三年前の写真です。左がドル、右がララです。ララが、まきばで最年長、18歳かな。
普通、馬は、自力で立ち上がれなくなると、あきらめられることが多いのです。ララもこの写真の4ヶ月前に、起きられなくなったそうです。しかも、3度目。Hさんも覚悟を決めて、業者の人を呼んだそうです。でも、Hさんは、ララを渡せませんでした。それから、一ヶ月、ララは、寝たきりだったそうです。今、太郎たちがいる小屋に、ひとりで寝ていました。そして、起きられるようになりました。
私が、初めて、Hさんにあったのは、そのころです。いつも、池で遊ぶポニーを見ながら、車で通り過ぎていたのですが、その日、意を決して、ニンジン持参で、寄り道しました。
ポニーの姿がなかったので、まきばの中に入っていくと、Hさんが、彼岸花を植えていました。ポニーが見たいと告げると、奥のほうにいるよと、教えてくれました。ニンジンをあげてもいいか、聞きました。いいよと、言ってから、実は、小屋の中に、弱っているポニーがいて、最近、立てるようになったばかりだと言いました。
私は、その瞬間、そちらには、行かないように、と言われるのかと思いました。自分の所の、具合の悪い馬は、大抵の所は、隠そうとします。でも、Hさんは、その子に、いっぱいニンジンをあげてと言いました。
行ってみると、ララは、ガリガリに痩せて、肩や腰には、床ずれのように、ただれているところもありました。でも、ニンジンを食べることはできました。
それから、ララは、みんなと一緒に放牧できるようになり、パイが生まれ、私は毎週、寄り道するようになりました。こんな、出会いもあるんです。
その頃の、ユーロとパイです。
太郎 「パイ、こんなに小さかったの?」
ユーロ 「この頃は、可愛かったよ。」
太郎 「このままだったら良かったのにね。」
これは、今月始めの画像です。今日は、穏やかな日でしたので、多分、まきばでも、ポニーたちは、放牧を楽しんだと思います。
先日は、パイは、のびのびと草を食べましたが、太郎は、また、がっかりしたはずです。何か、良い方法は、ないものか考えました。考えて、たどり着いたのは、リラです。
リラも連れてくれば、マルクは、太郎を連れ戻せないと思います。この冬の間に、太郎に、栗の木の下で、栗を食べさせてやるには、母親同伴なら可能かもしれません。
パイが、ブルーベリー畑の辺りが好きなのは、ドルと過ごした楽しい思い出があるのだと思います。嵐の中でも楽しそうにしているパイを見て、太郎にもそんな思い出が出来たらいいな思いました。
太郎の分の栗は、拾ってあります。リラはカボチャの種が大好きです。今度、お天気がよければ、実行してみます。
左の画像はリラです。一緒に来ますように・・・。
マルク
「えっ?何か言った?」
道具が置いてあるということは、帰るときは、きちんと閉めていくように、と、いうことでしょう。じゃあ、パイ、入ろうか。
早速、サフラン畑に直行です。見て下さい。パイの周りには、サフランしか残っていません。これは、共存共生といえます。
では、私は、太郎にあげる栗でも探してみます。パイは、ここの草が食べたいようなので、好きにさせます。
栗があまりなかったので、パイが、帰りたければ、帰ろうと思い呼んでみましたが、無視されました。振り向きもしないので、ちょっと、いたずら。隠れてみました。すると、反応の早いこと。すぐに飛んできました。カメラを用意するのが間に合いません。1回だけ、シャッターを切れました。
パイの動きをカメラで追ったら、背景もパイもおおボケです。ゴミ箱に捨てようとしたら、変なことに気付きました。前に走っているパイのたてがみが、前になびいているのです。とても強い風だったので、走っていても、たてがみは、後ろになびかなかったのです。そうか、追い風だったから、速いかったんだ。パイは、風よりも遅かったんだね。
私を見つけると、パイは、また、サフランの方に、行ってしまいました。
いよいよ、帰る時間です。パイは、呼んでも、こちらを、一度見ただけで、まだ、草を食べています。
私はかまわず、歩き始めました。柵の外に出たら、パイは、こうして走ってきました。そうか。私の歩く早さを読んで、少しでも草を食べたかったようです。でも、前から見ると、まんまるです。これで、おなかに、子供がいなかったら、見事なメタボリック。
早速、サフラン畑に直行です。見て下さい。パイの周りには、サフランしか残っていません。これは、共存共生といえます。
では、私は、太郎にあげる栗でも探してみます。パイは、ここの草が食べたいようなので、好きにさせます。
栗があまりなかったので、パイが、帰りたければ、帰ろうと思い呼んでみましたが、無視されました。振り向きもしないので、ちょっと、いたずら。隠れてみました。すると、反応の早いこと。すぐに飛んできました。カメラを用意するのが間に合いません。1回だけ、シャッターを切れました。
パイの動きをカメラで追ったら、背景もパイもおおボケです。ゴミ箱に捨てようとしたら、変なことに気付きました。前に走っているパイのたてがみが、前になびいているのです。とても強い風だったので、走っていても、たてがみは、後ろになびかなかったのです。そうか、追い風だったから、速いかったんだ。パイは、風よりも遅かったんだね。
私を見つけると、パイは、また、サフランの方に、行ってしまいました。
いよいよ、帰る時間です。パイは、呼んでも、こちらを、一度見ただけで、まだ、草を食べています。
私はかまわず、歩き始めました。柵の外に出たら、パイは、こうして走ってきました。そうか。私の歩く早さを読んで、少しでも草を食べたかったようです。でも、前から見ると、まんまるです。これで、おなかに、子供がいなかったら、見事なメタボリック。