今月、生徒さんに聴いてもらう作曲家はプロコフィエフ。
もちろん生徒さんは誰も知らない作曲家です。
自分のことを思い出してみても、高校生の時でさえこの作曲家は知らなかったと思います。
難しい曲を書く人という印象がありますが、子どものために書かれた作品で良い曲がけっこうあります。
子どもたちに弾かせたいと思うのですが、ゆっくりとした曲でも音楽的に易しいわけではなく、今度はメカニカルなテクニックが可能になる頃には年齢的に合わなくなるという具合で(子どものための作品において)、趣味でピアノを弾いている生徒さんには結局薦めにくくなります。
と書きながら、そういえばロシアでは才能のある子どもにはプロコフィエフを弾かせると聞いたことがあったのを思い出しました。
こちらはAlexandra Dovganちゃんが6歳の時の演奏です。
4曲弾いていますが、プロコフィエフの「子どものための音楽 Op.65」から<タランテラ><月は草原の上にのぼる>を弾いています。
10’14”から<月は草原の~>です。
現在は国際的に活躍するピアニストに成長しています。今年17歳。