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クラッシャー・マキのあざらし時間

食いしん坊で、お出かけ好きな私と家族の気ままな時間。

“ 7つの月を探す旅 ”『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』へ行ってきました

2022-01-18 21:03:13 | 展覧会
さて、今日は昨年見に行った 『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 の番外編のお話になります。

私達がこの芸術祭に行くことになったきっかけは、小湊鐵道の上総村上駅に展示されていた
レオニート・チシコフ
さんの作品を見たことでした。それはチシコフさんの  “ 7つの月を探す旅 ” 第二の駅《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》という作品の中の一つだとわかり、全部の作品を観てみたくなったのです。

そこで、今日はその作品を探しながら見たお話です。

まずは五井駅に展示されていた 第一の駅 《 水もなく月もなく あるいは桶の中の7つの月 》 。




ホームの端の狭い、暗い場所に展示されていたのでビックリ。



こういう作品、好きです。


次が以前書いた上総村上駅の 第二の駅 《 村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら 》 です。




海土有木駅の作品が 第三の駅 《 宇宙の立方体 あるいは道に迷った乗客のための灯台 》 。無人駅ですけど、古くて可愛い駅舎です。




上総三又駅の 第四の駅 《 三又宇宙基地 》 は、駅前にロケットが。梯子に上ることができるので、私達も登ってみましたよ。




上総山田駅の作品は 第五の駅 《 芭蕉の月 あるいは 「 木を切りて 本口見るや 今日の月 」》 。

最初に目が行ったのは、こちらでした。が・・・




本当はコチラでした。



なぜか下ばかり見ていて、この大きな作品を見落としていました!


光風台駅に展示されていた作品はこの 第六の駅 《 流れ星 あるいは願いを占う駅 》。☆を網で捕まえるだけではなく、☆と旅した写真も組み合わて作品になっていました。




そして馬立駅に展示された 第七の駅 《 僕の月の旅 》 。



これで全部見られた!と思っていたら・・・

まだ、ありました。

養老渓谷駅の 《 私の月はいつも旅行中 - 7つの月を探す旅 最終駅 - 》 です。



別の日に行って、撮影しましたよ。

これで本当に全作品です。

それにしても、実感したのは「広いぞ!市原市!」ということでした。

海辺の工業地帯から、山に囲まれた養老渓谷まで、ずっと市原市ですからね。

なのでこの芸術祭を回るには、やはりクルマが便利です。

電車にも乗りたいし、シャトルバスの利用もありですが、そうするとこの広範囲を巡るのはもっと大変になってしまいます。

次回のこの芸術祭を観て回りたいと思ってくださった方いらしたら、是非お車で巡ってみてくださいね。

とても楽しい芸術祭だったので、次に開催されたら、家族で廻りたいです。

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『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 へ行きました③

2022-01-17 21:51:21 | 展覧会


お話が前後してしまいますが、また 『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』のお話です。

3日間かけて巡る予定で、最後の3日目はl旧里見小学校からスタートしました。




こちらも廃校が会場として使われていて、一番奥が里山食堂になっていました。

実はこの食堂の“のぼり旗”が前から気になっていたので、ワクワクしながら入ってみましたよ。




ノリくん、娘と私の三人でしたが、三人とも 迷わず“ オムカレー特製カツトッピング ”を注文 。



スペシャルな大盛りで、美味しくいただきおなか一杯になりました。


そしてまずは、体育館で高橋啓祐さんの作品 《 Artists' Breath Playback 》を見ました 。



映像と音楽で空間を彩るのも、アートになるのですね。


EAT&ART TAROさんの 《 おかしのはなし 》では、選んだお菓子を頂きながら、そのお菓子のお話を伺うという趣向でした。









確かに、お話を伺ってからお菓子を頂くと、余計に有難く美味しい気がしました。面白いものです。


次の作品は校庭に作られていた、開発好明さんの 《 モグラハウス 》 。



モグラの着ぐるみを着ているのが、開発好明さんご本人です。

以前アンデルセン公園で開催された展覧会、 『 案出泉 ( アンデルセン ) 展 』を観ていたのですが、今回はご本人とお話しすることが出来て良かったです。

このモグラハウスは4年前に出品された物を塗り直しているとのことで、塗りなおす前はちょっと枯れたような色になっていたみたいです。

塗り直した色もイイ感じですし、中に入ったら少し暗めで落ち着く感じで快適そうで、私はとても気に入りました。

真似して作ってみたいなあ・・・。




さて、残り時間が少なくなってしまったので、回れるのはあと一か所だとするとどこ?と迷いましたが、開発好明さんからのおススメもあり、最後は白鳥に行くことに。

旧白鳥小学校と、その隣の旧白鳥保育所になります。




コチラで、髙田 安規子・政子さんの作品に出合いました。 《 Trial and Error 》 です。

場所は、保育所に入ってすぐのお部屋で、職員室と事務室と保健室を合わせたような空間でしたが、よ~~く見るとそこかしこに作品が!











髙田 安規子・政子さんの作品はこれまでにも色々と見てきて、 東京都庭園美術館で観た  『装飾は流転する 「今」 と向き合う7つの方法』 の中の作品がとても好きでしたが、今回もそれと同じくらい好きになりました。


大杉 祥子さんの 《 白鳥の湖 》 も、ちょっとダークな不思議な雰囲気が魅力的です。



この他にも、面白い作品がありましたし、時間が足りずに見られなかった作品も沢山ありました。

というわけで、とても楽しかった『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』のお話、あと少しだけ続きがありますので、また後日。

(つづく)











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板橋区立美術館で 『つくる・つながる・ポール・コックス展』見ました

2022-01-09 21:27:11 | 展覧会


今日は、ノリくんと一緒に『つくる・つながる・ポール・コックス展』を見に行きました。

開催されているのは、板橋区立美術館です。

今回は写真撮影が出来ましたので、お見せできますよ。

入っていきなり、心躍る光景が!



何だと思いますか?

子供の遊具かと思っていたら、どうも舞台背景のようです。なんと鮮やかなことでしょう。

フランス生まれのポール・コックスさん、ご両親が音楽家で、小さい頃はご自分も音楽に親しんでいたそうです。

でもある出来事がきっかけになり、自分は音楽より視覚的なものに興味がある・・・と気づいたそうです。

ですが音楽にも造詣が深かったので、劇場のポスターを手掛けたことが多かったとか。



他にも様々な試みが・・・





そして、ユーモラス。



それから、「えひらがな」を並べて遊べるコーナーがありました。



それぞれの絵が、ひらがなを表しているので、並べて言葉にすることが出来ます。

さあ、なんと読むでしょう?



わかりやすいですね。

様々な分野で活躍するポールさんですが、意外なことに風景画も沢山描いているそうです。



同じ風景を何度も、異なる色彩・異なる筆致で描いていることに驚きます。


こちらの展覧会、実は明日が最終日です。

とても楽しい展覧会だったので、慌ててご紹介しております。

まだご覧になっていらっしゃらない方、どうぞお見逃しなく!
















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『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 へ行ってきました②

2021-12-30 22:24:56 | 展覧会


今日は、昨日の続きのお話です。

3日間かけて 『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡ることにした私達、2日目は“内田未来学校”から周りはじめました。




丁度作家の武内カズノリさん、津野元子さんとお会いして、お話を伺うことが出来ましたよ。




その後、また途中の駅に展示されている作品を観ながら、車で移動していきます。面白かったのは、上総川間駅に展示されたジョアン・カポーテ作の 《 Nostalgias 》 と・・・・・・




上総鶴舞駅に展示された成田 久さんの 《 試着駅。 》 など。






その後、旧平三小学校へ行きました。コチラには12の作品が展示されていたようです。




その中で私達が一番気に入った作品は、栗 真由美さんの 《 ビルズクラウド 》 。

お部屋に入ったら真っ暗だったので、どうしたものかと思っていたら、足元のペダルを踏むと作品が明かるく輝きだしました。

建物は近所にあるもののようで、帰り路でこの中にあった建物をひとつを見つけましたよ 。






キム・テボン ( 金泰範 ) さんのこの不思議な展示は・・・




中が宇宙ステーションのようになっていましたよ。ワクワクしますね!




これは大野 修平さんの作品、 《 Bugs dress 》 。




大野さんにもお会いすることが出来お話しを伺ったところ、こちらのドレスは捕虫網で作られているらしいです!

コロナでなければ夏に開催する予定でしたから、中に蝶が舞う姿を見ることができるはずだったそうですが、冬に変更になってしまったので、残念ながら映像で見ることになってしまったそうです。




こちらは冨安 由真さんのインスタレーション、《 The TOWER ( Descension To The Emerald City ) / 塔 ( エメラルド・シティに落ちる ) の一部です。



写真では分かりづらいですが、エレベーターの中の机や椅子も縮小版の本物・・・細部まで同じになっていて驚きます。


旧平三小学校での展示を楽しんだ私たちは、再び駅での展示などをみつけながら次は月出工舎へ行きました。

こちらの会場の作品も興味深いものが色々でしたが、一番印象的だったのが 岡 博美さんの 《 その内に持つ色 》 です。



実物の色は写真の色よりももっと柔らかい感じで、体育館の窓から差し込む光が当たって、美しく輝いていました。

朝か午後2時頃がお勧めということでしたが、丁度良い時間に観ることができました。




会場を出る前に、中のカフェでひと休み。ジュースとクッキーを頂きました。




こちらの月出地区、月出工舎だけではなく周辺にもいくつもの作品が展示されていました。

近くの古民家も会場になっていて、家全体を使っての作品が 田中 奈緒子さんの 《 彼方の家 》 。



家具などが床に沈んでゆく感じになっていて、色々考えるととても怖いです。

月出を出た後、この日最後の目的地の養老渓谷に向かいました。

是非行ってみたかったのがコチラ、 『 アートハウスあそうばらの谷 』 。

タイガー立石さんがアトリエとして使用していたという建物です。




展示されていた作品はマルニクス・デネイスの 《 PIVOT POINT - ICHIHARA 》 。

ひとつ目の展示は、この場所から養老渓谷駅までを3Dデータ化し点で描き出しているもので、ゲームのコントローラーを使って映像を動がせるようになっていました。





養老渓谷は、作品のそれぞれの場所が結構離れていて、残念ながら途中で時間切れになってしまいました。

そして、残りはあと1日に。

よく考えて周らないとね・・・

( つづく )
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『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 へ行ってきました

2021-12-29 22:52:26 | 展覧会


ノリくんと一緒に、市原市で開催されていた『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 へ行ってきました。

現代アートをたっぷり楽しんできましたよ。

2014年に 『 中房総国際芸術祭 』 としてスタートし今回で3回目だそうですが、私たちは初めて行ってみました。

最初にひとつだけ、小湊鉄道の上総村上駅にレオニート・チシコフ作《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》 を観に行ったのですが、これがとても面白かったので周りはじめ、結局3日間かけて観て周ることになったのでした。

今回は、五井駅でパスポートとガイドマップを入手して周り始めたお話です。



市原市、実は結構広くて、作品は点在している上に多数。ご紹介できるのは、沢山の作品の中の一部となってしまいます。


まずは五井駅の機関区へ。普段は入ることが出来ないらしいので、なおさらワクワクです。

客車に入ってみると、映像作品が。ザンナ・カダイロバ作 《 Ichihara-Pushcha-Vodytsia 》。




こちらアレクサンドル・ポノマリョフ作、 《 Questions of Evolution ー進化の問題ー 》 。ノリくんと、作品としてよりも車両に興味津々です 。




車両は中に入ることもできましたよ!




ノリくんは、これが気になったみたい!




駅のホームにも作品があるので、パスポートで入場します。

こちらはアデル・アブデスメッド作、 《 Play it Again 》 。動画でないとわかりませんが、自動ビアノで哀愁のある曲が演奏されてました。




五井駅を出た私達は、小湊鐡道の駅の駅舎に展示されている作品 を見ながら南下し、牛久駅までやってきました。

牛久駅周辺では、数か所が会場になっています。

安藤要商店の中に設けられていた作品は、マー・リャン ( 馬良 ) 作、 《 移動写真館 》 。

新型コロナのために今回は出来ませんでしたが、衣装や小道具なども置いてあるので、身につけて写真を撮ることができる様でした。






こちらは柳 建太郎さんの 《 KINETIC PLAY 》





ガラス作品なのに動かすところが沢山あって、ビックリです。

娘は美大でガラス工芸を学んでいたので連れて行ったら詳しい説明をしてくださり、とても感激していました。


上に置いてある銃は、ポップコーンをマシンガンのように乱射させたい・・・ということで作ってみたそうです。



でもね、連射は難しかったようです。

色々お話しさせていただくうちに、実はご自宅が近くなことがわかりまたビックリでした!ノリくんも言ってましたけど、世間は狭いですよね・・・

初日はココまでで時間切れになりました。

実際に回ってみたら見応えはあるし面白いしでもっと見てみたくなり、再訪を決意。

2日目以降はガイドマップを見ながら、ちゃんと作戦を立てて周ることにしたのでした。

( つづく )



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