この日も朝から城めぐり。ブロワから城めぐりの循環バスが出ているとのことなので電車でブロワに向かいました。
駅から10分ほど歩くとブロワ城の城壁が見えてきます。この城も戦略上重要な城で重厚な城壁を持っています。この城のそばのインフォメーションで循環バスのことを聞くとなんと平日はやってないとのこと\(^o^)/ これで、我々の計画は脆くも崩れ、さてどうしたものかと思案。仕方がないのでここは奮発してタクシーでシャンポール城に向かいました。
シャンポール城は世界遺産でロワールで最大の規模の城です。この城は王国予算の全てを注ぎ込んで建てた贅沢な城ですが、なんと王様が狩猟するための物なんです。つまり遊び用の城\(^o^)/ この城の周りは東京都より広い狩場になっていて鹿やイノシシ、熊などがいます。
この城の特徴はツクツクと林立する塔群
特に中央の塔はダビンチ設計による上りと下りが決して交わらない二重らせん階段が城一階の大広間から頂上まで続いています。
こんな遊びというか妄想=夢の現実化のような巨大構造物をつくってしまう社会構造とは何だろうか?と考えてしまいます。単に王様の強権力行使では済まない人間の上昇志向が生み出したエジプトのピラミッドのような建造物。
このあと路線バスでブロワ駅に戻りました。バスに乗ってたのは僕らだけでしたw
ブロワから電車でオンザンへ移動して次のショーモン・シル・ロワール城に行きました。オンザンは小さな無人駅
ここからショーモン城まで徒歩で行きました。フランスは流しのタクシーが殆んどないので駅前ではタクシーは拾えません。ところがお城はロアール川を越えた遥か向こうの丘の上\(^o^)/
やっとたどり着いたショーモン城
御伽噺の中に出てくるような可愛らしい城です。ここは最初に出てきたシュノンソー城と関係が有りカトリーヌに追い出されたディアーヌが代わりにこの城をもらい移り住んだのです。ちなみにカトリーヌはアンリ二世が槍試合で死んだあと摂政となり占星術師を使って政治をしていました。その一人があのノストラダムスです。
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