おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ゴリン先生の小道具 ボール

2017年11月12日 | 不思議な音の国
ゴリン先生の小道具の中に子供の手の中に入る小さなボールがあります。

手の形を丸くするのに使うわけですが、私はあまり手の形の事は言わないので使う機会があるかわからないと思っていた小道具です。

ところが今週、2人の生徒に使うことができました。

4歳と5歳の生徒さんです。

1人は、3の指で音の出し方をしていたら途中から3の指だけ出して弾き始めてしまった生徒さんです。
使っていない指も全部出しておくように言ってこわばった他の指をほどいても、「これで弾けるからいいじゃないか」という調子でまた元に戻してしまいます。

そこで、ボールを握ってもらいこの形のまま3の指だけが音を出すとやってもらいましたら他の指を引っ込めることはしなくなりました。

もう1人は1の指の先端で弾いた生徒です。
いつもはそのような弾き方はしないのですが、きっと急に、他の指と同じ所で弾かなければいけないと考えたのだと思います。

そこでボールを握ってもらいました。
握ってもらった時に親指の先端をコップの口を持ち上げる時のように下に向けたので、横にしておくだけでいいのだと直しました。

そしてこの形のまま1の指を弾くように言いましたらあっさり直すことができました。
ついでに他の指まで良くなっていました。


ボールです。笑っています。まだ袋に入れたままです・・

ゴリン先生は技術を視覚化させて生徒さんに伝える方法を考えられていらっしゃると思います。
今回のボールは他の先生も使われているかもしれませんが、カエルとスライムは発想として私の中には全くありませんでした。
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