planetary days,

不惑とか嘘だよ。惑う惑う。ふらふらと。

WindowsMobile PDAの終焉?

2009年08月20日 | (ノ゜∀゜)ノ
いまさらだけど、ZuneHDの仕様が公開されたとか。

MIDにWebブラウジング、ソーシャルネットなどの機能を盛り込んで、追加アプリ販売も・・・ という単機能機→汎用端末化の流れは、日本ではワープロや電子辞書でおなじみの流れですな。
で、その影で第一次(初代Palm、Newton、旧Zaurus)・第二次(Palm)のPDAブームが押し流されていくという。
それでも細々と続いてきたPDA(電話非搭載)は、最後のPDAプラットホームであるWindowsMobile系も音楽プレイヤーに巻き取られてしまうんだなあと、時代の流れを感じてしまう。WM自体はスマートフォンや組み込みOSに残ってはいるが。
更に言ってしまえば、WindowsMobileベースのスマートフォンも、はっきり言ってiPhoneにイメージ的に負けてるということもあり、自分がMSの人間だったらZuneHDをベースにZunePhoneを出すよなあと。

結局、ソフト開発者のブリーディングを手厚くした所で、プラットホーム売り上げが上がるかというとそうでもなく、端末上で集約的にアクセスできるマーケットを運営する方が儲かるという事にMSも気がついたのだと思う。
AppStoreを直営でやることによる旨みは、Xbox360でのバンナムの成功(かなり特殊だけど、IM@SはDLC売り上げで3億円以上とか)を知っているだけにApple以上に体感しているだろうし。
その際に、マーケットに掛かるコストを削減するには、Commonというだけではなく、Homogeniousなプラットホームが有効なのだという事も、考えてみれば当たり前で。

共通基盤という考え方は、過去から何度も構想・着手されては発散して来たけれど、つまるところ共通化→後先を考えない共通部分の肥大化や多様化→メンテナンスコストの破綻/共通化推進団体の鞍替え/利用者分散による先細り→地盤沈下の歴史でもあるように思う。

Apple、Android、Microsoftと出揃った、各陣営のAppStoreが今後どこまで市場としての盛況と統制力を維持できるかはわからないが、歴史を繰り返さない努力はして欲しいものだ。
コメント
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