滋賀県の嘉田由紀子知事が、卒原発をスローガンにして新党を立ち上げた。 しかしそこに合流するのは小沢一郎、河村隆、亀井静、山田正彦のオジサン・カルテットだ。 この4名、昨今の言動を見る限り若者や主婦層といった浮動票を集めるには程遠い存在、逆に絶対に投票してもらえないクチだろう。 要は土建族・郵政族・農水族・減税ポピュリストの集まりでしょう。 これが見え見えで見栄えが悪いので嘉田知事を担ぎ出したものと見える。
嘉田さんとは直に対面したこともあるが、蚊の鳴く様な細い声でしゃべる小柄な女性でとてもオジサン・カルテットのリーダーシップを取れるとは思えない。
もちろん原発政策については真面目に考える必要がある。将来のエネルギー需要、核廃棄物の処理、廃炉に要するコスト、代替エネルギー等々、本当にやろうと思えば気分だけでかたがつく問題でないのは明らかだ。しかし、日本人は福島で ”原発は危険だ” という教訓を得たことも決して忘れてはいけない。
しかし、この原発問題ひとつをとっても果たして日本の政治家... いや、日本人そのものが進むべき道筋を見つけることが本当に出来るのか、心もとない気がしている。 いままでの原発稼動で蓄積したプルトニウムの半減期は2万4千年...この時間スケールの問題を政治家は本当に理解できるのだろうか?
いづれにせよ選挙はじきに結果が出る。 嘉田さんが小沢さんの神輿に乗るのは勝手だが有権者はそれほど馬鹿では無いと信じています。狼がヒツジの皮を被ってもシッポは隠せませんよ。
ps; 先日、自宅前を、橋下徹ですと連呼しながら維新の街宣車が通り過ぎた。あれに、本当に橋下さんが乗っていたのだろうか...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます