徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

毒草の誘惑

2017年01月12日 | 生命

この本はとても面白い、

何が面白いって、こんなにも身近な植物に毒があるとは知らなかった事と、著者がいちいちそれを自分で舐めて気分が悪くなるのを試してることw

彼岸花やキンポウゲに毒があるって幼いころ母親に教わった記憶があるが本当に毒なんだな。あと良く道路脇に植えられている夾竹桃も猛毒で植えると土壌まで毒で汚染されるなんて知らなかった。世界最強の毒植物はタイ山岳部に生えているゲルセミウム・エレガンスだ。青酸カリの致死量が4.4mg、あのトリカブトのアコニチンで0.116mgに対してG・エレガンスの毒素であるゲルセミシンはなんと0.05mgで人を殺してしまう。

あと、アヘンやコカなどの麻薬系の話も面白い。アヘンは試したとは書いてないがコカの葉は噛んだ記述がある。この著者はトリカブトも舐めてみて、”腐った油を飲んだみたいに胸がむかつき、飲んでも飲んでも生唾がこみあげてくる。”なんて書いてるな。神農という神様はあらゆる草花を自分で噛んで試した漢方薬の神様だけど、こういう人がいるんだね。

 

 

 


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