまいましたが、みんな、ちゃんと気にかけていたんです。

そして、そして、

もうひとり、顔を見せてくれたのは、



お日様です。

この日は、雲の多い日でしたが、ウランが来たら、急に明るくなりました。



アトムちゃん、そんなに欲張ると食べ難いでしょう？

アトム　　「僕も頑張るんだ。」



輝きを増したイチジク畑をみんなで一緒に移動して草を食べるポニー達です。

熱い思い。

イチジクの実は、種類によって、大きさも熟する時も変ります。
でも、どの木も、どんどん実を大きくしています。
イチジク畑には、間もなく入れてもらえなくなるでしょう。畑という名のとおり、雑草畑でもあり、牧草畑でもあるのに・・・。

そこで、少しでも、パイの部屋の草を食べてもらおうと、みんなを誘いました。



パイも乗り気ですが、問題はウランちゃん。

パイの部屋までに、大きなでこぼこ泥んこヶ原を行かねばなりません。

この時点で、ウランちゃんは、こんなに遅れています。
最後まで付いて来られるでしょうか？



こちらは問題なくスタスタと・・・。

ウランちゃんは、見えなくなってしまいました。



リラ　　「中途半端に待っていると、ウランの気持ちが挫けるのよ。」

入り口のパイプを外して、みんなを中に入れ、私だけ戻りました。



あっ！

いた！

ウランも気付きました。←

この声を聞いて下さい。

初夏の味覚

話をちょっと戻して、昨日、ポニー達の所に向かう途中、

そう、ローラの家の少し手前です。





道に、赤い実がたくさん落ちていました。

さくらんぼ！

でも、ここの桜の木は、背が高く、実は上の方に生っていてとどきません。
落ちているのは、ほとんどいたんでいるので食べられません。

残念！

直径1cｍ以上あるので、充分食べられるはずなのに・・・。

ポニー達は、搾乳所の傍にいました。
草をそれぞれに分け終わったところにHさんが来ました。

さくらんぼの事を話すと、

H　　「ほら、そこに、あるよ。

　　　　食べていいよ。」

えっ？



ホントだ！

しかも、こちらは低い所になってます。

いただきました。美味しかった。



こちらは、イチジクです。もう、こんなに大きくなりました。

そして、



ウラン　　「サラダの美味しい季節です。」

えぇ～！

実は・・・・

今日、


まきばに行きました。

なぜかというと、

みんなにお土産を届ける為です。

昨日、ある所で草刈をして、とても、美味しそうな草を手に入れたのです。

頑張って、大きな袋に詰めて、持ち帰りました。
この時期、多少干しても、袋に詰めたままでは食べられなくなってしまいます。明日まで待てないので、今日、行きました。



ポニー達と、




子牛達に、分けてあげました。みんなにも、この位づつ分けられました。

ここにいるのは、キューちゃんとモモちゃんです。

そして、衝撃の事実を知りました。

ｍｔｆさんが、モモちゃんと名付けてくれたことをY子さんに告げると、

Y子さん　　「あの子は、3月生まれだから、ももちゃんと呼んでたんだよ。」

えぇ～！

こんな事あるんですね。
この子は、モモちゃんとして生まれてきたようです。

め～め～。

ヤギさんじゃありません。

正確には『命名』です。

先日放牧場デビューした、



モモちゃんです。

モモ　　「ｍｔｆさんが名前を付けてくれました。

　　　　　よろしく。」



アトム　　「僕は、アトムだよ。」

そうだったかなぁ～？
違う名前じゃなかったかなぁ～？

アトム　　「えっ！

　　　　　　　忘れちゃったの！」