いま欧州経済と世界経済は破滅の崖っぷちに立っています。これからの10日間でその結果がでます。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/31144
問題は、ドイツがインフレリスクを犯してもECBの増資を認め、その見返りとして主にフランスがEUの国家主権への介入を飲む、という妥協が成立するかどうかです。この二つは各々の国内で強烈な反対があり、それをうまく逸して妥協ができない限り、EUROは崩壊し世界経済は破局に向かうでしょう。他人事でも無いのですが、欧州政治指導者の老獪なお手並み拝見です。
ヨーロッパ人もアメリカ人もおまけに中国人までキリギリス化して夏を謳歌して来ましたが、太陽黒点の低下に伴い冬の時代になってくると、うさぎ小屋だとか働きアリだとか馬鹿にされながらもせっせと貯蓄に励んできた我が日本人が勝者となる日も近いのかもしれません。
冬になってアリとキリギリスがどうなったか、誰もが知っていますからね...
あと、私が不安なのはここ一週間の動きです、その前は貴殿のおっしゃる通りだと思いますが、ともかく先週あっという間に0.15%国債が安くなり同時に株安、そしてじわっと円安のトリプル安が続いていることです
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE7AT07420111130?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先週、民主党の野田佳彦政権による債務軽減に向けた取り組みに進展が見られず、格下げが近いかもしれないと示唆した。
イタリアも6週間前はかなり健全とみなされていたのだ。
「現在の金融環境下では、日本国債は資産の安定度で金を上回るのではないか」と話すのは、ある外資系証券の債券関係者だ。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-24349720111125
以下参照
世界最大の借金を抱える政府が先週、新しい債券を発行した。償還期限は2051年3月というあり得ないほど遠い将来で、表面利率は年2.2%というあり得ないほど低い水準だ。しかし応札倍率はほぼ4倍に達し、今年一番の好調な入札となった。....
発行予定額4000億円の40年債の入札への参加など、日本の銀行にとってはごく普通のことだ。そうでもしなければ、貸出残高(9月末における3メガバンクの貸出残高の総額は204兆円)と預金残高300兆円のギャップをどうやって埋められるのか? http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/29425
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK067023820111124
次に来るのは日本の数段階の格下げ、某大手銀行の大格下げ(フィンランドの銀行では7段階)でもパニックにならない行動を求められるのでしょうね
日本国債は日本高齢層の巨大な貯蓄資産の行き場所がないのの受け皿になっているので、パニック売りにはならないでしょうね。日本国債を売ったところでそれ以上の安心な投資先などこの世界には無いのですから。(金は上がりすぎ)
これで日本国債購入を渋り出したらタチドコロに金融危機伝播なんですが、相変わらず護送船団は危機を表面化させませんねえ。
最近の株式売買額が1兆円そこそこってのも、相当海外投資家は逃げちゃったように見えます、内需株が上がって来ないのも日本の将来を予言しているようで、、不安ですね全く