生徒さんに聴いてもらっている作曲家シリーズ。
以前は公開1カ月前に作っておりましたが、今は結構前に作り終えています。
今月のフォーレは昨年10月に作ったもので、今年が没後100年などとは知らずに作りました。
偶然ながら良きタイミングです。
さて、今日は9月の作曲家を作り始め、けっこう有名どころは作り終えたので誰にしようか悩み始めております。といっても、まだまだ作曲家はたくさんいるのでネタに尽きたわけではないのですが、曲は知っていても作曲家自身のことは自分もよく知らないので、新たな勉強になっていて面白いです。
インターネットが使えるから調べられることで、本しかなかった頃でしたら大変な作業です。
9月はサティにすることにしました。
旋法的にドビュッシーやラヴェルに影響を与え、さらに拍子ではストラヴィンスキーに影響を与え、それが現代の図形楽譜につながる、とけっこうなキーパーソンです。
なのに音楽の異端児、変わり者と言われて。異端児だからこそなのですが。
曲はもう絶対これは欠かせないと、ジムノペティ1番をyoutubeで探しましたら、チッコリーニの演奏がありました。
どれどれ、どんな風に弾いているのかなと聴きましたら、メロディーの最初の「ファ~ラ~」で、あつ、すみだトリフォニーで聴いたチッコリーニだ、でした。何とも言えない色気。しかし、そのあとの表現はとても家具の音楽としては聴けませんでした。
沁みて沁みて。
このような演奏は真似できるものではないです。なんでしょうこの魅力は。
短い。短かすぎる。
何度リピートしてもすぐに終わってしまう。