徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

X60をSSDに換装

2013年03月26日 | 生活

 長年使っているノートPC(ThinkPad X60)の調子が酷くなってきた。OSは未だにXP システム立ち上げの際にはハードディスクが動きっぱなしで、計ると10分は優にかかる状態でした。もう一台あるX40は3年前にSSD(ソリッド・ステート・ディスク)に換装して非常に調子が良くなったのでX60も換装を考えていたのですが、クリーンインストールする手間がめんどくさくて延び延びにしていた。ところが、WEBで見ると最近はクローンソフトが優秀になってディスクコピーが一発で成功した、といろんな人が書いてある。それならば、という事でSSD化に挑戦することにしました。

 SSDは機械的に回転しているハードディスクに対して、フラッシュメモリーを記憶媒体とするもので稼動部分が全く無い。これにより、高速化、静穏化、低消費電力、耐衝撃等々の色んなメリットがある。特に高速化の恩恵は絶大で古いPCが画期的に速くなり新しいPCを買う必要など全く感じさせ無いほどの効果がある。価格もこなれてきて去年の夏ごろだと120Gの容量の製品が7000円台で購入できた。ところがアベノミクス円安の影響で秋ごろからじわじわと上昇を始め、今では12000円程度にまでなっている。

この価格上昇は低スペック品(Intel330)で顕著で、おかげで最新の高速版(Intel520)との価格差が無くなってしまっている。ということで、最新版のIntel520・120GBの製品をAmazonで購入することにした。11544円(送料無料)でした。インテルを選んだのはクローンやアライメント(後述)のソフトが充実しているのと3年保障・信頼性の観点です。

換装作業は購入したSSDをUSBにつなぎクローンコピー(約30分)してHDと交換、あとアライメントを取ってIntelToolBoxソフトでシステムチューンして完了というもので2時間はかかりませんでした。詳細は他のWEBサイトを参考にして下さい http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B006VCP7NQ/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

ところが、最初の作業を終えてSSDで立ち上げるとPCの様子が変なんです。立ち上がりは爆速なのですがブラウザーやメールをいじくっていると突然10秒ほどHDランプがつきっ放しになって固まってしまう、俗にプチフリという現象が多発するのです。これには参ってしまい3日間ほどWEB情報を参考にしてあれこれいじくったのですが直りません。最後には、これはハードの初期不良ではないかと思いインテルのサポートセンターにサポートリクエストメールを送りました。

インテルからの回答待ちの間、もしやと思い、SSDを初期化し最初から作業をやり直して見ました。その過程でクローン直後はプチフリが無いことに気づき、その後のステップ毎にどこで問題が発生しているかを調べると、結局最後に行ったインテル・ラピッドストレージ・テクノロジー(RST)をロードしてSATAをAHCIモードに変換するとプチフリが起ることを突き止めました。本来であればAHCIにすることでSSDの性能を引き出せるのですが、なんせ古いX60なので相性が悪いものと見えます。それで、3度目の正直で、また最初から作業を行いRST導入をしなかったところ快適に動くようになりました。このインテル520シリーズはSATA 6Gbpsという高速バス仕様なのですがX60では1.5Gbpsしかサポートしていないので最高性能とはいえませんが死にかけのHDに比べれば天と地で、とても快調になりました。一万円ちょっとの投資でPCが蘇るのですから悪くないですね。